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【冷たいコーヒーより温かいコーヒーの方が評価が高くなる?】絶対仕事で役立つ脳科学5選

会社に来客された際に、あまり考えずにお茶だしされていませんか?
今回の記事は、「無意識的に」、もしくは、「センス」で選んでいたことを脳科学的な観点での選択の方法について述べていきたいと思います。

今回参考にした本↓

[1]握手は人の心を動かす

良い握手をした新卒の就職希望者は雇用される能力が高いということが証明された。
また、被験者同士が金銭を供与しあうゲームをした時に、マッサージをしたグループとしないグループで分けたときに、マッサージを受けたグループは、お返しの金額が片方に比べて2.5倍になったとのことです。
ちなみに握手の実験をした大学の研究者によると、「相手の手を強く完全に握り、目を見ながら、強く上下に振る」ことが理想の握手とのこと。

[2]自信満々に話をする

ボランティア参加の5名グループに写真に写っている様々な人の体重を当てるゲームをした。
当たった人には現金が与えられ、次の試行の際にそのお金を使って、他の参加者4人からアドバイスがもらえるようになっていた。
その際、自己申告の自信度を見ることができた。
その結果、正解の実績よりも自信の度合いが実際に示された正確さよりも重要視されていた。

ミラーニューロンという、自分の感情が相手に伝わっていることを示唆させる脳内細胞の関与の可能性が見込まれており、直近の論文では、起業家の情熱が投資家に伝わっているというものもありましたね。

[3]ビジネスを連想させないこともテクニックの一つ

スタンフォードとエール大学の研究者が、被験者に対してビジネスに関するモノの写真を見せるか、ビジネスと関係ないものの写真を見せた。その後被験者に「最後通牒ゲーム」をしてもらったところ、ビジネス関連画像をプライミングされた被験者は、利己的かつ野心的な行動をとった。ビジネスと関係ない画像を見せられたグループは91%お金を均等に分けようと提案したが、ビジネス関連のプライミングをされたグループで均等に分ける提案をした割合はわずか33%だった。

写真ではなく実物を見せた場合に行動に違いが出るか確認するためにあるグループにブリーフケースと革の書類挟みと高級ペンを見せた。それから実験の主催者がブリーフケースから取り出し「必要事項をすべて記入して書類ハサミに入れておいてください」と被験者に師事する。対照群はリュックサックと段ボール箱と普通の木の鉛筆で最後通牒ゲームをしたところ、リュックサックの場合は100%均等に分けようと提案したが、ブリーフケースの場合は50%にすぎなかった。

[4]傾聴こそ最強のCRM施策?

重罪犯が刑期を公平と判断するのは、刑期が短いほど公平と判断し、それと同じくらい弁護士と過ごした時間が長い受刑者はそうでない場合と比べ、高く判断した。

起業家と経営戦略に対するVCの信頼度や支持度を決める主な要因は、起業家からのフィードバックの量や頻度であることがわかった。起業家が常に最新情報を報告しようという意思を見せていると、最終利益がどう出ようとほとんど関係なくなる。

医者の過失により被害を受けた人の大半は訴訟を起こさない。訴えを起こす患者は大概、急かされた、無視された、あるいは医者からぞんざいな扱いを受けたと感じるため。

[5]温度で評価は変わるのか?

この実験ではアイスコーヒーかホットコーヒーのどちらかを持ってもらってから第3者の性格を評価してもらうという実験をした結果、ホットコーヒーの方が高評価を与えたというものですが、記事によると、

「身体的に暖かいと、われわれは他人をより心が温かい人だと判断し、またわれわれの方も他人により寛大になったり他人を信じやすくなるなどわれわれ自身も心が温かくなる」
引用:https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-34523120081025

と述べられています。ホットコーヒーではなくても、お茶などでもいいとは思いますが、温度が伝わるもので、温かいものを出すと良さそうです。
なお、カフェインには短期的な気力を高めたり、ドーパミンを受容しやすくなるので、それによって実際、気分が高まる効果があるのかもしれません。


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