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超感覚


 皆さん、こんにちは。鈍感なんだから。木賃ふくよし(芸名)です。
 早速ですが、本日の話題、行ってみましょう。

 本日の話題はタイトル通りに超感覚。タイトル通りの話題になる上に、すぐに本題に入るのは非常に珍しいパターンですね。ええ。いつも前振りが長かったり、タイトルが関係なかったりしますからね。ええ。

 そんな訳で、超感覚についてのお話です。超感覚。Extra Sensory Perception.すなわち、

 ESP.


 HEY!HEY!HEY! 待って待って。E.S.P.って、超能力の事じゃなかった? って思った人もいる事でしょう。そうです。超能力です。

 例えば、一般人が1分間に約10問の計算を解けるとしましょう。
 しかし、その人は50問を解いたとしたら?

 約10問を解く「能力」が一般的だとするなら、50問解けるなら、それはもはや「超・能力」だと思いませんか?
 えっ? 「超」は言い過ぎ? せいぜい「高」能力だろ?


 高能力だとエスパー伊東に
 なっちゃうじゃないですか。


 エスパー伊東は好きだけど、それとこれとは話が違います。いいですか。50問で「高」なら、100問では? 200問では? 300問では?
 いやいや、それは単に計算が速いだけで、「超能力」じゃない? ふむふむ?

 じゃ、20トンの荷物を持ち上げられるスーパーヒーローは単に力持ちなだけで「超能力」じゃないと?
 500mの距離を1秒で走れても「超能力じゃない」んですね?

 いいえ。怪力も俊足も超能力です。人によって、「高」と「超」の隔たりに差はあるものの、高の次は超でいいんです。
 牛丼大盛の次が特盛みたいなもんですよ。
 1分間に200問も解いたら、それはもう超能力です。

 ええ。何も、触れずに物を動かしたり、瞬間移動しなくても、それはもう「超能力」と言っても過言ではない。
 そもそもExtra Sensory Perceptionとは知覚外認知とも訳せますが、超感覚認識という風にも考えられる。

 例えば、テレパシーで人の心を読む事は出来なくても、声色や表情、瞳の動きで相手の考えが読めるとしたら、それは実質テレパシーによる読心術と大差ない訳だ。

 実際、ワタクシには祈祷師の知人がいるのだが、彼曰く、


 「自分は霊感なんてモノはないし、

 信じてもいない」


 しかし、傍から見ると神秘的な力を持っているように見える。

 彼に言わせれば、それはすべて五感の延長上にあると言うのだ。
 つまり、第六感の正体は、五感とは別の感覚ではなく、五感の延長上。すなわち、研ぎ澄まされた五感こそが第六感だ、と言うのである。
 なるほど。
 確かに、車を運転していても、直接触れていない筈の道路状態は知れるし、熟練すれば、より細やかな情報を得られる。
 お笑い芸人はステージの空気を読む。
 我々だって、目を閉じていても何も見えなくなる訳ではない。
 明るいか暗いかは瞼を通しても感知できるし、音の反響で空間を認識したりも出来る。
 いや、実際の闇の中でさえ、慣れれば少しは夜目が利くようになるし、空気の流れや音で闇の中を把握していく事は出来るだろう。

 要するに、高度に成長した科学が魔法と見分けがつかないのと一緒で、高度に発達した能力は超能力と区別がつかないのである。

 実際、ワタクシも幾らか、常軌を逸した「超能力」を持つ人を見た事がある。


 1人は色彩。

 塗料関係のプロフェッショナルではあるが、どうやらその人は別格のようで、基本的に見た色はほぼ全て再現できる。
 どうやら冗談抜きで「#ffffff」の白と、「#fffffe」の白の区別がつくらしいのだ。

 #000000が黒で、#ffffffが白。#赤 緑 青 の光の三原色を00~ffの256段階で表現する訳だが、256×256×256の色の見分けがつくらしい。
 しかも実際に調色する訳だから、ツヤなしやら光沢と言った差まで分類し、再現できると言うのだ。
 何処まで正確なのかはわからないが、同僚の方と話してるのを聞いてる限り、どうやら相当な精度の模様。



 もう1人は傾斜。

 テーブルの表面を撫でたら、どっちにどれぐらい傾斜してるかわかる。
 別にテーブルじゃなくても、カウンターでも床でもいいんだけど、要するにサッと平面を手のひらで撫でると、どの方向に傾斜してるのかわかるらしいのだ。
 何故かはわからんが、確かに、言われた方向に傾斜している。
 試しに別の所でもやってみたが、ビー玉を置いたら、言われた方向に転がるのだ。
 少なくとも、手持ちの安い水平器より正確だし、ビー玉が動かない場所でも傾斜を感知できる模様。
 これが何処まで正確なのかは、ワタクシの持つ水平器とビー玉ではもう測れない。
 ただ、どうやら、ハッタリなどではなく、正確らしいと言う事はわかる。


 明らかに常軌を逸していたのはこの2人だが、その手前のレベルなら割と何人か出会った事がある。
 いわゆる旋盤作業の正確さを競うコンテストなんかは中々にヤバい。
 しかも、これらは10代の若者がその域に達していたりするからなおのことヤバい。

 正確さがミリじゃなくて、ミクロンなのよね。


 (´°Д°)」 ミクロンて。


 1/1000ミリやで。

 それを見てわかるとか、作業で作るとか中々にヤバい。
 しかし、とある人に言わせると、


 「髪の毛で0.05ミリとかの太さだし、

 素足で髪の毛踏んだら、感触でわかるでしょ。

 そこまで大層な能力じゃないよ」



 との事。

 言いたい事は伝わっているが、ワタクシには到底理解できないので、やっぱりスゴい事だとは思う。

 で。
 これはワタクシが見た訳じゃないけど、段差なら0.01ミクロンだか0.001ミクロン、すなわちナノメートルの世界まで感知できる人が居るんだとか。
 それって段差と呼んでいいのかどうかさえわからないが、世の中には、そんな人もいるらしいのである。

 まあ、要するに、超能力は意外と身近に転がっているかも知れない。って話をしていたら、その場にいた若い女性が、



 (╹◡╹;)「私、よく何もない所で

 つまずくんですけど、

 それって、

 ひょっとすると


 超感覚なんj、、、」



 (´・Д・)」 違います。



 それが何かは言いませんが、超感覚ではないとだけ明言しておきます。


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 なお、この先には特に何も書かれていません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。