ハイコミッションの保険に加入するメリットデメリットを考察してみる。

前回の投稿で一方的に「ハイコミッションの保険って実質マルチだよね」って書いちゃったわけですが、自分の知り合いにネタにさせてもらったP社で保険営業している(していた)人もいるので一方的に人聞き悪いことだけ書くのも後々怖いのでメリットも書いておきます。まあ誰も見ないと思うので余計な心配だと思いますが...。

ハイコミッションの保険商品はボッタくりなのか?

これは明確にNoです。保険金額は保険会社のリスクによって計算されたものなので、そもそも保険料が安いとか高いとかいう議論をすること自体がナンセンスです。これ言っちゃうとダイヤモンド(雑誌)の保険商品特集とか何なの?って感じるかもしれませんが事実です。リスクのある金融機関が提供する保険商品はリスクに見合って保険料が安く、リスクの低い健全な金融機関が提供する保険商品はリスクに見合って保険料が高くなるだけです。あとは保障の内容によって保険金額の額面変えてるだけなので正直どこに入ろうが大して変わりません。保険金の不払いとかもかつては問題になりましたが、ネットの口コミが発達した現代においてはルールに適合すれば払うし、適合しなければ払わないという以上のことは原則無いと思っていいです。
コミッションが高いのは報酬がもらえる期間をド短期に圧縮しているので高く見えるだけです。早期退職を勧めているのと同義なので保険としてどうかとは思いますが、ルールとして認められていることなので悪いことではありません。
ただし、収入に見合わない保険金額を勧めてくる営業員が自分のコミッションのことしか考えていないことは明白です。ライフプラン真面目に考えているとはいいがたいですね。

ハイコミッションの保険に加入するメリットは?

これは自分が断った保険営業員の話ですが、彼は日本でもトップクラスの成績を上げ、ハワイでの全社表彰パーティ(家族全員ファーストクラス)に行ったりしていたのですが、時々高級ホテルでのお客様感謝パーティというようなものを開催していました。もちろんそのお金は自腹(とは言っても税金対策できるのでそこまで痛くないはず)ですが、例えば自分がそんな営業マンと契約していたとしたら、その感謝パーティで掛金たっぷりの保険に入っても屁でもない高収入の人たちとお知り合いになることができます。コミュ強でビジネスの野心がある人には最高の場となると思います。
まあそんなパーティに頼らずとも保険営業員とポジティブな関係を築くことができれば電話とかメールで会食をセッティングしてもらうことはできるとは思います。ビジネスとして成立するような話を自分が持っていれば、ですけど。
でも、自分がそんなパーティーに行ったとしたら知らない人と話すのは苦手ですし、保険料のもとを取るために必死になって飯食ってただけとなってたのが明白なので、やはり自分は契約しなくて良かったと思います。
ただし、↑のようなことができる営業マンはごく一部です。イケてない営業マンから加入してもそこから広がる人脈は大したことないので、イケてる営業マンを選別して加入する必要があります。つくづくこの世の中はコミュニケーションの強弱が収入の多寡に反映されてて嫌になりますね...。

「外資系金融営業マン」になりたい人に向けて

※ここで言う外資系金融営業マンとは外資証券や外資銀行でもない外資金融機関に営業として勤務する、実質外資保険会社P社の営業を指します。

あくまでも自分の感覚ですが、年収2000万くらいをゴールと考える人は、なるかどうか慎重に考えた方がいいと思いますし、そちらをゴールにするのであれば他社でコミッションの期間が長めのところにした方がいいでしょう。おそらくですが自分の知り合いや親族に入ってもらってその人たちの収入の一部を自分の給料にトランスフォームして、2年+αで再度転職するくらいのことにしかなりません。
入ってプラスのサイクルを回すことができるのは全国規模の企業で営業成績が一桁順位になるような人たちだと思って間違いないです。まあそんな人たちはこんな記事読まないでしょうけど(笑)

番外:外資系金融営業マンの印象的なセリフ

「あなたの人生とか仕事について話を聞いてみたい」

今でも同じことをしているのか不明ですがP社の営業がまずはじめに言ってきた言葉です。こういった本来の目的を隠蔽した営業トークって合法なんでしょうか?保険業界だとOKなのかな?

「今まで聞いた話、良かったでしょ?それであればその話を是非あなたの知り合いにシェアしたい」

これは自分をヘッドハンティングしようとした人のコメントです。しつこいので個人情報なので出せませんといったところ引き下がりましたが、まあ次の仲間か餌になる人を紹介してくれという以外の意味は無いです。マルチの常套句なのでキッパリ断るのが吉です。自分をここに紹介した人もこんなパターンであったことが推測されます。

「俺は今まで同じ車に2年続けて乗ったことが無い」

P社の営業所長のありがたいセリフです。痺れないし憧れない。

「家族のために保険料が安くてサポートが薄いネット生命保険に入ってください」

前述の好成績を収めた保険営業員が最終的に保険の加入を断った際に自分に残した捨て台詞です。久々に連絡来て(営業が開始して)からこの時点まで自分のFacebookには頻繁にいいねとコメントをもらっていましたが、このタイミングを機に一切反応がなくなりました。

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