父親との会話
課長になって、半月ほどが過ぎた。
異動を伴う課長昇格であったため、今までと変わることが多く、いろいろとままならない。
業務内容についてキャッチアップしたり、部下を管理したり、慣れない社内システムを利用しての契約対応を進めたり、と早々から多難の道を歩んでいる。
分からないなりに、投げ出さずに、精進を続けているのが現状だ。
そんな最近、用があって実家を訪れた時に、親父と会話する機会があった。親父も大分、歳をとり、毎年一緒に行っていたゴルフももう無理なのかな?と思わなくもない一面があり、『ゴルフとかって、もう行けないのかね?』と尋ねると『ああ、ぜんぜん行けるよ。行きたいな、また』と返事があった。ただ、今すぐでは無さそうなところが、本当にいけるのか、不安を覚えるところではある。
親父が、『お前、顔色よくないぞ?課長になったからって、気張り過ぎなんじゃないのか?仕事を頑張るのは大事なことだが、無理して体を壊すのはよく無いぞ』と、親父らしからぬ優しい言葉をかけられた。いつも、頑張れ頑張れと叱咤激励を言ってくれるのが親父のイメージだったのだが、よほど顔色がよくなかったのか?ちょっと意外なコメントであった。
そんな親父がアドバイスをくれた。大事なことだと思ったので箇条書きだけど、メモを残しておこう
1 物事を整理することを忘れるな
2 パニックになるな
3 自分ならできると暗示をかけろ
4 壁は常にあるものだから、向き合い方を考えろ
以上、612文字
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