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邦題つけ放題


 皆さん、こんにちは。ツーラッキー・ウッドプライスこと木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 知人に、割と珍しい苗字の「木虎」さんがいるのですが、初対面の時に、

 ( ・∇・)ノ 「タイガーウッズです」


 って言われたのが印象的でした。
 さて。今日はワタクシ、これから「大怪獣のあとしまつ」の後始末をしに映画館へ行った後、そのまま仕事に行くので、記事を更新する時間がないため、書いてるのは観に行く前です。

 とりあえず、「大怪獣のあとしまつ」を観に行くクラウドファンディング、


 (´°Д°)」 ご協力ありがとうございました!!


 まさか五分で達成するとは思いませんでした。いつもコレならバイト辞めるのに。

 それはともかく、ファンディングに成功してしまったので、早速「大怪獣のあとしまつ」のレビューに行きたい所ですが、観に行く前だし、観に行った後だと更新が間に合わないので、


 映画の「邦題」について


 の話を本日の話題にしたいと思う。
 邦題。
 海外から仕入れてきた何らかの輸入品を売る時、日本人に売れるよう、新たに日本用の名前を付けることである。

 ワタクシはいわゆる老害なので、近頃の若い衆は邦題の妙味をわかってなくて困る。
 特に失敗した邦題を見るとすぐに、


 ( ´_ゝ`) 原題のままでいいのに、、、


 とか言っちゃう。


 (´°Д°)」 ダメ。絶対。


 あのね? 失敗した邦題にだけ目を向けるからそうなるのよ。
 いいかい? よく考えて欲しい。


 失敗した洋題にも目を向けたまえ。




 キャッチ ミー イフ ユー キャン


 (´・Д・)」 ないわ。

 ない。なさすぎる。中1だとギリギリ翻訳できないレベルの英語。
 要は「捕まえてごらんなさい」って事だが、かくれんぼの掛け声の「鬼さんこちら」である。
 いくらでも弄りようがある原題なのに「キャッチミーイフユーキャン」て。ないわ。せっかく面白い映画なのに。ないわ。
 ワタクシならこう付ける。


 れるもんならってみな!

 
 (´・Д・)」 え? ダサい? ダメ? えー? マジでー?


 でも他にも、



 ホワットライズビニース



 (´・Д・)」 中2でも翻訳できないヤツ来たコレ。

 翻訳すると「下にあるもの」 ぶっちゃけ、翻訳するとネタバレになる気もするけど、「這い出ずるもの」とか、もうちょいマシなタイトルに出来なかったのかと思ってしまう。
 いや、別に名作でも何でもないから、タイトルとか別に何でもいいけど。

 (´・Д・)」 え? 「這い出ずるもの」でもネタバレになってる? うん。確かに。

 逆に、コレって邦題だったん? パターンもある。


 「クレイマー、クレイマー」


 原題は「クレイマーvsクレイマー」だが、迷惑客同士が戦う映画ではない。
 家庭を顧みなかった夫と、家を出て行った妻が離婚の挙句、養育権を裁判で争う「クレイマー家」の戦いだ。
 ただし、映画の本筋は子育てに奮闘する夫の話なので、タイトルに「vs」なんて無粋なモノを入れなかったのは正解だと思っている。


 「ハート・ブルー」


 原題は「ポイント・ブレイク」 ぶっちゃけ、何がハートブルーなのかはサッパリわからないが、観ていくうちに「ハート・ブルー」な気分になる。心が青く染まる。
 ポイント・ブレイクな感じではない。ハート・ブルーな感じだ。
 ただし、映画をラストまで観ると、ポイント・ブレイクの意味がわかる(けど重要ではない)ので、ポイント・ブレイクな気がしなくもないでもない。

 それに、みんな大好き「スターウォーズ」だって、エピソード1だけ、

 (´・Д・)」 ファントム・メナスて。


 それまでもその後も「新たなる希望」「帝国の逆襲」「ジェダイの復讐」「フォースの覚醒」とかなのに。ファントム・メナスて。
 「亡霊の脅威」とか「ファントムの脅威」でええやろ、と。


 そして逆に、邦題が素晴らしい例を見て欲しい。


 「えびボクサー」


 原題は「クラスト」で意味は「殻」 要は海老の甲殻である。
 ただし、本作に登場するのは「シャコ」だ。エビではない。
 ただ、考えて欲しい。「しゃこボクサー」ではインパクトが弱い。エビだ。エビしかない。


 「普通じゃない」


 原題は「ア ライフ レス オーディナリー」 意味は「普通じゃない人生」
 映画を見ればわかるが、まあ色々と「普通じゃない」 老年期の人生の泣かせる映画だったら「普通じゃない人生」ってタイトルもアリだろうが、この映画は間違いなく「普通じゃない」


 「狂っちゃないぜ」


 お前、そーゆータイトルが好きなだけだろ! と言われそうだが、そうではない。
 こちらの原題は「Pushing tin」 訳すると「缶を押す」? どうやら航空業界用語で「過密スケジュール」を意味するらしい。
 映画の内容は不倫・友情・コメディ・スリル・サスペンス満載の航空モノなので、色々狂ってる。
 なお、ワタクシが大好きな曲に「ボールス・トゥ・ザ・ウォール」と言う曲名があるが、コレも航空用語で「ギアをトップに上げろ」の意。※ レバーの握り手のボール部を壁(限界)にぶつけろって事である。

 ちなみに、PVではでっかい鉄球(モンケン)をベルリンの壁にぶつけていたが。メーン。


 まあ、他にも秀逸なタイトル「刑務所のリタ・ヘイワース」は、原題の「リタ・ヘイワース アンド ショーシャンク リデンプション」でお気付きだろうが、映画「ショーシャンクの空に」(原題はショーシャンク・リデンプション)に変えられた。
 リデンプションは償いや贖い、救済を意味する。
 映画は素晴らしい出来だったが、タイトルから「リタ・ヘイワース」(昔のセクシー女優の名前)が消されたのが無念である。消した意味もわかるが、個人的にはコレがあるからこそのカタルシスだと思う。

 逆に、「スタンド・バイ・ミー」も原題は「ザ・ボディ」だ。意味は「肉体」ではなく、「死体」であるが、これを「スタンド・バイ・ミー」にして、ベン・E・キングの曲を流したのは正解だと言える。

 ちなみに「ショーシャンク」「スタンド・バイ・ミー」の両方とも原作はスティーブン・キングだったりする。

 他にも個人的にかなりの名作だと思う「アイ イン ザ スカイ」(大空の眼)も、邦題が「アイ イン ザ スカイ 〜 世界一安全な戦場」という日本らしい余計なサブタイトルを付けられてしまった。
 しかし、映画を見終わった時、自分が「世界一安全な戦場」にいる事に気付く素晴らしい仕掛けだったと思わされたので、このタイトルは秀逸だと思う。

 そんな訳で、何が言いたいかと言うと、


 観たい気持ちにさせ、
 内容を的確に表すなら、
 邦題が駄目なんて事はない。


 要するに、洋題邦題ではなく、駄目なタイトルが駄目なだけなのだと言いたいのである。

 なお、ワタクシが大好きな作品に、


 「ヒーマン」


 というモノがあるのだが、「魔界伝説 ヒーマンの戦い」「ヒーマン」「マスターズ 超空の覇者」「ヒーマン アンド マスターズ オブ ザ ユニバース」「マスターズ オブ ザ ユニバース」とタイトルが落ち着かないせいで、日本では人気が出てくれない。
 公式(英語)ではマスターズ オブ ザ ユニバースを略してMOTUとしているが、イマイチである。
 ヒーマン(HE-MAN:彼男)という漢気に溢れる名前だが、日本語の語感的にポチョムキンぐらい強そうに思えない。


 (´・Д・)」 誰かヒーマンに素晴らしい邦題をつけてあげて欲しい、、、!!




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 なお、この先にはやっぱりダサい邦題もいいんじゃない? って最高の例を書いておきますね。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。