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We are Buddies 公開対話 イベントを開催しました!

We are Buddiesというプロジェクトのポイントは、長期的に関係性を築くことです。なので、活動を開始したばかりのころは、時間が経ってみないとわからないという部分が大きかったです。でも、立ち上げから10ヵ月ほど経ち、初期バディズとして最初から参加してくださっている子ども・バディの大人は、いよいよ長い付き合いになってきました。続けることで見えてくる世界を楽しみにやってきましたが、ここ最近、見えてきました。この活動は、結構すごい…そういった確かな感覚をつかみ始めたところで、参加者の方々の生の声を届けるようなイベントをやりたい気持ちになり、保護者×バディの公開対話という形でオンラインイベントを実施する運びになりました。

当日の運営メンバーは?

当日の場づくりは、バディメンバーでもあり、普段は司会やイベントづくりのお仕事をしている荒井萌ちゃんが司会を、そして裏方オペレーションはバディメンバーのAyaka Nishikadoがやってくれました!対話のファシリテーターは、私がやりました。

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👆萌 & 愛梨。萌の司会は、萌らしくとってもナチュラルで、でも大事なことを的確なタイミングでしっかりとアナウンスしてくれる、そんな安定感ある感じでした。公開対話の時間が延びそうだったときに、「ヤバイ、のびそう」とメッセンジャーでこっそりSOSをだしたら、それ以降のタイムスケジュールをウオーっと一瞬で組み替えてくれて、私はそれを見ながら安心して対話のファシリを進めることができました。萌の能力が高すぎでびっくりでした。いやぁ、楽しかったね!

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👆あやか。かわいい。ZOOMのブレイクアウトをやるのは初めてだったらしいけど、さくさくやってくれてありがたかった!「〇〇もやっといたほうがいいですよね~」と、もにゃもにゃいいながら色々やっていてくれて、めちゃ助かりました❤(画像荒くてごめん)

ゲストは?

ではでは、肝心の内容のお話を。今回は、保護者さん×バディを2組お呼びして、それぞれ私がファシリテーターとしてはいり、このプロジェクトに参加することになったきっかけや、実際に参加してみてどうか、などを聞いていくような時間にしました。

ゲストは、この4名!保護者としてお話いただいたのは、7歳一人っ子の女の子がいるご家庭の保護者である神薗まちこさんと、3人の息子さんがいるご家庭の保護者である重永くるみさん。We are Buddiesには、さまざまなご家庭の方にご参加いただいていますが、このお2人のご家庭は構成がだいぶ異なり、それによってバディの関わりも変わってくる部分があります。そんな、状況やバディの関わりが異なる2組をお呼びしてみました!

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神薗まちこさん × 岡田美衣さん

美衣さんとSちゃん(小2)は、初期バディズ!ということで、もう10ヵ月も共に過ごしている2人です。月に1度オフラインで遊んで、合間に月2回くらいオンラインで過ごす。そんな過ごし方をしています。

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遊び方は、2人で一緒に決めているそう。アイススケートをしよう!というアイディアが出た時には、スケートリンクに行ってみて、閉まっていて、ピクニックに行ったり。映画館に行ったり、いろんな遊びを試している様子です。対話の中で、「Sちゃんと過ごす中で、純粋に楽しいという感情がいつも自分の中に生まれていて、それが最強だな、と思う。大人は、思考に偏りがちだから、純粋に楽しむということの大切さを教えてくれる。」という美衣さんの言葉とても印象的でした。純粋に楽しむって、大切。

一方で神薗さんからは、「美衣さんの話を聞いて、Sと過ごすとき、自分は純粋に楽しめていないなぁと反省した」という反応が!仕事などもある中で、頭の中には、いつもタスクがグルグルしていて、Sちゃんのおしゃべりに耳を傾けることがなかなか難しいそうです。Sちゃんがどらえもんの音読にハマっていたときに、美衣さんがひたすらSちゃんの音読を聞いてくれているシーンをみて、こういう風に、親ではない誰かが共に時間を楽しんでくれるって、プライスレスなことだなぁと思ったそうです。

重永くるみさん × 神原沙耶さん

沙耶さんとMくん(小3)は、2020年の夏頃からバディズとして時間を過ごしている2人です。コロナのこともあり、オンライン中心で過ごしています。

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沙耶さんは、バディの経験を通して、いろんな学びがあったそうです。Mくんとの関係性にも、変化があったらしいです。最初は、一問一答形式で、沙耶さんが質問をしてMくんが答える、と。でもぎこちないなぁという感じが続き、一緒にGoogle Earthで故郷のドイツを旅したり、コンテンツを色々試してみたりしつつも、それもネタ切れになり…すると、ある時Mくんが自分の話をぽつりぽつりとし始めたそうなんです。それ以降、Mくんは色々話してくれるようになったとのこと。そこに次男くんや三男くんが参加するときもちょこちょこあったりもあるそうですが。「私も、力を抜いて自然に時間を過ごせばいいんだな、という気づきと学びをもらいました」と、沙耶さん。

一方で、くるみさん。Mくんに、変わったことある?と聞いたら、「次、沙耶さんに会って話すのが楽しみになった」と言っていたらしく、そしてそれに対して三男が、「そうだよね、話聞いてくれるもんね~、ママにはそんな時間ないしね」と言っていて、くるみさんも笑ってしまったそう。その光景を想像すると、こちらも笑ってしまいますね。くるみさんがおっしゃっていた、「辛抱強く話を聞いてくれてありがとう、と本当に思う。引っ込み思案な部分があるMくんと、こうして時間を積み重ねてくれたからこそ、話せる関係性になっていることがすごく嬉しい。」という言葉、大切にしたいなぁと思います。継続したからこそ見える世界があるんだな、と、改めて思います。

「誰かを信頼する」を練習する機会?

対話の後に、数人のグループで感想をシェアする時間をつくりました。ぜんぶお聞きすることはできなかったのですが、私がお邪魔したグループで、一人の女性がこんな感想をシェアしてくださっていました。「今の時代、子どもは知らない人にはついていっちゃだけだよ、と教えられることが多いと思う。それも必要だけど、それだけやっていたら孤立してしまい、上手くいかないことも出てくるはず。そんなときに、安心な環境で、誰かを信頼するという練習ができるのがバディの仕組みなんだな、と思った。」と。まさにそういうことなのかもしれない、そう思いました。こうして、誰かの言葉によって自分たちの活動についての気づきをもらうというのも、こうしたイベントの醍醐味ですね。真剣に聞いてくださり、本当にありがとうございました。

さいごに

今までは、noteを中心に、文章で活動をシェアすることがほとんどでしたが、今回、参加者の生の声を届けるということの尊さをすごく感じました。みなさんの言葉は、リアルで、生々しくて、瞬時に届いていくなぁと感じました。こういった機会は増やしていけたらと思いますので、次回、是非ご参加ください。

活動に共感いただいた方、バディになる、子ども側として参加する、寄付をする という形で応援いただけましたら幸いです。個人の寄付は、キャンプライヤーというクラウドファンディングサービス経由で応援する、もしくはスポット寄付としてWe are Buddiesに振り込む の2つの方法があります。ご検討ください。

<お振込先>
三井住友銀行
渋谷駅前支店
普通 5226828
一般社団法人We are Buddies

長くなりましたが、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

We are Buddies 代表理事 加藤愛梨

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