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≪イベントレポート≫2/28 SUN. 公開対話 Vol.2

なんと、昨日、2021年3月9日は、We are Buddiesの設立1周年の日でした!誕生日やら日付に無頓着な私(代表)は、当然まったく気づいておらず、完全にスルーしそうになっていたところで、インターンのあやかちゃんから「今日って設立記念日ですよね!おめでとうございます~!レミオロメンの3月9日と同じ日なんで覚えやすいな~って思ってて~…」というメッセージをいただき、ハッとしたところでした。あっという間だった1年間。1年前に、誰が今の私たちのことを想像できたでしょうか。誰もできていなかったなぁ。この活動をスタートしたことで、出会い深くかかわるようになった人が、たくさんいます。何が手段で何が目的なのかって、よくわからなくなりがちな私ですが、仲間をつくる手段としてWe are Buddiesを始めたのかもしれない。そんな風に思うこともあります。始めたことへの後悔は何ひとつなく、肯定感しかありません。共に歩んできてくれたみなさん、本当にありがとう。

余談が長くなりましたが、第1回目の公開対話イベントに続いて、第2回目も開催いたしました!これから毎月実施していく予定です。今回は、このおふたりにご登壇いただきました!

ゲストご紹介

まずは、保護者メンバーとしてご登壇いただきました、藤田伸江さん。小学校4年生の男の子(バディ参加)と小学校1年生の男の子のお母さんです。渋谷区在住で、子育て中のお母さんたちが複数名のチームとなり助け合いながら働く、そんな仕組みをつくっているNPO団体tannelyという法人の活動に関わられています。

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次に、バディとしてご参加いただいた、内田修平さん!小学校1年生の男の子と年少の男の子のお父さんをやっています。お子さんがいながらバディとしても参加されているという経験がどんな感じなのか、今日うかがって行きたいと思います。

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コロナで学校が休校…We are Buddiesを知る

公開対話の最初のテーマとして、なぜWe are Buddiesの活動に参加しようと思ったのかを聞いてみました。

藤田伸江さん(以下、のぶー):これくらいの年齢になってくると、親が100万回心を込めて言っても1つも心に入らないことが増えてきたんです。そんなときに、信頼している別の大人が言った一言がふっと心に入っていくことがある。自分じゃなくても、そんな風にコミュニケーションがとれる大人が周りにひとりでも2人でも何人でもいたらいいな、と思っていたので、まさにバディはそういう活動だな、と感じ、これだ!と思いました。時期も、コロナで学校が休校になり、家族以外と触れ合えないという時期で、兄弟げんかも激しくなり、気持ちが不安定になっていたときだったので、知り合いがFacebookに投稿しているのをみて、すぐに連絡しました。

内田修平さん(以下、修平):大人向けに、家族でも同僚でもない第三者が話を聴く人として関わる仕組みを作っているYeLLという会社で働いているのですが、第3者が関わることって、大事なんですよね。中だけでは解決できないことがたくさんある。それは子どもでも、家族内でも、同じことだなぁと感じていて、参加することになりました。

男子同士の話は、あえて聞かない

コロナの懸念から、オンラインだけでコミュニケーションをとっているゆうごくんと修平さん。週に1度は話していて、それを10カ月も続けられています。普段、どんな話をしているんでしょうか。

のぶー:ゆうごは自分の部屋でZOOMをつないでいるので、ふたりがなにを話しているか、私はまったく知らないんです。でも終わった後にいつもニコニコしていて一日で一番機嫌がいいという感じです。自分だけの修平さんだ と思えていることが、ゆうごにとって嬉しいことなんじゃないかな。お母さんはいつだって弟と自分のお母さんだけど、この時間は、修平さんは自分だけの修平さん。男子同士の話もあるでしょうしね。

修平:最近は、まさに男同士のじゃれ合いという感じです。この場でいうのは少し気がひけますが…とある1カ月は、う〇ちの話しかしてなかったですね。お互いをからかう感じが楽しかったですね。そのあとは、ゆうごくんが心理テストにハマり、質問を出され、「へえ~修平さんってそういうタイプなんだ」といいながらニヤニヤしてたり。本当にくだらない話ばかりしています。

私(保護者)の知らないキャラ設定

修平:最初は、自分が質問をして、ゆうごくんが答えるという感じで始まったけど、一定の関係性が築けてきてからは、特に質問を投げかけなくてもゆうご君のほうから色々と話してくれるようになりました。いろんな顔を見せてくれるようになりましたね。

のぶー:そうなんです。修平さんの前では、自分のしらないキャラ設定がありそうで…そういう話をたまに聞くのは面白いです。

修平:そういえば、今日はおりがみを一緒に作りました。手裏剣がドーナッツに変化するやつ!ゆうごくん、すごく丁寧に教えてくれるんですよ。しかもすごくやさしくて、「大丈夫?どこまで折れた?」など、気にしてくれて。

のぶー:へえ~、そんなの作れるんだ!しかも、そんな優しいキャラなんだ~。

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バディの時間=心が整う時間

子育て中でもある中でバディをされていて、ご自身の変化や学びはあるんでしょうか。修平さんに聞いてみます!

修平:息子たちにもこうやって関わりたかったな、と気づく時間になっていて、別の言葉でいうと、整う時間になっている感じがあります。親子という関係だと、やさしくできないことがたくさんある。「おりがみおって~。」と息子たちに言われると「ちょっとまって!」といいたくなる。彼らも、「いつになったらやってくれるの!」と、不機嫌になっていきますよね。ゆうご君に言われると自然と受け入れられるのに、なんで息子たちの前だとこんな風に感じてしまうのかな…みたいなことを、立ち止まって自分と向き合う時間になっているし、僕もゆうごくんと話した後はルンルンとした気分で戻っていくので、バディのあとに息子たちと関わるとき、幸せな雰囲気で、優しく接することができている感じがします。良い親で在りたいという気持ちが自分の中にずっとあるので、その気持ちが満たされていくことが嬉しいです。

さいごに

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生の声をシェアしていただける場だからこそたくさんの興味深いお話を聞くことができました。のぶーさん、修平さん、ありがとうございます!小学校4年生って、ちょうど親子の関係性も変わっていくお年頃ですよね。そんなときに、変わらずなんでも話せる人が近くにいるって、どんな気持ちなんだろう。今日はのぶーさんと修平さんにお話を伺いましたが、数年後なのか数十年後なのかに、ゆうごくんにもお話を聞いてみたいな、と思いました。

≪次回予告≫
3/28(日)10時半~12時@オンライン
一人っ子のRちゃんのお母さんである古川はる香さんと、お相手のバディ新居芹奈ちゃんをゲストでお呼びしています。お楽しみに~!

また、活動に共感いただいた方、バディになる、子ども側として参加する、寄付をする という形で応援いただけましたら幸いです。個人の寄付は、キャンプライヤーというクラウドファンディングサービス経由で応援する、もしくはスポット寄付としてWe are Buddiesに振り込む の2つの方法があります。ご検討ください。

<お振込先>
三井住友銀行
渋谷駅前支店
普通 5226828
一般社団法人We are Buddies

長くなりましたが、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

We are Buddies 代表理事 加藤愛梨


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