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【熱性けいれん】子ども2人計7回を経験して

下の記事「【てんかん】次男の定期受診のはなし」で少し触れた「熱性けいれん」について今回は記事にします。

てんかんの記事ではさらっと流してしまいましたが、息子2人とも熱性けいれんがあります。

長男初の熱性けいれんは10ヶ月のとき

忘れもしない、5月生まれの長男が10ヶ月のとき、初めてのけいれんが起きました。
そのころはまだ婚姻中で、たまたま義実家に遊びに行っていたときでした。
義実家といっても元旦那の両親は居らず(義父は亡くなっていて、義母は彼氏と別の家に住んでた)義祖母が一人暮らしでした。

初の熱性けいれんの時も微熱があった長男をおばあちゃんが抱っこして寝かせてくれていました。

突然、おばあちゃんが「長男くんが震えてる・・」と言ったんです。
悪寒かな~?と覗くと、

ガクガクと激しいけいれんをしながら眼は上転し、一気にチアノーゼが出て口から泡を吹いていました。

もう私も元旦那もおばあちゃんもパニック。
熱性けいれんっていう言葉は知っていたけど、どういうものかは見たこともなかったし咄嗟にもしかして!とは浮かばなかったです。
ほんっとに、不謹慎ですが「〇んだ」と思いました。

私は急いで119番をし、質問に答えていました。
電話してる間にけいれんが収まり、おそらく2分程度だったと思いますが、けいれんのあと長男はそのまま意識を失い、眠りました。
その時の体温は39度後半だったと思います。

数分間の激しいけいれんあとにそのまま意識がなくなったので、元旦那は「おい!!大丈夫か!!!!!おい!!!!!!!」とものすごく大きな声で話しかけていました。

初の熱性けいれんだったので、そのまま救急車で病院へ行き、1ヶ月の早産で産まれた長男は気管が少し弱かったため酸素の値が上がらず入院になりました。

初めてのけいれんだったら、熱があって熱性けいれんって判断できても遠慮せずに救急車呼んだらいいよって救急隊員さんに言われました。

ちなみに、熱性けいれんが起きたら気を付けること

・けいれんが始まったら継続時間を計る
・けいれんが部分的か全体的か確認する
・呼吸がしやすいように頭を高めに寝かせて右半身を下に向ける
・大声で声をかけない
・2回目以降でも15分以上のけいれんは救急車を呼ぶ

さらに、熱性けいれんには単純型と複雑型というのがあると教えてもらいました。

【複雑型】
・けいれんの持続時間が15分以上
・けいれんが半身や一部と局所的
・けいれんが24時間以内に繰り返し起きる

複雑型のけいれんが起きた場合には即入院だと言われました。

長男は4歳半までに5回ほど熱性けいれんをしましたが、熱性けいれんによって入院したのはこの時だけでした。
(別件での入院は3回ほどありますが・・・)

次男初の熱性けいれんは1歳7ヶ月のころ

これまた忘れもしない、2018年1月13日(私の誕生日)でした。
仕事の都合で、成人の日を含む3連休、子どもたち2人を実家に預けていました。
私自身は実家とあまり折り合いがよくないので行く予定はなかったのですが、夕方に突然妹からの電話が鳴り、出ると

次男がけいれんしている

とのことでした。

長男の時に学んだ、熱性けいれんで気を付けることを伝え、時間を計ってもらいました。
母が次男を抱え、うずくまっていた写真が送られてきたのを覚えています(笑)
そのまま電話を繋げて様子を聞きながら実家へ行く準備をしていましたが、けいれんが始まって15分が過ぎたので救急車を呼んでもらいました。

我が家から実家まで、高速を使っても3時間半くらいかかるのでとりあえず救急車・病院には母と妹に付き添ってもらい、私が到着次第に交代しました。

次男初の熱性けいれん。
けいれん自体は長男ほどひどくなかったものの40分と長く、救急車で病院に着くまでずっとけいれんしていたそうです。
複雑型熱性けいれんということでそのまま入院。
熱は41度前後が続きました。
幸いどこにも異常はなく熱も長引かなかったため病院に2泊して、実家に不本意ながら1泊し、長男・次男と3人で帰宅しました。

そこから数ヶ月後に2度目の熱性けいれんが起き、2度目も25分と長く続きましたがかかりつけ医を受診し入院設備がない病院だったことと2度目だったことで入院にはなりませんでした。

次男は2回とも複雑型だったことで、それ以来発熱があったときにはダイアップという抗けいれん薬を服用しています。

(そういえばもう1回熱性けいれんがあった気もしますが・・)

息子2人合わせて計7回(くらい)の熱性けいれんを経験し、次男のてんかんのけいれん発作にも同じように対応しました。

そして、この経験は小さい子の居るママさんに話したりして何人かに伝えています。

中には、私が話をした後に熱性けいれんを起こしたけど、ちゃんと時間を計れた!という声もありました。

実際に経験しなければ分からないことってたくさんあります。

ましてや子育てなんてそんなことばかりですよね。
話には聞いてたけど~・・と思うことの連続です。

出産も、夜泣きも、離乳食も、保育園も、病気も、イヤイヤ期も。

もちろん、子どもの成長の喜び、可愛さ、憎たらしさも我が子を心配する心も全てそうです。

子どもを育てる人生を経験しないと手に入らなかったものがたくさんあります。

そしてこれからも私は息子2人の親として、違う人生にはなかった経験をしながら生きていくんだなぁとしみじみ思います。

子どもだけが人生ではない、けど、あなたたちのお陰で私の人生はとても楽しいよ。

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