スケートは面白く美しい

お久しぶりです。僕です。元気にしていましたか? 僕は元気にしていました。

ここ最近でフィギュアスケートを見るのにハマりました。テレビを付けたらたまたまカミラ・ワリエワの演技が行われていました。その時の反応

えっ……美?

というわけで、まんまとハマってしまったわけであります。
実際その時に行われていたのは北京オリンピックシングルショートプログラムなるものらしい(全然システムしらない)けれど、youtubeにそれと同じ演技でミスがないものがあったので、繰り返し見ている。

また、これと同じくらい好きなのが『ボレロ』の演技だ。今大会ではいろいろ問題があって後味の悪い演技になってしまったのだが、これは完璧である。

特に後半の動きとかすごい。ラストののけぞる部分が好き。

で、この二つを見てて思ったけど、後者はアクロバティックというか、鋭い演技という感じがする。前者は手の動きとかに滑らかさが表れてきていて、ものすごく美を感じた。
この二つは本質的に違うなぁと思った。
最初の動画で、実況の人が「夢を表す、蝶々を追いかけていくストーリー」と言っているが、まさにそんな幻想的な感じ。曲は「In Memoriam」というらしい。

ワリエワの後、アンナ・シェルバコワとか、アレクサンドラ・トゥルソワとかがでてきて、それらもyoutubeで見た。どうやら曲によって演技も、僕が受ける感じも違ってくるようだ。トゥルソワのこれなんか、すごく激しい曲で、すごく激しい演技でみていて楽しい。
この三人以外にも、ザギトワ、コストルナヤなどが有名だが、僕が一番推しているのはエリザベータ・トゥクタミシェワだ。以下の演技を見たとき、衝撃を受けた。スケートってこんなにも自由なのか。

うーんセクシー。ちなみに日本で行われた演技は、最初にトゥクタミシェワのかわいい日本語CA風アナウンスが入っていてオススメだ。スケートでは身体の成長が進むと演技が難しくなるらしい(それに加えて精神面の成長なども)。だからロシアの選手は若い人が多いし(ワリエワは15歳!)、最近問題になっているドーピングも、成長を遅らせる効果を期待しての事らしい。だから、トゥクタミシェワのような選手は珍しく、大人のロシア美人がスケートするとすさまじいということがわかった。

ワリエワを最初に見た時の衝撃はすごかった。僕が求めてる美の観念にピタッとはまったような気がしたから。
だから、ドーピング問題の影が生じると、そこが汚点になって気になってしまう。悲しい。
4年後、19歳のワリエワが世界を取ることを信じて……。

ところで、美というのは何種類かあると思っていて、具体的に何種類かはわからないのだけれど、ワリエワの演技のような幻想的な美は「愛と美の神」であるアフロディーテを連想させた。(僕は語彙力がないのでアフロディーテのような美という言葉をしばしば用いることがある)

他に、例えばミステリーで難解な謎のトリックがあまりにもシンプルで、ちょっと考え方を変えるだけでカチっとはまるような、鍵みたいなものにも美を感じる。これはアインシュタイン方程式で宇宙が記述できるという主張のと同じ、シンプルイズベストな美だ。

美というものはそれだけで是とされるものだから、正体を探りたくて一冊本を読んだけど、あまり解答を得られずに興味関心が他の者に映ってしまった。
以上、随想おわり。


以下、日記

亀田のカレーせんべい1ダースかった。
MOTHER2がニンテンドーオンラインで配信された。楽しい。

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