見出し画像

スキル:正しいやり方、フォームが分からずに練習していることは意外と多い(第13号2022/12/15)

こんにちは。インストラクターChiakiです。
今回のテーマは、練習のやり方についてです。

スタジオのパーソナルトレを受けている児童や学生は、フィジカルや柔軟性強化そのものが直接の目的ではなく、彼らが取り組んでいるスポーツのスキル課題の克服・達成が目標であることがほとんどです。

「この技ができるようになりたい」「この動きがいつもスムーズにできない」「速く走れるようになりたい」など、何かしらの具体的な課題があって、それを達成するために体幹を鍛えたり、柔軟性強化に取り組んでいます。


そのため、トレーニングとそのスキルで行う動作を連携させて、スキル練習もイメージできるようにトレーニングしています。

ですが、生徒自身がそのスキルの正しいやり方を分かっていないケースも案外多い。
正しい動き・動かす順番、重心や視線の位置など、わたしが細かく確認するせいもありますが、全部を理解している生徒はこれまでを振り返ってもかなり少ないです。


より、正確にいうなら「全く知らないわけではなく、前に指導を受けたけど忘れてしまった。なのであやふやになっている。」という感じです。

練習ノートを取り入れている生徒の場合も、「わからないこと」の欄が必ず埋まるので、わからないままに練習している可能性は結構高いのかもしれません。


正しい動きがわからないままに練習しても上達はできませんので、なんらかの方法で正しい動きを確認してからスキル練習に取り組んでもらいます。

一番良いのは指導を受けている先生やコーチに確認してもらうのが良いのですが、それはそれで難しいという生徒も結構います。(先生に訊きづらい理由については長くなるので別の機会にまた書きます。)


指導者に直接確認できない場合は、保護者にも確認しながら一緒にYouTubeで動画を探してスロー再生したり、「どの筋肉を意識したらよいか」「この可動域はどうなっているか」などを確認します。


内容によっては動画がないものもありますから、そういうときは、似たよう動作から推察したり、本で調べたりなどしてとにかく基準となる正しい動きを知るところから始めています。


また、生徒は一度は指導を受けているので、そのときの先生とのやりとりを思い出してもらう、という手もあります。
「こういうときに足はどこにするとか言ってなかった?」「できている子はこのときの体勢はどんな感じになっている?」など、ちょっと掘り下げて具体的に質問をしてみると、「ああ、そういえば」と思い出すケースもあります。


もし、お子さんが取り組んでいるスポーツでなかなか上達しないな、と思ったときは正しいやり方を理解しているか、一度確認されるのが良いと思います。
理解していない様子でしたら、少し具体的に質問を投げかけてみると、その会話をきっかけに思い出す可能性もあります。


最後までお読みいただきありがとうございました。


◎今週のやってみよう!
今回の筋トレは、第7号でご紹介した筋トレをバージョンアップしたものです。

(参考)第7号で紹介した天井蹴り上げ腹筋

今回は、この足裏の上に軽いボール(ピラティスボールなど)、もしくはタオルをのっけてみてください。

そのタオルやボールが足裏から落ちないように天井に向かっておへその下あたりを意識して蹴り上げます。(下記インスタのリール動画の後半部分です)

とてもむずかしいので、2~3回続けてできたらすごいですよ!

ポイントは、蹴り上げのときではなく腰を床に戻すときです。このときにバランスが崩れやすくなります。

腹横筋を意識しやすくなるトレーニングなのでぜひ実践してみてください。

もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。