【Interview】Ashmaze.――自分自身への“怒り”を乗り越えた先に見出すもの
2月28日にリリースされた、6枚目のシングル「IGNITE」。“怒り”をテーマに生み出した新境地なサウンドと、そこに描かれたメッセージとは? 最新作について伺うとともに、メンバーそれぞれが持ち続けているポリシーに触れながら、Ashmaze.の現在に目を向けたインタビューをお届けする。
【曲で“怒り”を表現する――多少重たさがある曲がいいかなっていうことを漠然と頭に入れながら作った曲だったんです】
――早速ですが、新曲「IGNITE」はどんなことに着目しての制作だったのでしょうか?
双真 まず、“怒り”というテーマがあったんです。
諒 双真から出てきたテーマに当てはまる曲を出して……僕は、2曲ぐらい出したかな。1曲はストックとしてあったもので、ちょっと古なメロディーな感じで個人的には気に入ってたんですけどね(笑)。でも、それはちょっと今回のテーマとは違うかなっていうので、新しく作ったもう1曲が「IGNITE」になりました。
――諒さんなりの“怒り”を表現した曲、ということですね。
諒 曲で“怒り”を表現するって、すごく難しいというか。シンプルにツタツタツタ……みたいな、Ashmaze.の曲でいう「拝啓、嫌いなお前へ」みたいな曲だろうと最初は思っていたんです。でも、ライブで盛り上がる曲がいいとはいえ、いわゆる騒げる発散曲みたいな曲じゃなくて、多少重たさがある曲がいいかなっていうことを漠然と頭に入れながら作った曲だったんです。
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