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本当に暑いのか?


 皆さん、こんにちは。そのゼブラ演出は本当に熱いのか? 木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。なんか今年も、


 ( ;´Д`)A 暑い。


 ぶっちゃけワタクシ、寒いのが大嫌いで、夏の方が好きな人間なんですけれども、それでもね?


 ( ;´Д`)A 暑い。


 正直申し上げまして、暑いと言うより、


 (´°Д°)」 熱いわ!


 ワタクシ、もうそろそろ半世紀ほど生きてる事になりますが、確実に暑くなってる。
 常に右肩上がりって訳じゃないし、毎回冬も挟んでるし、たまに冷夏もあったりするから、つい忘れがちだが、暑くなってるんだよ。


 (´°Д°)」 暑いんだよ!


 そう。クソ暑い。マジで暑い。特にワタクシの住んでる京都は盆地なので、


 (´°Д°)」 蒸し暑い。


 ワタクシゃ、暑いのも夏も好きだが、


 (´・Д・)」 蒸し暑いのは
 話が違うやろ、と思うの。


 塩っ辛いとピリ辛いは違うだろ? 唐辛子とカラシとワサビも辛さの種類が違うよね?
 ガンダムが好きだからってマクロスが好きとは限らんし、Wは好きでも00は嫌いとか色々あるじゃん?
 カラッと暑いのは好きだが、ムシっと暑いのは嫌いなんだよ。てか、


 (´・Д・)」 好きな奴
 おらんのちゃうか?


 人は概ね肩こりやマッサージなどの「痛気持ちいい」は好きで、その範囲に差はあれど、「痛い」のが好きって奴は中々おらん。
 相当なドMであろうと、ただ痛い、ただ苦しいを、誰からやられても嬉しいなんて奴はおらんのじゃないかと思う。
 それで言うと、サウナでもなく、水風呂が待っている訳でもない「蒸し暑い」を好きな奴なんて、まずおらんと言える。
 なのに、だ。なのにである。


 (´°Д°)」 夏が暑いのは
 当たり前だろうが!!


 昔から夏は暑い!
 近頃の若者は弛んどる!


 昔はもっと
 暑かった!


 とか言い出す老害が後を絶たない。てか、後を絶ってやりたい。
 しかし、半世紀ほど生きてきたワタクシは思うのだ。


 本当に暑くなってるのか? と。



 昔の方が暑かったと言われると、そんな気がしなくもない。
 昔は冷房とかなかったし、トータルで言えば今の方が涼しい。

 子供の頃は体力があっただけで、暑さはあまり変わっていないのではないか。
 あるいは、老化が進むごとに弱くなってるだけで、案外暑くなっていないのでは?

 そんな風にも思うのである。実際ワタクシ、京都に引っ越して25年ほどだが、京都がクソ暑いだけかも知れんし。蒸し暑ささえなければ、暑さは耐えられるはず。

 で。こーゆーのはデータから分析するのが一番なんですよね。個人の感想なんてアテにならんし。
 てな訳で、調べてみたが、


 気温データの取得方法が変わっているらしく、数字を鵜呑みには出来ない。


 という実に冷静な回答が得られた。
 そう。30年の間に人は進歩する。30年もあれば、色んな条件が変わってしまって、単純比較ができない。これは実に正しい見解だ。
 昔は百葉箱の温度計で数字を目視していた。今は直接太陽が当たらない屋内で外気を取り入れてデジタルで計測していると言う。そりゃ結構な差が出る。

 実際、アルコール温度計や水銀温度計だとワタクシの体温は36度超だが、デジタルだと35度と明確に違う。どっちが正しいのかは知らんが、2020年以降そこら辺にあるデジタル体温計の数値はあまりアテにならんと言えるだろう。
 無論、気象庁が使うような温度計なら、そんないい加減な数字を叩き出すことはないだろうが、そうなると逆に、アナログ温度計が信用できるのか怪しくなる。まして目視だ。見る角度でズレてる可能性もあるんじゃないのか。
 同条件でなければ、取ったデータを単純比較することは出来ない。
 よって今と昔で暑くなった、なってないと言う話は「不明である」と言うことになるだろう…


 (´・Д・)」 か?


 待て。待て待て待て。
 うむ。アナログを目視するで誤差が出ることは否めない。しかし、考えて欲しい。


 (´°Д°)」 1度以上
 見誤るだろうか?


 そう。目視は誤差を招きやすい一方、デカいチョンボをやらかしにくい、というメリットもある。
 更には、目視を同じ方法で見誤り続けるなんて事はない。つまり、一人の職員が観測方法を間違え続けていたとしても、せいぜい0.5度以内に収まる筈なのである。

 そして、アナログとデジタルの差だ。
 アルコールや水銀温度計とデジタル体温計では体感として1度ほどの差がある。特に今の非接触型のデジタル体温計だとかなり正確性に欠けると言えるだろう。しかし、気象庁がそんないい加減な設備を使う訳もない。


 デジタルとアナログの計測で、根本的な気温差が出るとしても、それはやはり1度。


 極め付けは、観測場所の違いである。
 かつては百葉箱で計測したが、今はもっと安定した場所だと言う。
 つまり、


 (´・Д・)」 昔の方が
 日光の影響が強い。


 つまり、暑くなるも涼しくなるも、その影響を受けやすいのは小さな百葉箱であり、冬は寒くなりやすく、夏は暑くなりやすいって事になる。つまり、屋内の施設に外気を取り入れて計測している現在の方が、極端な数字を出しにくくなっている訳だ。

 要するに、わかりやすく言えば、


 (´・Д・)」 気温が
 2度上がってれば、
 昔より確実に暑い。


 という事が言える。
 てな訳で、気象庁かつ東京のデータに絞って、1989-1991年と、2019-2021年の30年違いで調べたところ、

 年間平均気温 1989年- 16.4度 17.0度 16.4度
 年間平均気温 2019年- 16.5度 16.5度 16.6度

 おや? 思ったより差がないと言うか、下がってる所もあるな。まあ、コレは年間平均気温だ。
 暑さで見てみよう。

 年間最高気温 1989年- 33.5度 35.9度 35.6度
 年間最高気温 2019年- 36.2度 37.3度 36.8度

 続いて8月の平均気温。

 1989年- 27.1度 28.6度 25.5度
 2019年- 28.4度 29.1度 27.4度

 (´・Д・)」 はい。思ったより差は大きくありませんでしたが、2度以上の上昇をマークしている年もあり、最高気温では確実に暑くなっていると言える。
 で。もっと注目して欲しいのは真夏日(30度を超えた日)の日数だ。

 30年前は、 47日、60日、45日に対し、
 2019年から 55日、54日、52日なのである。約1週間ほどの差が出てる。1990年が猛暑ですけどね。


 極め付けがコレ。猛暑日(35度を超えた日)の日数。

 1989年-  0日  2日 4日
 2019年- 12日 12日 2日


 (´・Д・)」 全体的に暑くなってんのよ。



 で。こうなって来ると地熱が夜間に下がりきらない内に日が昇り、体感温度はエグい事になります。

 (´・Д・)」今の方が
 涼しいとか大ウソ。


 そして、注目すべきは最低気温。

 1989年- 0.9 -1.4 -0.8
 2019年- -1.2 -1.4 -2.4

 平均気温の時にも出てますが、要するに冬も寒くなってんのね。
 そして、猛暑の年は厳寒の年でもあり、暑い年ほど寒い年になる。


 (´・Д・)」 つまり、
 暑くも寒くも
 なったせいで
 老体には堪えるわ。


 って事が確実に言えるのである。

 まあ、ワタクシは年をとってデブったので、寒さ耐性が上がってしまいましたけど。

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 なお、この先にはもっと深刻な寒暖の話が書かれています。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。