センシティブ・ファッショニスタ
皆さん、こんにちは。服飾は好きですが、自分の服飾には興味がない。木賃ふくよし(芸名)です。
だって、
(´°Д°)」 錦を着てても
中身がワタクシなのよ?
フツーに、かっこいい服や綺麗な服、可愛い服を見れば「素敵だな」と思いますが、ワタクシが着て似合う訳じゃないんだから。と言うのがワタクシの素直な意見です。
いや、似合わない服をきちゃダメ! なんて事は思いません。むしろ、誰でも自分が好きな服を着ればいい。服装ぐらいで他人に迷惑をかける事は稀。いくらでも好きな格好をすればいいと思います。
ファッションには確か、7つぐらいの分類がある。今は全部思い出せないのでテキトーに書くが、
パッと思い出せるのはこの5つぐらいだが、どの意味合いで服を選ぶのかがわかっていれば、それで良いのではないかと思う。
そして、警官の格好をしたり、裸だったりしない限りは、法的に問題はない。何を着たって自由だ。ダサかろうが似合わなかろうが、一緒に歩きたくないと言われようが、好きな服を着ればいい。それがワタクシのファッションに対する素直な気持ちだ。
(´・Д・)」 好きにしなよ。
それで他人から白い目で見られる覚悟は必要かも知れんが、大体は白い目で見る奴の方が間違ってると思うぜ。
そりゃね? 最低限度の清潔感のある服を選ぶべき、ってな意見はあるが、「最低限の清潔感」の基準って何処にあるんだ? しかも、どうせソレ、大半が基準を満たし始めたら、基準値が上がるだけだぜ?
そんな訳で、ワタクシは自分がかっこいい服を着ても似合わない、ってか滑稽にしか見えんので、服を見るのは好きだが、興味がないってのが正直な感想である。
で。ワタクシ、この10年、15年ほど、少し気になっている事があるのだ。それが何かってーと、
フリフリのロリータ服を着てる
ふくよかな人って激減したよね?
って事である。むしろゴシックロリータと呼ばれる類は、圧倒的に痩せ型が多くなった。
昔はピンクハウスとか着てるふくよかな人が一定数いたのに、近頃はとんと見なくなったのは何故なのだろう?
ワタクシなりに色々考えたり、知人と話したりして理由をまとめてみたが、
かつて、ピンクハウスを着たふくよかな人が叩かれ過ぎた。これは大きいだろう。
それから、ゴスロリの台頭。単純に流行りの問題だ。だが、そうなると数字が合わない。甘ロリかゴスロリかを考慮しなくても、痩せた人とふくよかな人の数が合わなくなる。
また、ピンクハウスなどロリータ服ブランドの低迷。これは間違いなくある。そして、ブランドとは悲しいかな、人とともに歳を取るケースが多い。
つまり、90年代に流行ったファッションは、90年代に若者だった人のブランドになりがちなのだ。
そして、ネットやSNSの常識化だ。
ネットが社会に与えた影響は大きく、それはファッションやロリータ服も例外ではない。
ひとつは、大手以外のブランドが増え出したことであろう。
かつてなら、一定数が売れなければ商品化は難しいものも、ネットで顧客を掴めば生産数が計算できる。
そもそも個性的なファッションを好む訳だから、大手ブランドよりも価値が上がったと言えるだろう。
また、前述したものに近いが、SNSなどで晒されたり、叩かれたりするケースを恐れる声もあるようだ。言い方は悪いが、ネットの普及以前から「ピンクハウスを着たふくよかな人」ってのは男からも女からも叩かれてた。「体型隠せてねーって!」とか言ってな。
ネットが常識化した今、それらを恐れるのは当然と言えば当然だろう。
いや、何も悪い事ばかりではない。
そして、ネットを通じ、同好の士が集まる事によって、それらが表面化しにくくなったケースもあるのではないか。
ネットの特徴として、表面化しやすいという物もある。わかりやすく言えば、レアケースの遭遇者が発信する事によって注目が集まり、それがまるで頻発しているかのように錯覚するケースだ。
逆に、表に出ると叩かれやすい性質のものは、アンダーグラウンドな場所でひっそりと続いている場合もある。近年はわざわざそれを掘り返して叩く傾向もあるが、それはまた別の機会にでも話すとしよう。
とは言え、わずか30年前までは、金髪にしてるのはヤンキーだけだった。ピンクの髪なんてもう、キ印扱いですよ。
スカートは長い方が不良だったし、近年で言うなら、例の騒ぎが起きるまで、マスク姿は不審者だった。
だが、冷静に考えてもらいたい。
他人が自分から見て、
奇妙奇天烈な格好を
した所で、それが一体、
何の迷惑になるだろうか?
(´・Д・)」 身内ならまだしも、赤の他人だぜ。
なんか気に入らない以外の迷惑なんて、まずまずありゃしない。
すれ違ったり、電車で一緒になった所で、一時のコト。気にしなけりゃいい。
それどころか、最近はフツーに大人しい服の母親(高齢)と、派手な格好の娘(妙齢)が一緒に仲良く買い物をしてる光景を見るなんて事も増えた。
むしろ、フツーの服の女性と、派手な格好の女性の友達同士って組み合わせの方が少ない気がする。
つまり、似た趣味の人間同士でつるんでるか、あるいは、TPOに合わせて服も選んでるって事だろう。
多様性って奴が叫ばれて久しいが、人間ってのはまだまだ狭量だし、逆に言えば、一般的じゃないサイドの人間が上手にTPOを使い分けているって事だとも言える。
まあ、一緒に歩くのに、その格好はやめてくれって気持ちもわかるから何とも言えないが、それでもワタクシは思うのだ。他者を傷付けたり、ルールを破ったりしない限りは、服装なんて、
(´・Д・)」 自由にしていい、と。
ピンクハウスでも何でも好きに着ればいい。って書くとピンクハウスが悪いみたいだが、そーゆーつもりもない。
で。話をピンクハウス系ファッションの衰退に戻すと、確かに、流行りが過ぎた点は否めないが、別に人気がない訳ではない。
少し方向性は変わるものの、アリス系と呼ばれるらしいファッションなどは人気のようだ。
このアリス系だのゴシック系だのと方向性を変えた点があるのはわかるが、やはり、それでは体型がふくよかな人間が、そこからいなくなった理由にはならない。
やはりSNSでの誹謗中傷が大きいのか、それとも、体型を隠すのにロリータ服はむしろ不向きという風潮に変わっているのか、あるいは、肥満に悩む人が激減している、、、?
いや、違うな。
そこでワタクシは別の方向からアプローチしてみる事にした。
ネットの普及した時期、ロリータ服の低迷と重なる時期に、もうひとつ重なる物がある。
世間的には「ドール」と呼ばれる着せ替え人形が流行り始めた時期だ。スーパードルフィーなどに代表される、体長50cmを超える球体関節人形である。
この人形は所有者達から「娘」などと呼ばれ、服だけでなく、頭髪や瞳もカスタマイズ可能。
カスタマイズ可能なので、所有者によって好きなスタイルをさせられる訳だが、やはり人気なのが、
(´°Д°)」 ロリータ服なのである。
ところで、こんな話を聞いたことはないだろうか。
親が叶えられなかった夢を、子供に背負わせる。あるいは、もはや老い先が見えた自分に金をかけるより、未来ある子供たちに金をかける方がいい。景気が悪いなら尚更だ。
これらを総合すると、
彼女らは、自分たちが着るより、
(´°Д°)」 "娘"である人形に
着せる方向へとシフトした。
とか考えてみたんだけど、今のところ一例もそんな話を聞いた事がないので、ただの思いつきです。
ただ、これなら筋は通るんじゃないかと。うん。てか、それって、
(´°Д°)」 ワタクシと一緒で
自分が着る必要はない!
という考え方じゃない?
ってな推察をしたんだけどどうなんだろう?
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。