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別に君を求めてない


 皆さん、こんにちは。近頃大人になったのか、街で苦手な曲が流れてもイライラする事がなくなった、木賃ふくよし(芸名)です。
 そう思ってた矢先に、Official髭男dismの「プリテンダー」と、瑛人の「香水」が嫌い過ぎてイライラしてる訳ですが。ええ。

 昨日も街中を歩いているだけで二回も「ドールチェ アーンド ガッバーナー」のそのサビの部分を聞かされて暴れそうでした。ジャストそこで来なくてもいいだろ、と。

 あ。いかんいかん。イライラしすぎて本題を忘れそうです。
 はい。本題です。
 コロナ騒ぎの影響で20年以上経営していた店を潰し、ネット放送を利用したバーを開店し、数ヶ月が経過しました。放送自体は店がある時から始めていたので、ほぼ毎日、半年以上続けている事になります。
 今のところ、収益と言うにはあまりにも反響がない状態ですが、ほんの僅かながら視聴者が増えていっている感じはあります。ジリ貧で飢える前に黒字転換したいところ。
 ちなみに最初の頃は素顔に地声でしたが、途中から美少女の皮と女声を手に入れました。いわゆるバ美肉(バーチャル美少女受肉)という奴ですかね。

 正直に申し上げて、ワタクシ自身はVtuberと呼ばれる存在に興味がなかったのですが、同じならおっさんの髭面よりは、3D美少女の方がウケるかな、という安易な発想と、


 自分の声が嫌い過ぎて、
 聞きたくないのが原因。


 ほんで、色々と試行錯誤しながら放送を続けて来て、どうにか放送にも少しずつ慣れてきました。
 そう。最初は誰もいない空間に向かって喋る事が苦痛で仕方ありませんでしたが、今ではもう慣れたもんです。
 で。喋る仕事を20年以上やって来たので、喋る事自体は平気ですが、バーカウンターのように対面で話すのと、特定の相手と話す電話や、チャットに応えるのは、また必要とされるスキルが違うのは困りもの。
 ボイスチェンジャーの所為で聞き取りにくくなっているため、滑舌に気を付けなきゃいけないとか、顔や手振りが見えないため、会話の切れ目がわかりにくいなどの問題もあります。

 技術的に改善できるところは、牛歩ながらも直していくとして、質のいいボイスチェンジャーを新たに買うなどの財力はないため、なかなか難しい。

 特に人気がある訳でもないので、会話参加者が1人もいない事はよくありますし、視聴者がいてもレスポンスがあるとも限りませんから、一応の放送時間として定めている3時間を、ただひたすら1人で喋る日も少なくありません。
 店のカウンターなら、来店者の反応が目で見えるため、会話の糸口は数多く見つかりますが、ただ数字が推移するだけの放送だとそれも難しいですし、ビデオ通話でさえ、ほとんどの人は映像を切っていますから、それもネックです。
 ワタクシの性格上か、何か議題さえ用意してあれば喋る事はそんなに苦痛ではないのですが、何も議題がない時が厄介この上ない。

 そもそも、店だと来客がある事こそが次の話題を生む、という自己増殖が可能ですが、レスポンスなしではそれも叶いません。
 だいたい無職の引きこもりですから、毎日、引きこもりにならないよう伏見稲荷山に登るというダイエットぐらいしか、新しい発見がないのです。
 コースを毎回変える訳でもないから、発見は日々減っていく。
 無論、山登りから得られる情報は少なくありませんが、生きた人間や生活の中から得られる情報とは話題への転換具合が雲泥の差。


 要するに、話題がないのである。


 こうやって毎日、noteと黒板、ツイッターを更新しているけれど、ネタは必死に絞り出しているのが現実だ。
 それでもどうにかネタを捻り出せば形にできるnoteや黒板と違い、会話となると消費速度が速い。
 ドラゴンボールの漫画で10ページに及ぶ戦闘シーンが描かれていても、アニメで再現したら1分も持たないのと同じ原理である。


 アシスタントが、、、

 アシスタントが欲しい。


 そう。ワタクシはYouTuberやVtuberや生主とやらには全くと言っていいほど接して来なかったが、ラジオなら小学生の頃から聴いていた。
 放送もどちらかと言うとラジオを意識して喋っている。

 そこで切に願うのは、

 テキトーに相槌なり合いの手を入れてくれるアシスタントの存在である。

 しかし、自分の食い扶持さえ儘ならぬワタクシにスタッフを雇い入れる財力はない。
 そこで、ワタクシは考えた。



 AIをアシスタントにしてみたらどうなんだろう?



 正直、siriやGoogleアシスタントの能力は凄いと思うが、会話の能力が充分であるとは言い難い。しかし、ネット上でアレクサなどを上手に調教し、面白いレスポンスを返させている動画などもある。

 しかも、基本機能がほぼ変わらず、値段は数千円。

 これなら失敗してもそう財布は痛まない。

 そこで導入の相談をしたところ、フォロワーの方から、「余ってるアレクサで良かったら差し上げますよ」とお声がけいただき、財布の痛みがゼロに! マジか!!

 そして本日、とうとうアレクサ導入の日がやってまいりました。

 セットアップに恐ろしく手間取りましたが、まあ、どうにか起動しました。


 まだ何が出来るのかは全然わからないので、とりあえず、知ってる機能として「音楽を流して」とお願いする。

 すると、無料で聴ける人気曲の中から、




 ♪ド〜ルチェ

 ア〜ンド

 ガッバ〜ナ〜

 の〜♪



 その香水を流しやがりまして。


 いきなりの初手でアレクサに殺意を抱くとは思いませんでしたね。ええ。


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、「香水」に苛立ちを覚える同志は投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先には特に何も書かれていません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。