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運営者の雑感

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スタジオWeBA(ウィーバ)の運営者が書く、日々感じていることなど。不定期更新。
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2018年9月の記事一覧

#60 ひとに会って話を聴く意義

昨日、こちらのトークライブに参加してきました。 バルミューダの寺尾玄さん。 『行こう、どこにもなかった方法で』を購入したときに整理券をいただくことができ、参加してきました。 会場は、丸善丸の内本店の中にあるイベントスペースで行われ、ざっと見た限り60名分の椅子が用意されていました。人数に限りがあったようで、参加できたのはラッキーでした。 わたしは会社員を辞めてスタジオを作り始めてから、すべての時間を目の前のことに集中させていました。 しかし昨年、ライフネット生命保険創

#59 頻度が低くても継続が大切

エクササイズを提供しているスタジオなので、「何をどれくらいトレーニングしたら体にどういう変化が表れるのか?」ということは、スパっと言い切りたい。 でも、お客さんと接すれば接するほど、一般化して大々的に言い切るのは難しいです。というよりも、できないと思っています。 なぜなら、日常的な筋肉の使い方やクセがみなさんそれぞれ違うので、結果的に筋肉のしなやかさや強さ、柔軟性、これらが全部異なる。 筋肉がつきやすい、脂肪がつきやすい、というのもひとによってかなり差があります。同じデ

#58 ネット検索でいい、を改めた

前回、ことばの感度について書きました。そして、思うことがありまして、翌日に広辞苑を買いました。 広辞苑は普通の辞書と比べると、分厚いし重いし金額は通常の辞書の3倍。実はウジウジと3日間くらい悩んでいたのですが、前回のコラムを書いたことで”あること”に気づき、購入しました。 ”あること”とは、わたしの場合は「ネット検索だけを続けていると分かった気になりやすい」ということ。 わたしはこれまで文章を書いているとき、表現の使い方に多少気になった部分があったとしても、調べずに済ま

#57 発信して気づける言葉への感度

ブログやホームページ、noteで、何かを発信し始めてから2年半ほど経過しました。書いた記事数は合計すると260前後。 このくらいになってやっと、自分の発信することばに対して敏感になってきているな、という実感が湧いてきました。 最初から、ことばには注意していました。しかし、意識しているつもり、止まりでした。 たとえば、前回のnoteでは、脈拍数と心拍数ということばが出てきます。前回のnoteで書く前にも何度か、自分のブログでも使用していましたが、わたしは無意識のうちに両者

#56 体を知るアイテムと心拍数の違いに見る体調変化

ちょうどスタジオをオープンする少し前から、脈拍計測機能付き活動量計を使用しています。私が使用しているのは、EPSONのPULSENSEという製品、そろそろ2年半くらい経過します。 購入したきっかけは、1日の消費エネルギーや歩数、睡眠の動向などが分かるという興味本位です。 そして、結果的にこれらを毎日計測されていることは、かなり日々の生活に役立っています。 たとえば、睡眠は深い眠りと浅い眠りを判別して表示されるので、睡眠時間が長くてもほとんどが浅い眠りだったら、その日はあ

バルミューダの創業ストーリー、寺尾玄さんの『行こう、どこにもなかった方法で』を読んでる。 この一文はちょっと胸に刺さる! ”失敗は私たちに多くのことを教えてくれる。(中略)しかし、失敗という経験の中で最も貴重なのは、自分の本当の願いが分かることではないだろうか。”

#55 初めての印象を思い返してみる

自分がサービスを作り、提供する側になってから、自分がこれまで経験してきたことの”初体験”の印象をときどき思い出しています。 なんだかんだと長く継続できていること、継続して通っている場所、長くお付き合いのある方、などを思い返すと、自分でも不思議なのですが、一番最初の印象が必ずしも良いわけではなかったことに気づきました。 全部が全部というわけではないけど、すごく良い印象だったということよりも、大して印象にないか、もしくはちょっと「えっと・・どうなんだろうコレ」みたいなケースが

#54 ”事実”と”解釈”は分ける

会社員時代に上司から口うるさく言われて良かったなシリーズ、2回目。 先日「言葉の定義」について書きましたが、今回は”事実”と”解釈”をごちゃ混ぜにしない、ということについて書いてみたいと思います。 会社員時代、提案書を作成するときやお客さんとの商談の場において、書いていること・話していることは、”事実”なのか”解釈”なのかを常々、意識するようによく言われました。 ”事実”を基に、どう”解釈”したか、そしてどのような”判断”をしたのか。 よく使われる事例をご紹介すると

#53 備蓄は予測可能なストレスをコントロールできる

豪雨、台風、地震、自然災害が日本のあちこちで頻繁に発生していますね。 ここ数年はなんだか発生頻度がとても高いような気がするし、災害が起こるたびに、「自分の身にふりかかったら・・」と不安になります。 でも、災害はいつ起こっても不思議ではない。 ということを常に頭の中に入れて、日々を送ることが必要なんだな・・と感じています。 そして、備蓄を改めて見直しました。 東日本大震災以降、何度か水や食料品、電池など揃えたものの、期限が切れたものを補充できていなかったりしている現状

#52 エッセイは紙のほうが読みやすい

あそうかも。さんの『どこでもない場所』を買いました。 noteを定期的に読んでいる人ならご存知かもしれませんが、こちらの内容はnoteで全体のエッセイの半分くらいを公開しています。 書籍を購入しなくてもタダで半分読める状態なんです。 すごい! このことを知って、noteで何話か読み始めました。けど、「おもしろいな~」と思いつつも、なんだか頭に入りづらい。 なんというか、目がすべる感じ。 読みたいし、読んで面白いのだけど、読みづらい。 ということで、昨日書籍を購入

#51 あいまいな言葉は具体的にする

会社員のときに叩き込まれたことで、いまでも「あれは良かったな」と思うことがいくつかあります。その中でも ”言葉の定義” について口うるさく言われたのはとても良い経験でした。 コンサルティング会社が作成する提案書は、とにかく "言葉" の定義に重きを置く傾向が強いと思います。 「この単語、どういう意味?」 「この表現とこれはどう違うの?」 しっかり意識して言葉を選ばないと、上司が提案書をレビューする時に矢継ぎ早にツッコミが入ります。 とくに、よく注意されたのはこちらの