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修学旅行の夜は大体寝なかったですよね

みんな雑談が好きなんだ

多分に漏れず?例のアプリを入れました。Clubhouseです。
先週末あたりからTwitterで話が目立ち始めて週明けたら一気に流行りがきた感じ。
運よくお誘いをいただき火曜日からスタート。
その日は友人たちとクローズドルームで話はじめて気づけばAM3:00。。。
だらだら話してしまうとあっという間に時間が溶けていきます。

なかなか人と会えない

在宅で画面とにらめっこなので、ZOOMも疲れる

そんな毎日に現れた声だけのサービスは、今の雰囲気にマッチしていたのかもしれません。

インフルエンサーだけでなく芸能人の方も入ってきてかなり盛り上がってます。

Giveファーストが作る平和な場所

このサービスがこれからどうなっていくのか。
最初は招待できる数が少なくて比較的ゆったり拡がるのかなと思ってましたが、ここにきて招待できる数がどんどん増えるのでこれは一気に来るかもしません。
そうなると一気に治安が悪くなって、だいぶ今と違う雰囲気になるんだろうなと思います。

今はみんな打算的なものはあんまりなくて(一部なんかそんな雰囲気のルームはあるけど)、普通に考えたらこのサービス上でマネタイズもできないし、特に有名な方がやる意味ってビジネス的にはあまりないと思うんです。

でもみんなどんどんルームを作って話をしている。
これはそれぞれ色んな狙いがあるんだとは思いますが、「話す」にフォーカスするとただただGiveの行為だなと思います。
だから今のClubhouseの雰囲気はすごく平和。
みんながそれぞれの持っているものを出し合って話す。これってかなり豊かだなと思います。
この雰囲気は大好きです。

わちゃわちゃしてるのって良いよね

結構Twitterでも言われているのですが、友人たちとクローズドでルーム作ったりするとこれって修学旅行みたいなノリがある。
旅館の大部屋で布団にくるまってだらだら話す感じ。
くだらない話をしつつ不意に真面目な質問がきたりするリズム感はまさに修学旅行の夜。
荒川弘さんの『銀の匙』で繰り広げられる生徒たちのわちゃわちゃ感や、山口つばささんの『ブルーピリオド』に出てくる主人公と高校の友人たちの夜遊びのようにある種の多幸感があって良いなぁと思います。

仕事とは違う横のつながりを飲み屋に行けなくても気軽に深めていけるのは今の時代ならではなのでしょうね。

感じるのはノスタルジー

もちろん全く知らない人と出会えるセレンディピティ的な要素は多分にあると思います。
ただこれから拡がっていくと今のサービス設計と日本人の気質的に難しくなるんじゃないかなと感じています。(今はアーリーアダプターの人たちなので可能になってるのかなと)

それよりも私は「わちゃわちゃ感」を楽しみたい。

大人になって忘れてしまった、最近マンガでしか見てないような雰囲気を”たまに”味わうものになるかなと思います。

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わちゃわちゃを楽しむマンガ

文中に出てきた2冊をご紹介します。どちらも学生たちの青さや熱さがふんだんに盛り込まれた最高の青春マンガです。

『銀の匙』荒川弘

名作『鋼の錬金術師』の荒川弘さんが描く青春マンガ。
本作でもシリアスとコメディのリズム感が心地よく、動物の生や農業の厳しさといった重いテーマも扱いながらも楽しめる内容になっています。
全15巻

『ブルーピリオド』山口つばさ

アニメ化も決まった人気マンガ。頭が良くて要領も良い、だけどちょっと不良な高校生が東京藝大を目指す話。
主人公や周りの受験生の葛藤が丁寧に描かれています。読みながら美術にも詳しくなれたりする作品です。
(出てくる主人公たちの作品も素晴らしい)
9巻以下続刊



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