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開幕から5戦無敗!76ersがシーズン好調な滑り出し!

どーも、わたぼーる だいち です。
今日は強烈なダンクシュートのようなリングが揺れ動くバスケ情報をお届けします。

本日は現在NBAで開幕から負けなしのチーム、フィラデルフィア・76ersを紹介します。

昨シーズンの76ersはイースタンカンファレンス3位。プレイオフではカンファレンスセミファイナルまで進出しましたが、惜しくもトロント・ラプターズに第7戦までもつれさせる熱戦を繰り広げた末の敗退。

76ersの中心選手の一人、ジョエル・エンビートは試合後に涙を流し悔しさをあらわにしたのが印象的であった。

そんな悔しさをバネにNBA2019-20シーズンが始まった。
今シーズンの76ersはジョエル・エンビートとベン・シモンズに加え、ボストン・セルティックスから移籍してきたアル・ホーフォードを新たにチームに迎えNBAチャンピオンを目指す準備は整った。

これまでの開幕からの5戦を振り返っていきましょう。

【開幕戦】vs. ボストン・セルティックス
ベン・シモンズ好調の24得点!

10月24日、76ersはNBA初戦:ボストン・セルティックスをホームに迎えての試合です。

<試合結果>
ボストン・セルティックス 93 - 107 フィラデルフィア・76ers
BOS 25|23|20|25|93
PHI 20|29|28|30|107

試合序盤はセルティックスの攻撃に押され気味だった76ersだが、後半にいくに連れて調子を上げていった。ベン・シモンズがタフなシュートや華麗なユーロステップなどで得点を伸ばし、ジョエル・エンビートがゴール下での強さを発揮。試合終盤には3Pを決めて、チームを勢いづけた。そのままの勢いでリードを守り、76ersが今シーズンの開幕戦を勝利で飾った。

ベン・シモンズの強烈なダンクシュートが今シーズンも炸裂です。

ジョエル・エンビートのブロックからボールを奪い、トバイアス・ハリスがそのままレイアップで得点をする。

<個人スタッツ>
ベン・シモンズ
  24得点、8リバウンド、9アシスト
ジョシュ・リチャードソン
  17得点、6リバウンド、2アシスト、1スティール、2ブロック
アル・ホーフォード
  16得点、2リバウンド、3アシスト、1スティール
ジョエル・エンビート
  15得点、13リバウンド、3アシスト、3ブロック
トバイアス・ハリス
  15得点、15リバウンド、4アシスト、2スティール

76ersはスタメンの5人が2ケタ得点をするバランスの良い活躍を見せた。ベン・シモンズが24得点をあげ、チーム最多得点。ジョエル・エンビートとトバイアス・ハリスの二人がダブルダブルを達成。76ersのスタメンのバランスの取れたメンバーの強さは現在のNBAで一番ではないかと思わせるスタッツです。

これがシーズン中ずっと続けばいいのですが、そうとは限りません。そこでベンチメンバーの活躍も必須となってきます。そういった選手が出てくるかどうかが76ersの唯一の懸念ポイントかもしれません。

【2戦目】vs. デトロイト・ピストンズ
チームの大黒柱が不在の中ハリス&ホーフォードが飛躍!

10月27日、2戦目は敵地でデトロイト・ピストンズと対決。なんとこの試合、チームの主格の一人のジョエル・エンビートが怪我で欠場です。

<試合結果>
フィラデルフィア・76ers 117 - 111 デトロイト・ピストンズ
PHI 28|26|29|34|117
DET 29|28|26|28|111

ジョエル・エンビートを欠いた試合で、ゴール下が寂しく感じる76ers。オフェンス、ディフェンス両方で戦力がダウンする状況の中接戦を強いられる。しかし、この日は外のシュートが好調。マイク・スコットやハリスの3Pでピストンズに差を広げさせなかった。
そして第4クォーターでベン・シモンズが速攻での得点を決めると、それに続いたホーフォードの3Pが連続で決まり、一気にピストンズから差を広げ勝利した。

スティールをしたリチャードソンからアリウープパスを受けてゴールを決めるベン・シモンズ。

ボールムービングが綺麗に流れたプレー。最後はシモンズがハンマーダンクを叩き込んでいます。

シモンズがリバウンドを取って、コートの橋から橋まで一人で持ち込み得点。彼のトップスピードになる速さはピカイチです。

エンビートを欠いた中での勝利はチームとしての自信にも繋がったのではないでしょうか。

<個人スタッツ>
トバイアス・ハリス
  29得点、7リバウンド、1アシスト、2スティール
アル・ホーフォード
  23得点、9リバウンド、5アシスト、1スティール
マイク・スコット
  17得点、3リバウンド、1アシスト
ベン・シモンズ
  13得点、4リバウンド、10アシスト、7スティール
ジョシュ・リチャードソン
  10得点、1リバウンド、6アシスト、2スティール
シェイク・ミルトン
  10得点、2リバウンド、2アシスト

ハリスが29得点とホーフォードが23得点と活躍。シモンズはダブルダブルを記録した。シモンズはスティールが7つとディフェンス面でも頑張っていたことがわかる。そして課題であるベンチメンバーの活躍ですが、シェイク・ミルトンが3Pを5/6決めてエンビートがいない分の得点を稼ぎ勝利に貢献している。

【3戦目】vs. アトランタ・ホークス

10月29日、アウェイでアトランタ・ホークスと対戦。ジョエル・エンビートが戻ってきた76ers。開幕3連勝となるか。

<試合結果>
フィラデルフィア・76ers 105 - 103 アトランタ・ホークス
PHI 31|32|19|23|105
ATL 40|25|18|20|103

第1クォーターに大きくリードを奪われた76ers。前半終了時にはなんとか点差をイーブンまでに戻せたが、逆転のあと一歩が遠い。
後半も点差が広がらない接戦。前試合欠場のジョエル・エンビートがこの日は好調。3Pも決め勢いに乗る76ers。逆転のフリースローを決めたエンビート。最後のホークスのプレーも守りきり、76ersが開幕3連勝とした。

ジョエル・エンビートが態勢を崩しながらも自分の股の下を通してシモンズへ絶妙なパス。

そしてエンビートの身震いさせるような強烈なダンクシュートを叩き込みます。

<個人スタッツ>
ジョエル・エンビート
  36得点、13リバウンド、5アシスト、3スティール、1ブロック
ジョシュ・リチャードソン
  14得点、5リバウンド、3アシスト、3ブロック
ベン・シモンズ
  13得点、6リバウンド、6アシスト、1スティール、1ブロック
トバイアス・ハリス
  13得点、5リバウンド、5アシスト、1スティール

ジョエル・エンビートが36得点と大暴れ。トバイアス・ハリスは76ersの最後のプレーで逆転シュートを決めて勝利へ貢献。クラッチシューターとしての成長をこれから見せられるか。接戦が続く76ersだが、それを今のところ全てものにしている勝負強さを見せている。どこまで連勝記録を伸ばせるか期待がかかります。

【4戦目】vs. ミネソタ・ティンバーウルブルズ
開幕4連勝!まだまだ続く76ersの快進撃

10月31日、4戦目はミネソタ・ティンバーウルブルズとの試合です。

<試合結果>
ミネソタ・ティンバーウルブルズ 95 - 117 フィラデルフィア・76ers
MIN 24|19|35|17|95
PHI 32|30|30|25|117

前半に大きくリードを奪った76ers。ゴール下の攻撃と外からのシュートをバランス良く攻めていて、相手はどこを守ってもお手上げの状態。ディフェンスとオフェンス両方で相手を圧倒した76ersが勝利をあげて、開幕4連勝とした。

この試合のジョエル・エンビートとカール・アンソニータウンズの対決は見ものでした。

ベン・シモンズがこの日も強烈なダンクシュートを見せます。

さらにもう一本。強烈なリバースダンク!

<個人スタッツ>
ジョエル・エンビート
  19得点、5リバウンド、2アシスト、1スティール、1ブロック
トバイアス・ハリス
  18得点、9リバウンド、2アシスト、1スティール
フルカン・コルクマズ
  17得点、2アシスト
ベン・シモンズ
  16得点、3リバウンド、7アシスト、3スティール、2ブロック
アル・ホーフォード
  12得点、16リバウンド、4アシスト
ジョシュ・リチャードソン
  12得点、4リバウンド、1アシスト、4スティール

途中退場したエンビートがチーム最多得点とちょっとおかしな感じがするスタッツ。ホーフォードがダブルダブルの活躍で76ersの4連勝に貢献した。

エンビートとタウンズの乱闘
この試合、第3クォーター中盤にエンビートとタウンズとで乱闘が起こりました。両チームのビックマンの小競り合いともあり、止めるのも一苦労。この乱闘でエンビートとタウンズお互い一発退場となりました。

そしてこの乱闘を起こした二人にNBAは2試合の出場停止処分を科した。

【5試合目】vs. ポートランド・ブレイザーズ
開幕5連勝を劇的な逆転勝利で飾る!!!

11月3日、5連勝がかかった76ersの相手はウェスタンカンファレンスでも力があるポートランド・ブレイザーズとの戦い。
エンビートが前日での乱闘で2試合の出場停止処分を受けているため、エンビート抜きでの戦いになる。

<試合結果>
フィラデルフィア・76ers 129 - 128 ポートランド・ブレイザーズ
PHI 27|30|35|37|129
POR 32|36|34|26|128

両チーム3Pの得点で始まった試合。両者譲らない攻防が続いたが前半終わりにポートランドの奇襲に合い点差を広げられた。第3クォーターには16点差もひらいた76ers。連勝記録もここまでと思い始めた第4クォーター。76ersは粘りをみせポートランドに迫る。

勝負は最後までわからない展開となった。残り10秒のところでシモンズがファウルをもらいフリースローを2本とも決めて76ers1点リード。残り10秒でポートランドの攻撃。リラードがボールを持ちドライブ。そしてコーナーにいたサイモンズヘパスして3P。これが決まり、ポートランドが逆転に成功して2点のリード。そしてラストプレー。残り2秒。76ersのスローインからプレーが再開。コルクマズがフリーになり、3Pを打ち成功。76ersが再逆転に成功。残り0.4秒でポートランドのプレーがあってリラードが3Pを放つが時間切れ。76ersの劇的逆転勝利となりました。そして今シーズン唯一の開幕5連勝としました。

ハリスの3P👌

3Pだけじゃない。ダンクも。

そしてコルクマズの逆転クラッチ3Pシュート。

<個人スタッツ>
アル・ホーフォード
  25得点、5リバウンド、7アシスト、1スティール、2ブロック
トバイアス・ハリス
  23得点、7リバウンド、3アシスト、1スティール、2ブロック
ベン・シモンズ
  18得点、11リバウンド、8アシスト、2スティール
ジョシュ・リチャードソン
  17得点、4リバウンド、6アシスト、1スティール、1ブロック
マイク・スコット
  12得点、1アシスト
フルカン・コルクマズ
  11得点、3リバウンド、2アシスト、2ブロック

ホーフォードが25得点と大活躍。そしてハリスも23得点とホーフォードに続いて活躍。シモンズはダブルダブルを達成。逆転3Pシュートを決めたコルクマズ。この日も3Pを3/6と50%の確率で決めている。

まとめ

76ersの開幕からの5試合を振り返りました。ウルブルズの試合を除いて全ての試合で接戦となっています。接戦が続くと体にも疲労が溜まってくると思うのでコンディションの維持が難しくなってくると思います。次戦は開幕6連勝がかかりますが、エンビートがまだ復帰できない中、今の好調な試合を続けることができるのかが重要になってきます。

しかし、接戦を全てものにしている勝負強さが今の76ersにはあります。昨シーズンのプレーオフでの悔しい負けを今シーズンにぶつけている気持ちは伝わってきます。

今後も76ersには注目です。

では、また次回。

第27回 バスケット豆知識

さて、本日もバスケット豆知識のお時間です。

今日は上記で紹介した76ersの豆知識。

76ersはポートランドに劇的な逆転勝利をして、開幕5連勝を達成しています。

この開幕5連勝という記録は、76ersにとっては2000-01シーズン以来のこと。このシーズンはコービートシャックのレイカーズに敗れたもののNBAファイナル進出を果たし、アレン・アイバーソンがシーズンMVPに選ばれた『伝説』のシーズンである。

この時76ersは開幕10連勝を記録している。今シーズンはどこまで連勝を伸ばせるか楽しみですね。

アイバーソンが76ersの開幕戦を観戦しにきていました。

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