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【遊戯王】猛る蛇眼の空挺部隊!スネークアイ×ボム・フェネクス【デッキ紹介】

スネークアイ研究第二弾です。
今回の主役は《重爆撃禽 ボム・フェネクス》
このあまりあるポテンシャルの化け物を、スネークアイを挟んであげることで安定して供給し、積極的なライフカットを狙います。

ターン1が無いのがポイントですよ!!

スネークアイ・エクセル1枚から、最低5200ダメージ、2枚初動でほぼ先攻ワンキル(相手ターンドローフェイズでの勝利)が可能になります。

2枚初動といっても、要求するのはスネークアイ・エクセル+ヴォルカニック・リムファイア(orエンペラー)なので、篝火などを経由出来ると考えれば2枚とはいえアクセスは容易です。
ワンキルが出来なかったとしても、通常のスネークアイ展開にも進めるので隙も無く、とにかく相手のライフをゼロにする気満々なデッキになります。

パラドックスさんもこう言ってる

もっとも、既にスネークアイは環境で十分な結果を残していますので、余計な手を加えない方が安定性も上がって強いでしょう。
でもカジュアル決闘者なら面白いことしたいじゃないですか!!


1.デッキ紹介

ヴォルカニックは採用枚数考えてもいいかも

2.コンセプト紹介

ボム・フェネクスのダメージを与える効果には名称ターン1がありません。
そのため、賜炎の咎姫で蘇生するともう一度ダメージを与えることが出来ます。

動きのイメージとしては以下の通り。

友情出演・マッドドッグ犬飼

駄目押しとばかりに相手ドローフェイズで火霊術、ヴォルカニック・エミッションでダメージを叩きつけてLPを削り切ります。

前書きにもある通り、スネークアイ・エクセル1枚からボム・フェネクスで2回バーン+火霊術で5400ダメージは確定、リムファイアがいることでヴォルカニック・エンペラーを絡め、エミッションを用意した上で8000以上のダメージを叩きつけます。

ヴォルカニック系のワンキルデッキとの明確な差として、このデッキにとって先行ワンキルはあくまで択の一つでしかない点です。

ワンキル用パーツを絞ったことによって、普通のスネークアイデッキとしても動くことが可能で、後攻からでも十分に戦えるように仕上げてあります。
もっとも、不純物のお陰で安定感は落ちると思いますが……。

ここから具体的なコンボの内容と、カード紹介に入ります。

3.コンボ紹介

必要なカードの枚数が多いので、先にカード紹介を見て頂いた方がいいかもしれません。

展開についてですが、初動によって分岐するのでそれぞれ解説していきます。
展開に使用するカードの紹介は後でそれぞれ解説しますが、一部カードにはDBへのリンクも掲載しておきます。

A:スネークアイ・エクセル1枚初動

基本的なパターンです。エクセル1枚だけではワンキルまでは到達出来ないので、ダメージ狙いを断念して通常のスネークアイの動きを狙う方がいいかもしれませんが、一応紹介しておきます。

1:《スネークアイ・エクセル》通常召喚。召喚時、《蛇眼の炎燐》を手札に加える。
2:《蛇眼の炎燐》の効果①で自身を特殊召喚。その後効果②で《原罪宝-スネークアイ》を手札に加える。
3:《スネークアイ・エクセル》②の効果(コスト:エクセル、炎燐)発動。デッキから《スネークアイ・オーク》特殊召喚
4:《スネークアイ・オーク》①の効果(対象:エクセル)でエクセルを蘇生、《蛇眼の炎燐》の効果③で自身を永続魔法化
5:《原罪宝-スネークアイ》(コスト:炎燐)発動。《R-ACEハイドラント》特殊召喚。
6:《R-ACEハイドラント》効果③で《R-ACEプリベンター》を手札に加える。
7:《スネークアイ・オーク》②の効果(コスト:オーク、ハイドラント)発動。デッキから《蛇眼の炎龍》特殊召喚
8:墓地の《R-ACEハイドラント》を除外し、《R-ACEプリベンター》を特殊召喚。
9:《蛇眼の炎龍》と《スネークアイ・エクセル》で《プロキシー・F・マジシャン》をリンク召喚
10:《蛇眼の炎龍》③の効果。エクセル、オークを蘇生
11:《プロキシー・F・マジシャン》①の効果。《スネークアイ・エクセル》と《R-ACEプリベンター》で《重爆撃禽 ボム・フェネクス》を融合召喚
12:《R-ACEプリベンター》③の効果(対象:ハイドラント)で除外されているハイドラントを特殊召喚

A-12までの盤面

13:《重爆撃禽 ボム・フェネクス》の効果発動。1200ダメージ
14:《R-ACEハイドラント》を素材に《サクリファイス・アニマ》リンク召喚
15:《重爆撃禽 ボム・フェネクス》と《プロキシー・F・マジシャン》を素材に《賜炎の咎姫》リンク召喚
16:《賜炎の咎姫》の効果で《重爆撃禽 ボム・フェネクス》を墓地から特殊召喚
17:《重爆撃禽 ボム・フェネクス》の効果発動。1200ダメージ
18:《サクリファイス・アニマ》と《スネークアイ・オーク》を墓地に送り、デッキから《憑依覚醒-大稲荷火》を特殊召喚
19:《憑依覚醒-大稲荷火》と《賜炎の咎姫》で《転生炎獣レイジング・フェニックス》をリンク召喚。素材になった大稲荷火の③の効果で、デッキから《火霊術-「紅」》を手札に加える。
20:《火霊術-「紅」》をセットしてターンエンド

パターンA最終盤面

13、17の前に手札のカードをセットしたりすると、バーンダメージがさらに乗ります。
レイジング・フェニックスは打点上昇効果があるので、余ったライフを削って一気に勝負を決めてしまいましょう。

B:スネークアイ・エクセル+ヴォルカニック・リムファイア

先攻1キルパターンです。
パターンAの12までは同じ進み方になります。

13:《プロキシー・F・マジシャン》②の効果で、手札から《ヴォルカニック・リムファイア》を特殊召喚。
14:《重爆撃禽 ボム・フェネクス》の効果発動。1500ダメージ
15:《ヴォルカニック・リムファイア》を素材に《サクリファイス・アニマ》をリンク召喚。
16:《ヴォルカニック・リムファイア》の効果で《ヴォルカニック・エンペラー》を墓地に落とす
17:《重爆撃禽 ボム・フェネクス》と《プロキシー・F・マジシャン》を素材に《賜炎の咎姫》リンク召喚
18:《賜炎の咎姫》の効果で《重爆撃禽 ボム・フェネクス》を墓地から特殊召喚
19:墓地の蛇眼の炎燐、エクセル、フィールドのオークを除外して墓地からヴォルカニック・エンペラー》を特殊召喚。召喚時、2000ダメージを与えて《ヴォルカニック・エミッション》をセット

B-19までの盤面

20:《重爆撃禽 ボム・フェネクス》の効果発動。1500ダメージ
21:《サクリファイス・アニマ》とハイドラントを墓地に送り、デッキから《憑依覚醒-大稲荷火》を特殊召喚
22:《憑依覚醒-大稲荷火》と《賜炎の咎姫》で《転生炎獣レイジング・フェニックス》をリンク召喚。素材になった大稲荷火の③の効果で、デッキから《火霊術-「紅」》を手札に加える。
23:《火霊術-「紅」》をセットしてターンエンド


パターンB最終盤面

次の相手ドローフェイズに、火霊術とエミッションで残りのLPを削り切ります。

展開途中でリムファイアを絡めていますが、あくまで肝心なのはエンペラーを特殊召喚する事ですので、リムファイアが無くてもエンペラーを素引きしていれば大丈夫です。

C:スネークアイ・エクセル+蛇眼神殿スネークアイ

こちらもかろうじて1キルが出来るルートです。
Bでルートがうまくいかなかったときのリカバーとして参考に。

1:《スネークアイ・エクセル》通常召喚。召喚時、《ヴォルカニック・リムファイア》を手札に加える。
2:《蛇眼神殿スネークアイ》発動。発動時の効果処理として、デッキの《蛇眼の炎燐》を永続魔法扱いで置く。
3:《スネークアイ・エクセル》②の効果(コスト:エクセル、炎燐)発動。デッキから《スネークアイ・オーク》特殊召喚
4:《スネークアイ・オーク》①の効果(対象:炎燐)で《蛇眼の炎燐》を蘇生。《蛇眼の炎燐》特殊召喚成功時、自身の効果②で《原罪宝-スネークアイ》を手札に加える。
5:《原罪宝-スネークアイ》(コスト:炎燐)発動。《R-ACEハイドラント》特殊召喚。その後、《蛇眼の炎燐》の効果③で自身を永続魔法化
6:《R-ACEハイドラント》効果③で《R-ACEプリベンター》をサーチ
7:《スネークアイ・オーク》②の効果(コスト:炎燐、オーク)発動。デッキから《蛇眼の炎龍》特殊召喚
8:《蛇眼の炎龍》と《R-ACEハイドラント》で《プロキシー・F・マジシャン》をリンク召喚
9:《蛇眼の炎龍》③の効果。エクセル、オークを蘇生
10:墓地の《R-ACEハイドラント》を除外し、《R-ACEプリベンター》を特殊召喚。
11:《プロキシー・F・マジシャン》①の効果。《スネークアイ・エクセル》と《R-ACEプリベンター》で《重爆撃禽 ボム・フェネクス》を融合召喚
12:《R-ACEプリベンター》③の効果(対象:ハイドラント)で除外されているハイドラントを特殊召喚
13:《プロキシー・F・マジシャン》②の効果で、手札から《ヴォルカニック・リムファイア》を特殊召喚。

C-13までの盤面

その後、B-14に合流し、ダメージを与えながら火霊術とヴォルカニック・エミッションをセットしていきます。

他の組み合わせでもリカバリーしてワンキルルートに入ることができるのですが、書き出すと中々果てしないので今回は割愛します。

4.カード紹介

スネークアイや罪宝関連のカードはここでは割愛し、このデッキに入っている不純物に絞って解説します。

《蛇眼の大炎魔》

ちょっと上振れ気味

とはいいつつ、新規なのでこの子だけ紹介。
スネークアイ追走劇や蛇眼神殿スネークアイで積極的に永続魔法に置きたいカード。(ただし、余裕がある時)

ポテンシャルはとても高いカードですが、このカードの出番がある時は
・こちら側に余裕がある時
・このカードでなんとかしないといけない、追い込まれている時
のどちらかになりがちなので、安定性を優先する場合は不採用も選択に入ります。

《ヴォルカニック・リムファイア》

1キルの安定性を求めるなら3枚も可

とにかく墓地にエンペラーを落とすためだけの役割です。
炎属性・炎族・レベル1という噛み合いの良さで、スネークアイ側の必要なパーツが揃っていればエクセル、篝火、原罪宝とあらゆる手段でアクセスが出来ます。

後半の効果はこのデッキでは虚無です。

《ヴォルカニック・エンペラー》

とにかく出やすいのが偉い

安易な特殊召喚条件と殺意の高いバーン、トドメに繋がるエミッションのサーチが強力です。
素引きしても普通に強く、リムファイアを絡める必要が無くなるのでルートが簡素になります。

効果①で1500ダメージ、効果②で1550ダメージと、実質一枚で3050ダメージを生産します。
効果②は直接セットなので、うららやドロバを貫通するのが優秀。
とはいえ、それまでに誘発のもらい所が多すぎる……。

《ヴォルカニック・エミッション》

上の効果は使われるの?

エンペラーでサーチするカード。①後半の効果が目当てで、エンペラーを対象に取れば即座に1550ダメージを献上。
火霊術と違い、火力は劣るもののリリースの必要が無いのが最大のポイント。

あまり使うことはありませんが、相手の炎族も対象に取れます。
相手の炎族を対象に取るとしても、環境で攻撃力の高い炎族は対して多くないので、有効打としては欠けがち。

《R-ACEハイドラント》

場の数を増やすカード

原罪宝で出力するカード。
プリベンターのサーチ、ボム・フェネクスの素材と仕事は多いのですが、素引きするとちょっと困る。

素引きした場合、原罪宝でエクセルを展開or篝火で炎燐をサーチ出来ない限り、ボム・フェネクス降臨が難しくなります。

《R-ACEプリベンター》

炎・機械で展開力アリ! 無駄が無さ過ぎる

ハイドラントと併せてボードアドバンテージをゴリゴリ稼いでいくカードです。
素引きするとうま味が少なくなるものの、動けなくなるという訳では無いのもいい点。

《憑依覚醒-大稲荷火》

素引きでもギリギリ救える

手軽な方法で特殊召喚が出来ます。
②のバーン効果も強力ですが、採用する一番の理由は③になります。

このデッキにおける火霊術は一番大きな引導火力になるので、サーチ手段があるのはとても喜ばしいことです。

フィールドから墓地に送られればいいので、永続魔法にしてから墓地に送ってもサーチが起動できるので、墓地からポプルスや大炎魔などで拾い上げて活用することも一応出来ます。
なんらかのリカバリー手段に。

《プロキシー・F・マジシャン》

要約すると、頭数が揃えば好きに融合していいよと書いてある

フィールド限定ですが、融合魔法を使わず融合を可能にするリンクモンスターです。
地味に②も強力で、ボム・フェネクスの融合後に、手札にいるリムファイアを特殊召喚出来ればほぼ勝ちは決まったも同然。

《賜炎の咎姫》

蘇生が出来るリンク、宇宙過ぎる

2023年筆頭のアホカード。ボム・フェネクスを蘇生して追加でダメージを狙います。
③は言うまでもなく強力。
今更このカードに対してコメントすること無いんじゃない?

《転生炎獣レイジング・フェニックス》

蘇生・打点UPが噛み合う

①は虚無ですが、②の効果だけでおつりがきます。
墓地から蘇生すると打点が上がる点を利用し、火霊術の火力を高めることが出来ます。

このデッキはエンペラー1枚で3050ダメージを稼ぐ都合上、エンペラーがいないとワンキルに届かないのが難点ですが、レイジングのお陰でリカバリーは一応出来ます。

咎姫が破壊されたことに反応して蘇生すると5500まで上がるので、それまでに2500以上ダメージを削っていれば、火霊術と併せることでトドメが刺せます。

5.終わりに

やはり思うことは、ワンキルデッキは壁とやってろということなのですが、ボム・フェネクスを絡めた現代式ワンキルが達成できたのは個人的に満足です。

とはいえ悪いのはボム・フェネクスというよりヴォルカニック・エンペラーでは?

以下、このデッキを作るきっかけです。

大炎魔の情報が出た時、フィールドから墓地に送って何か面白いことが出来るカードが無いかなと探したのですが、実は意外と選択肢が少なく大稲荷火くらいしかありませんでした。

大稲荷火を使うのであればやはりバーンダメージに特化したい。
そういえばヴォルカニックデッキを組もうとしてボム・フェネクスを買ったの放置してるな……。
今なら咎姫を絡めるとボム・フェネクスが2回打てる!
でもそれだと火力が足りないから、やっぱりヴォルカニックを混ぜるしかない

という感じで、スネークアイ⇒大稲荷火⇒ボム・フェネクス⇒ヴォルカニックと繋がっていきました。

個人的には先攻1キルは相手にとって面白くなさすぎるのと、同じ動きをするだけであれば使ってて飽きてしまうという欠点があるので、シングル戦の外向けのイベントでちょっと使うくらいに留めようかと思います。

おまけ:過去のスネークアイ研究記事


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