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Day27_起業初期の事業ポートフォリオとワークバランス

どうも!180日後に起業する人です。
今回は180日後の独立に向けて、準備を進める上での予定外のことが発生しそうで、表題の件について考えました。

起業初期のワークバランス

起業初期は最も条件の良い上場企業の経営企画室に週2~3の業務委託でお世話になりながら(ライスワークをしながら)、自身の会社の事業を伸ばしていくことを予定しておりました。しかし、現在先方との話しが少し滞っている状況でして、もしかしたら話し自体がなくなるかもしれないというリスクを考えなくてはいけないなと認識し始めました。その他にも3社ほどお話は頂いているとはいえ、やはり業務委託は自分自身の時間を切り売りして、売上を上げる、かつレバレッジが効きづらいです。それでいて、クライアントワークなので、お客様の状況次第で継続するか否かが当然ながら決まります。

①業務委託をしながら、会社を伸ばす選択肢は正解なのか?

上記のことを考えると、会社としての積み上げ(資産形成)と切られるリスクのことを考えるとあまり良い選択肢でないと感じています。せめて私のスキルにだけ合った案件ではなく、会社の本事業領域に近い案件をやる方が良さそうだと思いました。

②キャッシュを生む手堅い事業との両輪が正解か?

それか自分の得意領域であるグロース・事業開発支援を事業として立ち上げながら、メインで展開する事業を仕込んでいくという選択肢が良いのかと考えました。ただ、今経営している会社の状況を考えると、やはりクライアントワークにそこそこマインドシェアを持っていかれる状況であったりする、かつ会社を一度上場させて、再度新会社を立ち上げた経営者に今の会社を立ち上げた際に指摘された言葉を思い出します。

「2人とも、この事業だとそれぞれの役員報酬が年1千万程度(稼げる)にしかならないけど、それで良いの?ピボットしたら?」

と言われました。当時の僕らは「別の新規事業をやるための仕込みだから」と聞く耳を持たず、仕込んでいきました。結果、共同経営者同士の目線感が合わなかったこともありますが、今もなお新規事業らしい、事業は仕込めていません。ただ、これも正直、会社員勤めをしながら、副業的に会社を経営して、その中で手堅い事業をやっているというシチュエーションに加え、新規事業を仕込むという圧倒的に自分たちのリソースが不足するような展開のためとも言えます。

スタートアップを作る起業と中小企業を作る起業

私の知り合いの中には、私より圧倒的に個としてスペックの高い起業家仲間がいます。彼らは米国マッキンゼーやBCG、アクセンチュアの戦略部門出身とかで、とても鮮やかに事業論点を設定し、事業を推進していくような人たちです。ただ、スタートアップとしての事業成長を生み出せているかどうかでいうと、本人たちの志向性もあって、そうでなかったりします。一方で彼らが個として優秀すぎるので、本人たちの基準で意思決定を考えると、あまり人に任せられないといった性質を持っている人だったりとそれぞれ要因は異なるかと思います。

ただ、「上記がスタートアップと中小企業を分ける分岐点なのか?」と考えると違うように思えます。

③資金調達を行い、自身で成したい事業に集中できる事業展開

スタートアップと中小企業の事業展開を分ける大きな要因は、リスクをとって、自身で成したい事業に集中できているかどうかに思えます。
最近会社を上場させた後輩の事業展開も、エクイティファイナンスを早めに実施し、その他のキャッシュを生み出す事業は考えていなかったように思えます。ファイナンス施策をしっかり行い、最初から自身の取り組みたい事業にフルスロットルで取り組むも選択肢だなと認識しています。

ただ、自分たちの事業を劇的に伸ばすには、上りのエスカレーターを見つけることと、見つけた際にはしっかり乗れるように走れる展開を作ることが重要であると考えると、タイミングキャッチは無視できません。

①②③の選択肢とあらためて向き合いつつ、「なぜ起業するのか?」という問いと向き合いながら、180日後の起業をどうスタートさせるかを決められればと思います。

180日後に起業する人

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