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作家なります


 皆さん、こんにちは。タイトルが佐々成政のパロディだと気付いた人はどれぐらいいるのだろう?木賃もくちんふくよし(芸名)です。


 はい。何故か世間では時折、


 作家は経験した事しか書けない。


 と言うような【寝言】が散見されます。



 (´・Д・)」アホか。



 あのね、だったら作家でもないお前らごときが、どうして


 「嘘をつけるの?」



 って話だ。武論尊は人体を内部から破壊したりしないし、宮下あきらは生身で大気圏突入したりしないし、青山剛昌は毎週のように殺人事件に出くわしてない。

 中島みゆきはお嬢様だし、尾崎豊は優等生だし、小松左京は人類滅亡の危機に出くわしてないのである。


 どエロい漫画を描く

 エロ漫画家が

 童貞かも知れないし、

 童貞くさい漫画を

 描く作家が、

 妻子持ちリア充かも

 知れないのである。


 ん。んん?わかってる。わかってるとも。経験してない事を安易に書いた作家がボロを出したってのを嘲笑いたいだけで、物理的な意味で書けないって事は言ってないんだろ?わかってるさ。わかってるとも。

 だが、「〇〇先生、痛恨のミスをやらかす」ぐらいで笑ってすませばいいものを、「作家は経験した事しか書けない」なんて、したり顔で「オレの方が知ってる」とか言うから反感を買う。反感を買うであろう程度のことも予測できずに。

 それともアレか? 今までずっと、周囲から嫌われてる事に気付いてないから、



 (´・∀・)」 経験してても、

 理解できてないのか?


 確かに、知っていればその分だけミスは少ないかも知れない。経験や知識は身を助くだろう。

 しかし、それは作品の良し悪しには直接関係ないのである。


 内容が破天荒でも物理法則を無視してても、ファンを魅了させられれば充分なのだ。どうせどんな名作にもアンチは発生する。高評価の方が多ければ、それは良い作品で、重箱の隅をつつく意味は大きくない。

 無論、重箱の隅をつついても、その論評が面白ければいいのだが、


 (´・Д・)」お前の

 つけてるイチャモンは、

 全然面白くないんだよ。


 そーゆー事なのである。

 と言うか、ワタクシが思うに、「経験した事しか書けない」と言うより、むしろ「経験しちゃったから書けない」って事の方が大きいのではないかと思うのだ。

 そう。知識をつけ、経験を経たからこそ、


 (´°A°)」下手なコトが

 書けなくなっちゃった…


 なんて事は多々あるのである。

 例えば、二次世界大戦の物語を書こうとして色々勉強した結果、


 (´°Д°)」創作を入れる余地がない。

 書かなきゃならない事が多過ぎる。

 あの事を書こうとしたら、10年前まで話が遡る。

 その10年前の出来事は、30年前の事件に起因する。


 ってな事がありまくり。簡単な話、歴史物で言えば、史実には少なくとも40人の重要人物が出てきたりする事もざら・・だ。

 しかし、それだとあまりにも話が複雑になり過ぎるので、重要性が低めの人物を


 (´・∀・)」 2、3人

 合体させとくかぁ!


 ってな処置をしなければ、話が複雑になり過ぎるのである。しかし、アホはそこでイキりたって、


 (´・∀・)」 無知乙。

 コレを言ったのは、

 別の人物だってーの!


 とか言っちゃう訳だ。ん?それは物語上の話や知識の話で、経験とは関係ない?



 (´・Д・)」あるよ?


 そうやって否定的な論評が来た所為で、ああも書けない、こうも書けないって雁字搦めになってしまう作家はいるんだから。

 どう書いても批判を食らうって経験をしちゃうと筆を折っちまうのも仕方ないわな。


 そうでなくとも、真相を知りたくて取材しまくった結果、予想以上に闇の深い話になってしまって、藪の中の大蛇と出くわし、


 (;∀;) とてもじゃないが

 本当のコトなんか書けない。


 ってケースもある。そこまで大きな話じゃなくとも、誰にだって、経験しちまったからこそ


 人には言わず、

 黙って墓まで

 持って行こう。


 なんて、秘密の1つぐらいはあったりするモノではないだろうか。

 それに、想像力豊かな中二病時代だったからこそ描けた空想や妄想ってのは、色々経験し、擦れた大人になってしまったから、もう描けないなんてのは、多くの大人が通ってきた道だろう。


 (´・Д・)」恋に恋しなくなったら、

 キュンキュンするラブストーリー

 なんて書けないだろうしね。


 ちなみにワタクシは恋愛にはキュンキュンしないが、歴史物にはキュンキュンしまくり。

 特に、史記の「項羽と劉邦」が大好きなので、ワタクシなりの解釈における楚漢戦争の物語を書きたいと思っていた。いや、今でも思ってる。てか、着手はしてた。

 しかし、物語を構成するうちに、


 (´・Д・)」やっぱり

 始皇帝の時代から

 描かないとなぁ。 


 となってしまい、物語のボリュームが増す一方。結局、楚漢戦争を描こうとすると、魅力的な人物が多く、


 始皇帝→陳勝→項羽と劉邦→韓信→呂雉


 (´・Д・)」どれだけ書けば終わるのか見当もつかねえ。

 呂不韋、嫪毐や、黥布、蕭何、鍾離眜や范増の話は掘り下げたいしね。


 ちなみにワタクシの脳内世界では、始皇帝は他人に気を許さない完璧超人。

 陳勝は頭が良く、人柄もいいが非情さが足りない。

 項羽は完璧超人だが、天才ゆえに凡才が「できない」理由がわからない残念な人。それを癒せるのは虞だけ。

 劉邦はカリスマの塊だが、性根は小者。


 そして、韓信は「狂気の沙汰ほど面白い」と無勢で多勢を圧倒するようなギャンブルにしか血が滾らない狂人。


 物語を締めくくるヒロイン、呂雉は劉邦大好き純情乙女だと設定されている。


 なお、この話は出来事と大まかなプロットと年表まで制作したところで、


 (´・Д・)」制作した

 データが飛んじゃった。


 って所で心が折れて、脳内に引きこもった。
 働かなくて食っていけるぐらいの環境になったら、再び書く。

 ※この記事はすべて無料で読めますが、経験しちゃった人も、まだの人も、ここでひとつ投げ銭(¥100)などを経験するのはいかがでしょうか?
 なお、この先にはワタクシの韓信への関心しか綴られていません。



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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。