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海外初渡航は…韓国の地方⁉

"WANTTO note"とは 「2018年に立命館アジア太平洋大学(通称:APU)で結成された人の"夢"にフォーカスを置いたイベントを行う"WANTTO"」 のメンバー1人ひとりが周回制で記事を担当している、APU生ならではの様々なリアルを映したnoteです。

初めまして!!
APUこと、立命館アジア太平洋大学1回生の岡本杏梨(おかもと あんり)です!
6月から学生団体であるWANTTOに入ってから早半年、時の流れの速さに驚く日々です(笑)

さて、今回のnote企画ですが、「わたしの旅行記」ということで何を書こうかと頭を悩ませておりました。ここ半年での旅行の記憶…ウーン…

( ゚д゚)ハッ!

そういえば今年の6月に初めての海外渡航をしたんでした!!
過去18年間で海外経験のない私にとっては、近場と言われる韓国でさえもドキドキが止まりませんでした。
旅行と言っても大学のプログラムの一環ですが、濃密な韓国での5日間を過ごしたので、折角なら記憶をほじくり出して綴っていこうと思います。


プログラムについて

はじめに私が参加したプログラムについての説明だけ、チラッとしておこうと思います。このプログラムではグループが作られ、それぞれのグループに2つの課題が課されます。1つ目はくじ引きをし、くじに書いてある目的地に公共交通機関を使って自分達で行くこと、2つ目は事前にグループで作成した韓国に関するアンケートを目標数集めることです。お、意外と簡単じゃね?と思うかもしれませんが意外ときついんですよ。これ。理由のひとつとして原則検索目的でのスマホの使用は禁止。道順などわからないときは人に聞くしかありませんし、目的地に関しては田舎か都市かもわかりません。もうひとつ理由があるとしたら、アンケートは路上アンケート方式で、超アナログなところです(笑)紙媒体で準備しておくのも大変だったなあ…

1日目 初上陸!韓国!

韓国までは福岡港から出発します。なので別府を出たのは朝5時台…普段から割と朝は強めなので寝坊の心配はしていませんでしたが、準備うんぬんで4時起床は辛かったですね。時間どうりバスに乗り、無事グループメンバーの全員と会え、福岡港に到着。そこから船に乗ることおよそ4時間。たった4時間で行ける海外ってすごいなぁと改めて思います。到着した港は釜山(プサン)港。釜山が発展都市なのは既知の事実でしたが、いざ目の前で見ると想像以上でした。そして目に入る文字はハングル、ハングル、たまに英語…!!あぁ、来たんだな、としみじみ思った瞬間でした。

釜山港からの眺め。超都市!!


そういえば、釜山港についた時に目的地くじ引きをしていました。私たちグループの目的地は五松(オソン)堤川(チェチョン)でした………どこ?が私たちの一言目でした。あいにく韓国の土地勘のない私にとって本当に未知過ぎて、釜山からの距離感も行き方もわからないのに行けるのか、不安しかありませんでした。でもとりあえず動かなければ話は始まりません。メンバーと駅構内の特急列車券売り場に行き、行き方と券の購入法を聞きます。どうにかこうにか買えた乗車券を携えて乗れた列車はKTX(韓国高速鉄道)。日本でいう新幹線のような存在です。

乗り心地快適なKTX。

KTXに揺られることおよそ2時間半!!(思ってた以上に遠かった…)
いよいよ最初の目的地、五松に到着~。
この時点ですでに現地午後5時過ぎ。急いで宿泊地を探します。そう、ホテルも予約はなしで、自分たちで探さねばならんのです。五松駅から歩いて周辺のホテルを探していると、さっそく호텔の文字を発見。とりあえず入ってみます。韓国でも英語は通じると聞いていたので英語での会話を試みます。
が、はじめに話したフロントの方は英語を聞き取れるものの、話せない雰囲気…しかし途中で別の店員の方が来てくださり、英語での対応に快く応じてくれました。無事に部屋の確保ができたところで、腹ごしらえに向かいます。町の商店街を歩いているところで私たちの目に留まったのは、焼肉屋さん!!まさに町中の地域店、と雰囲気のあるお店です。夫婦で営まれているようで、少しシャイな奥様とフレンドリーな旦那様が素敵なお店です。肝心の食事はというと、本当に量がすごい!!初めに出てくるサラダに漬物、スンドゥブetc…さらにメインのお肉の種類も多くて、定番サムギョプサルも美味しくいただきました。最後に出てきた座布団みたいなお肉(?)は謎でした…(後日調べたところ、「コッテギ」と呼ばれる豚の皮だったようです。)

左:店員さんが手ずから切ってくれるサムギョプサル
右:座布団のようなコッテギ。コラーゲンを感じます。

2,3日目 私、心折れましたの巻

本当は2,3日目それぞれを事細かに書いていきたい所ですが、そうするとおそらくnoteだけでは足りなくなってしまうのでそれはまたの機会で。今回はさっくりとお話しします。さて、私たちは目的地に着くだけが課題ではありません。そう、不安しかないアンケート課題を進めなければなりません。全員で300枚、グループは6人居たので、1人当たり50枚の回答を得なければ目標の達成は不可能です。正直、50枚ならいけない事もないかな~とのんきに思っていましたが、この後地獄を見ることになるとは……(´;ω;`)
はじめにアンケートを始めたのは五松駅周辺でした。駅周辺なら人もいるだろう、という算段です。しかしいざ始まってみるとどうでしょう。そりゃ外国人の学生がいきなり片言で話しかけてきてアンケートしろと言われたら警戒しますよね…時間を理由に断る人、アンケートを見て避けていく人、露骨に無視する人…付け焼刃の韓国語しか話せない上、肝のちっちゃい私には耐えられない時間でした。韓国語が少しできたり、がつがつ話しかけに行くメンバーに比べてかなり遅れを取ってしまった私は戦意喪失。その後場所を変えて商店街付近でのアンケートは比較的答えてもらえましたが、遅れを取り返せるまでには至りませんでした。帰ったホテルでは自分のふがいなさにポロリ。それでも同室のメンバーの励ましに、もう少し足掻いてみようと思えた私は、韓国語を調べなおしたり、新たにフレーズを覚えたりして次に備えました。
次の日、引き続き前日と同じ場所でアンケートを取った後、午後から堤川への移動を始めました。

左:韓国語でのアンケート声掛けのメモ
右:アンケ―ト調査中の様子

4,5日目 若いっていいなぁ!!!!!!

韓国研修も後半戦です。移動先の堤川は五松に比べ地方味のある土地でした。移動先でやることは、まずアンケート拠点探し。どこか丁度いいところはないものかと歩くことしばしば…偶然通りかかった私たちの目に留まったのは、若者が集まる商店街!!これは自分達もお店を見て回りたいところ…!!!しかしそこはぐっとこらえてアンケート収集に勤しみます。前回の反省が生きたからなのか、若者の反応が良いからなのか、アンケートの回答数はぐんぐん伸びました。どうやらその日が休日だったということもあり、小中高生とみられる子たちがアンケートにたくさん協力してくれました。途中、「おにいちゃ~ん」や「もえもえきゅん」と言いながら近づいてくる小学生くらいの男の子たちもいました(笑)日本文化はすごいですね。その彼らもアンケートの趣旨を説明すると、「あんまわかんないけど書いとくね!」的なニュアンスで協力してくれました。これまでの駅や道路でフル無視されまくった経験を思い返すと、今でもじわっとしてしまいます。そんなこんなでアンケートは無事目標値に達し、私たちのグループは自由時間を手にしました。それからは、Olive Youngでコスメを見たり、韓国ファッションを堪能したりと韓国文化に浸りました。
特に4日目の夜のアンケートお疲れ様ジャンキーパーティーは最高でしたね。bhc chickenにマックというカロリーの暴力…んまああああああああああああああああああああああああああああああい(次の日のむくみは大変でしたとさ)これが許される若さって最高ですね!!!!!

左:日本人学生を見て近寄ってきてくれた男の子グループ
真ん中:ビビりながらなんとかアンケートをとる私
右:ジャンキーパーティー

最終日 ただいま日本

長いようで短かった韓国研修もとうとう最終日です。最終日は帰国のために釜山港に戻ります。乗車時間が長いのと、慣れない土地での活動の疲れに皆爆睡でした。しかし、この上なく感じた達成感は嘘ではありません。福岡港に着いた時、見た夕日はいまだに脳裏に焼き付いています。思い返せば、初めての海外経験がこの韓国研修という形になったのは、自分にとって大きな一歩だったのかな、と思います。高校まではひたすらに勉強、勉強で過ごしてきた保守的な私にとって、たった1週間でも、挑戦と革新にあふれた日々が大きな自信と勇気を与えてくれたと思います。言語の成果としては『저는 일본에 있는 학생입니다(私は日本の学生です。)』、『저기요(すみません)』あとは『화장실이 어디에 있나요(トイレはどこですか)』を確実に覚えたことですかね(笑)これ以外にも使えたフレーズはいくつかありますが、この辺で。今回をきっかけに言語学習への視野もかなり広がったのではないかと感じています。ちなみに、アンケート分析プレゼンでグループ最優秀賞を取ったのはまた別のお話…✌✌

福岡港に着いたら夕日がお出迎え

もしこの記事をAPU受験者が見てくれていたらうれしいな、と思うと同時に、私を知る先輩や友達に「こいつはしぶとく生きていきそうだな」と思ってもらえたら、それはもう研修大成功だったと思いたいです。中々に散らばった文章であることは承知の上ですが、ここまで読んでくれた方々には感謝の意しかありません。
そんなこんなで『わたしの旅行記』でした!次は2月~3月でベトナム研修行くので、それについても書けたらいいなぁ…안녕!!

#わたしの旅行記

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