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【Interview】我が為――「自問他答NIPPON」に込めた、自分自身をさらけ出す力

ミケのソロプロジェクト「我が為」が、始動から1周年を迎えた。1st Anniversary東名阪 ONEMAN TOUR 「LIVE」の東京公演は見事SOLD OUTを記録し、着実にその名を広めつつある。8月2日には、1st SINGLE「自問他答NIPPON」をリリース。ここにも表れている彼自身の人生における音楽観を覗きつつ、納得の行く形を追求しながら音楽に向き合っているミケの想いを聞いた。「まだ歌いたい」と進みだした時から、自分の歌を存分に発揮出来るオリジナルの道をゆく「我が為」に迫る!

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【<俺、まだ歌いたいな>ってメチャクチャ思ったんですよ】

――我が為、1周年を迎えましたね。早速ですが、この1年間はいかがでしたか?

「メチャクチャ大変だったなっていうのが第一にありますね。自主になってソロになってっていう、初めての事がとにかく多かったから、目まぐるしかったなっていう印象です。やっぱり今までの経験じゃ追い付かないような事がいっぱい出てきたから、辛かった部分もありましたけど、その分楽しかったですね。本当に、バンド時代よりも濃い時間を過ごせたなと思っていて、もちろんバンド時代が薄かったっていうわけではないんですけど、やっぱり責任感とかプレッシャーはソロになってから何倍にもなっていたんで、この1年間だけでもメチャクチャ濃かったですね」

――Blu-BiLLioNが解散してから、我が為の活動を発表するまでの約1年間、その間にミケさんがどんな事を考えていたのか?という事も、このタイミングで改めて伺いたいと思いまして。

「バンドの解散を発表した後にコロナ禍に入っちゃって、ツアーが決まっていたのに最初の方はライブ自体出来なかったんですよね。解散は決まってるのにライブは未定、延期の繰り返しで、どういう気持ちでいればいいのかっていう……俺は、っていうかメンバー全員そうだったんです。だから先の事を考える事も出来なかった。でも、コロナ禍じゃなかったとしても、たぶん自分は先の事は考えられなかったと思います。解散が決まっている中で、<次、こんな活動しよう>って思っていたら、解散に向かえないじゃないですか。だから本当に、バンドが解散するまでは何も考えていなかった、というよりも考えられなかったんです」

――解散ライブが一つの区切りとなって、今後を考えたという事ですね。

「はい。解散ライブは、言ってしまえば10年ぐらい活動しててもちろん気持ちが入っているから、最初から泣きそうだったんですよ。でも、泣いちゃうと歌えなくなっちゃうから堪えながら歌っていたんですけど、最後の曲を歌い終わった時に<これで本当にステージから降りて、俺は歌えなくなっちゃうのか>って思った瞬間、<それは本当に嫌だ>って思ったんです。その時、<俺、まだ歌いたいな>ってメチャクチャ思ったんですよ」

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