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【Interview】コドモドラゴン――生まれ変わるための“ダビ”

24th maxi single「ダビ」が7月17日にリリース。タイトルのインパクトはさることながら、今回も崇高極めた楽曲が誕生した。前作「噛砕」からのカタルシスを感じさせ、一層強靭となったコドモドラゴンの心境に迫る! 7月20日の東京・赤羽ReNY alphaを皮切りにスタートするONEMAN TOUR 「ベンタブラック」と経て、11月15日にはなんばHatchにて14周年記念 ONEMAN LIVE「ハッチッタ Hatch→CITTA' -EVE 1-」を開催。こちらは、周年ライブ恒例の“ジャージ限定ライブ”となる。バンドにおいて変わらないことと、唯一無二を指す変わっていたいという気持ちを持って、「また、ここから」と志を新たに突き進んでいく姿に注目だ。

【過去の自分を清算できたから、次に進もうと思ったからこそ出てきた言葉だったんですよね、“ダビ”って】

 ――率直に、「ダビ」はハヤトさんの中でどういった心境のもと制作がスタートしたのかが気になったんです。

ハヤト 前作の「噛砕」は、47都道府県公演とワンマンツアー(「噛ミ付ク、最適解。」)が終わってから考えてたこと……ふと思ってしまった、漠然とした孤独感かな。47(47都道府県ワンマンツアー)をやり切って燃え尽きて、そこで得るものが大きかったからこそ“ハヤト”っていう1人の存在に目を向けたとき、「僕はなんなんだろう?」とか「どう生きたいんだろう?」っていうことを考えて、結構悩んだんですよね。「音楽を続けるべきか」とか「この先に何があるんだろう」って思いながらも、バンドもライブも、ファンのことも好きだしってごちゃごちゃになって、じゃあここで自分を知ってもらおうと思って、自分の弱い部分を出したのが前作で。

――そうでしたね。なぜ心境の話から伺ったかというと、「噛砕」を引っ提げてのツアー「噛ミ付ク、最適解。」のファイナル公演で、「生きるのが嫌だった」という言葉も交えながらバンドに向き合う現状の“最適解”をお話していたのが印象的で。恐らく「ダビ」は、その答えを見つける過程でできたものだったんじゃないか、と思ったからなんですけれど……。

ハヤト いろいろ考えたし精神的な波も大きかったけど、ツアー中に早めに答えは見つかったんですよ。自分の中で答えが出たし、“燃え尽き症候群”みたいなものを「嚙砕」で形として残せたことで過去の自分を清算できたから、次に進もうと思ったからこそ出てきた言葉だったんですよね、“ダビ”って。

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