楽しんだもん勝ち。苦しい時こそ笑え。渋谷巴菜選手｜WHY SHE SMILES #01

2023年9月22日 20:01

輝く女子サッカー選手にインタビューし、笑顔の理由に迫る「WHY SHE SMILES」第1回は、なでしこリーグ1部ニッパツ横浜FCシーガルズのセンターバック渋谷巴菜（しぶやはな）選手。話を聞いていくと、底なしの明るさとポジティブなマインドのルーツがわかりました。

2001年3月3日生まれ（22歳）東京都八王子市出身。
サッカー歴は以下の通り。
・2005-12 南大沢FC
・2013-15 日テレ・メニーナ・セリアス
・2016-19 星楂国際高等学校湘南
・2019-21 FC町田ゼルビアレディース
・2021-22 つくばFCレディース
・2023-（現在）ニッパツ横浜FCシーガルズ

5歳からサッカーを始め、当時はボランチだった

—— サッカーを始めたきっかけは？

渋谷選手「2歳上の兄がサッカーをやっていたのがきっかけで、1歳上の姉と一緒に始めました。幼稚園の年中でクラブチーム（南大沢FC）に入り、ポジションはボランチをやっていました。当時ダブルボランチを組んでいたもう一人の子がとても上手かったのを覚えています。

小6の時に、監督からセンターバックをやってみないかと声をかけられ、ボランチの位置から『もっとこうやって守れたら良いのかも』というアイデアがあった私は、センターバックというポジションにチャレンジすることを決めました。」

やりがいはシュートブロックと勝利の瞬間

—— サッカーで、一番楽しい瞬間は？

渋谷選手「個人としては、センターバックというポジションなので、相手のシュートをブロックした瞬間ですね。選手同士でナイス！と声をかけ合ったり、ハイタッチしたりして喜び合います。

チームとしては、やっぱり勝利の瞬間です。そこでもハイタッチしたりハグして賛え合うほか、応援席の方に行ってサポーターの皆さんと勝利を喜びを分かち合う瞬間が最高です。」

大切にしているのは、楽しむこと・笑うこと

—— 大切にしている言葉はありますか？

渋谷選手「高校生の部活の先輩の『楽しんだもん勝ち』という言葉です。サッカーが好きなら楽しくないとダメだし、真剣に取り組むからこそ楽しいんだよ、と教えてもらいました。

思い返せば、多感だった当時いろんなことに悩んでいて、それをあまり相談できずにもいて。そのときその先輩から確か手紙をもらったのかな、伝えられて、サッカーを楽しむことを忘れてしまっていたと気づき、今でも大切にしている言葉です。

もう一つは『つらい時こそ笑え』これは中学生の頃の恩師の言葉です。調子が良い時は皆よい、悪い時にどれだけポジティブに向き合えるかが大事だと教えていただきました。」

いかがでしたか？次回も渋谷選手のインタビュー後編をお届けします。今年の女子ワールドカップを見てどのように感じたか、ニッパツ横浜FCシーガルズへの想いを聞きました。お楽しみに。