ゆんちゃん

理系大学院生。オタク 趣味:読書、筋トレ、お菓子作り、映画見ること、ゲーム、小説書き …

ゆんちゃん

理系大学院生。オタク 趣味:読書、筋トレ、お菓子作り、映画見ること、ゲーム、小説書き 座右の銘『弱い奴は食われる』

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    ルール 1日1回投稿 最低文字数 5文字 執筆は20分以内に済ませる。ただしどうしても書きたいことがある場合は好きなだけ書いていいものとする。

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    短編小説【モッチー】

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ミステリー小説を読んで変わったこと

大学に入学してミステリー小説を読むようになってから今年で6年目になりました。通学時間の暇つぶしにミステリーを読み始めたことは、僕の意識を決定的に変えるきっかけになったと思います。日々、読みたい本が湧いてきて積読数が単調増加している現在ですが、気まぐれにミステリーを布教する気持ちで書いてみようと思います。 なお、この記事の大目的は「ミステリーの話ができる友達が欲しい!」ということを周知させるただ一点に尽きます。要するにここに提示したメリットはすべて本音を隠すための蓑であり、記

    • 最高の休日

      みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか? 僕は最高でした。最高だったワケを華麗にお話しします。 ・土曜日 午後から、帰省してきた友達とドライブをしてきました。 古河駅の駅前にある「本格拉麺酒房もっけい」というラーメン屋で、味噌つけめんをいただきました。 +290円でネギチャーシュー丼も食べました。 学生証提示で-100円なんだけど、僕は持っていくのを忘れてしまったのでダメかと思いきや、友達が見せた学生証で僕もOKになりました。 貼り紙に「学生を応援しています」って

      • 【短編小説】モッチー4

        ↓最初から https://note.com/weakmathchart/n/n0b9310b7735c  高校二年の夏前に川村とは別れた。僕が外に出るのが億劫で、川村とデートをほとんどしなかったからだ。申し訳ない気がしてきたけど、過ぎたことは仕方がないと気を取り直していた。  日射しが強くコンクリートを焼いていたある日、駅の階段を下りていると、段差の前面が青色で塗られていることに気が付いた。不思議に思って、階段を降り、全段の前面を見れる位置に経つと、一枚の絵が表れた。階

        • 【短編小説】モッチー3

          ↓最初から https://note.com/weakmathchart/n/n0b9310b7735c  七月の最初にある引退試合の直前、川村は腕を骨折した。トレーニングのし過ぎで起こる疲労骨折らしい。試合に出られないと分かった後の川村の荒れ具合はすごかった。泣いたと思えば怒って物に当たるし、僕もちょっと殴られた。殴るたびに骨に響くみたいで、川村は顔をしかめて「いてて……」と言った。 「無理しないで休めよ」と僕。 「だって、だってぇ。せっかく、大会のために、練習あんなに

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          【短編小説】モッチー2

          ↓最初から 青木が死んでから、残された僕たちはなんとなく集まることが少なくなった。それはたぶん、集まると一人足りないことを強く意識してしまうからだ。青木個人にはそれほど印象は持っていなかったが、一人欠けたことで、強烈に悲しい印象を与える。この新鮮な体験に困惑することも多かった。  川村は表面上は何事もなかったかのように取り繕っていたが、端々にぎこちなさが見えた。一緒に帰らないかと誘うと、「ごめん、今日はパス」と言って、部活の引退試合前に一人で残って遅くまで自主練することが多

          【短編小説】モッチー2

          【短編小説】モッチー1

          https://kakuyomu.jp/works/16816927862557966213 「メメント・モリ《死を忘れるな》」が口癖の女の子がモッチーだった。  正確には、途中からそれが口癖になったのだ。  中学生の頃、僕に初めて彼女ができた。その女の子はモッチーではなかった。モッチーは彼女の親友で、もう一人の女の子を含めた女子三人組でよくつるんでいた。  彼女のことを僕は川村と呼んだ。利発的な性格で、よく主張する女の子だった。僕の所属している部活は男子テニス部で、川村は

          【短編小説】モッチー1

          【中編小説】吸血鬼はここにいる6【完結】

               6・家族  朱音は母、民江の車椅子を押して、逗子の海岸を歩いていた。隣には年の割に老いた父、博もいる。 「こうして三人で歩くのは、あなたが徴兵される以前ぶりですね」  民江が笑いながらそう言う。博は「そうだっけなぁ」と言ってのんびりと歩いている。ざぁざぁと打ち寄せる波の音色が海辺を満たしていた。他には誰もいなかった。 「この間旅行で来たところなんですよ。海岸の遠くの方に江ノ島と富士山が見えて、綺麗なんです」  波が一定の周期で砂浜に押し寄せてきた。太陽が海に乱反射

          【中編小説】吸血鬼はここにいる6【完結】

          【中編小説】吸血鬼はここにいる5

               5・朱音  神岡家火災から一週間後、朱音は町のはずれにある精神病院を訪れていた。母のいる病院よりも空気に重苦しさがあった。死の匂いはない。だけど淀んでいる。コンクリートが剥き出しの壁と床。健康である朱音ですら圧迫感があった。  目的の病室に入る。扉は重厚だった。患者が暴れても逃げ出さないように作られているのだ。 「こんにちは」 「こんにちは。よくいらしてくださいました」  ベッドから起き上がった状態でその人物は言った。  優子の母、神岡咲子が、やさしい顔をして出迎

          【中編小説】吸血鬼はここにいる5

          【中編小説】吸血鬼はここにいる4

               4・親子   それは真夜中の事だった。旅先から帰って数日、普段通りの女中としての仕事を終え、朱音は自室で眠っていた。数日前の優子の部屋での出来事は尾を引いて、朱音をずっと夢心地な気分にさせていた。はっきりと覚えていることと言えば、昨日お凛が屋敷の中をぱたぱたと探検をしていたことくらいだった。神岡家に来て日が浅いから屋敷の中をよく知りたいと言っていたのを覚えている。  今日も仕事を終えて部屋に戻ってきてから本を読んで布団に入った。最近どうにも医学書を読むことに気持ち

          【中編小説】吸血鬼はここにいる4

          【中編小説】吸血鬼はここにいる3

          ↓最初から      3・優子  三日間の休暇を終えて神岡家に戻っているとき、例の坂で変わった男がふらふらとしていた。背広を着ているが、よく見ると皺が寄っていてくたびれている。背中は曲がっていてだらしがなく見えてしまう。顔には皺が刻まれ、五十歳くらいに見えた。髪が薄くなっており、腹も出ている。右頬にある黒子が印象的だった。  朱音がその男の横を通り過ぎようとすると「ちょっとすみません」と声を掛けられた。 「な、なんでしょう」 「わたくしねえ、神岡家の公親さんの知り合いなん

          【中編小説】吸血鬼はここにいる3

          【中編小説】吸血鬼はここにいる2

          ↓最初から      2・父と母  朱音は医者を目指していた。そして今も目指している。夜、眠る前の二時間くらいは医学部に入るための勉学に充てられていた。本棚には学校に通っていたころの教科書と医学書、そして今ではあまり読まなくなってしまった精神分析の本と文学雑誌が収まっている。  朱音が高校を卒業してからもう二年と経っている。その二年はひたすらに神岡家のために働いた。生活をするために働かなくてはならず、その合間を縫って勉強もしていた。朱音と優子は同じ小学校、中学校、高校に通

          【中編小説】吸血鬼はここにいる2

          【中編小説】吸血鬼はここにいる1

               1・お凛 『あの坂の上のお屋敷には吸血鬼がいるらしい』  そんな噂話が町の子供たちの間で流れていることは、そのお屋敷で働いている者であればだれでも知っていた。噂話がどこから生じたのかはわからないが、怪異の類の話は昔からあるものだと、お雪は考えていた。  お雪は本名を若草朱音といって、この屋敷の令嬢である神岡優子とは幼いころからの知己の仲である。親元を離れ、神岡家で住み込みで働きだしてからというもの、もはや数人となった女中の中では最も年長であった。 神岡家は世間では

          【中編小説】吸血鬼はここにいる1

          小説書きました

          みなさんこんにちは、僕です。 中編小説書いてみたので、良かったら読んでみてください。 僕の性癖がわかると思います。よろしくお願いします。 戦後・1950年代の想定です。 吸血鬼はここにいる カクヨムで読むのめんどくさいって人のために、1章づつ投稿しようと思います。

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          スケートは面白く美しい

          お久しぶりです。僕です。元気にしていましたか? 僕は元気にしていました。 ここ最近でフィギュアスケートを見るのにハマりました。テレビを付けたらたまたまカミラ・ワリエワの演技が行われていました。その時の反応 えっ……美? というわけで、まんまとハマってしまったわけであります。 実際その時に行われていたのは北京オリンピックシングルショートプログラムなるものらしい(全然システムしらない)けれど、youtubeにそれと同じ演技でミスがないものがあったので、繰り返し見ている。

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          日記31 ミステリオタク、つまり僕

          もう一月も三分の一が終わるわけだが、いまさら年末の事を書こうと思う。 単刀直入に言うと、年の暮の残り5日間くらいは安楽椅子オタクと化していたのだ。なんのオタクかというと、これはずばりミステリー小説だった。 やれ表現規制だ、やれコンビニからエロ本撤退だ、と騒がれる昨今でも文字畑の殺人という非倫理的行為に白羽の矢が立たないのは、偏に騒ぎ立てる人間が馬鹿で、文字を読む能がないからである。(これは小説が高尚な趣味であると主張しているわけではない) そして、ミステリオタクが死体がどう

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          【クリスマス編】日記29 書くことがないから記憶を捏造して思い出を書く

          みなさんお久しぶりです。僕です。 月日が経つのは早いもので、もう年の瀬です。クリスマスから年末にかけてはイベントごとも多く、たのしいことがたくさんありますよね。 そんなわけで、僕も世俗の流行にあやかってウキウキワクワクとした年末を過ごしているわけです。 今回はその中の、クリスマスの思い出を日記に綴りましたので、皆さんとワクワクする気持ちを共有できたらなと思います! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 毎年毎年、僕にとってクリスマスの時期とい

          【クリスマス編】日記29 書くことがないから記憶を捏造して思い出を書く