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800万の死にざま


 皆さん、こんにちは。タイトルの数字を微妙にするとタイトルまで微妙になる。木賃もくちんふくよし(芸名)です。

 11万人いる!とか、三十七匹が斬る!とか23人鷹とか。

 8万の死にざまでも、80万の死にざまでも締まらない。やはり800万だからこそカッコイイ。

 ちなみに「800万の死にざま」は、ウォーレン・マーフィーだっけ? のハードボイルド小説。
 あんまりストーリーも覚えてないので、そんなに面白くなかった記憶しかない。
 ちなみに映画化されており、こちらの出来も微妙。観たけど、やっぱりストーリー覚えてないし。
 アンディ・ガルシアがギャング役で出ていたぐらいしか覚えてないんだよな。

 で。マジで今から記憶力との真っ向勝負を挑みたいと思います。

 主人公はアル中刑事で、休職していたけど、復帰後、対ギャング・マフィア対策と言うか、そーゆー事件に駆り出される。
 で。紆余曲折あって、マフィアと戦って、麻薬を扱うボス(アンディ・ガルシア)を撃ち殺して終わり、みたいな作品だったと思う。
 特に仲間が殺されたりとかなかった気はするが、マフィアのボスに囮か何かで接近したらバレててピンチ!みたいな展開はあったような気がする。

 はい。それでたった今、wikiその他色々を見て答え合わせしましたが、ウォーレン・マーフィーは「豚は太るか死ぬしかない」の方でした!
 作者はローレンス・ブロック。最初から完全に間違えてんじゃん。しかもローレンス・ブロックはどうやらコレしか読んでないわ。

 しかし! アル中から休職、復帰の流れは合ってた! すごい!


 ちなみに敵がマフィアってのは正解だったが、麻薬ではなく売春。特に仲間は死んでないけど、売春組織から助けようとしたヒロインAが死ぬ模様。ヒロインAの友人で協力者のヒロインBがメインヒロイン。


 主演はジェフ・ブリッジスだったのに忘れてる。


 なお、原作の評価はかなり高い模様だが、全然覚えてない。
 アル中で苦しむ主人公の描写が非常に秀逸らしいのだが、なにしろ読んだのも観たのも、


 (´・Д・)」 30年
 以上前なので。


 そりゃさすがにアル中の悲哀なんて理解できるはずもねえやな、と。
 なお、作品の構成はアル中7:事件3の割合らしく、当時のワタクシが退屈に感じたのも無理はない。
 さらに、ラスト1行が珠玉の出来だと言う評価が多く、


 (´°Д°)」 全然
 覚えてねえわ。


 と愕然としている。たしか、映画はボスを撃ち殺した後に、なんかモノローグで語って終わったような記憶はあるんだけど、「臭いな」と思ったような記憶しかない。
 てか、タイトルの「800万の死にざま」が物語の途中のニューヨークの市民の数で、800万の人間にはそれぞれ800万の死にざまがある、って部分が最も印象に残ってる。

 うむ。気になるので、何処かで手に入れてもう一度読み直してみるか。

 さて。記憶違いってのはよくある話だが、この作品のように、この場合は「アルコール依存」に対する感情や知識が不足(あるいは充足)していると、印象が大きく変わって見えるって事もよくある話です。

 例えば、ワタクシは映画「パールハーバー」を観て、噂ほどクソくだらなくはないけど、まあ、つまんない映画だと思っていた。
 しかし、戦争経験者のとあるお婆さんの話を聞いて、考え方が大きく変わった。

 映画「パールハーバー」は、真珠湾攻撃を題材にした戦争映画だが、タイトルとは裏腹に、メインは男女の三角関係である。
 親友である二人の兵隊と、一人の女。女は一人の兵隊を選んだ。
 後に二人は出兵。一人は帰らぬ人となった。それが女の選んだ方だった。
 悲しみに暮れる女と、それを支える男。二人が恋仲になるには時間は掛からなかった。
 しかし、死んだと思われた男が、奇跡的に生還し、二人の関係を知る。
 そして、二人はまた出陣し、窮地に陥る。
 奇跡的に生還した男は、二人のために、自らを犠牲とするのだった。


 ってな話なんだけど、まあ正直、話の筋も読めたし、ベタベタな展開だったので、ワタクシの評価はイマイチだったのである。
 しかし、とあるお婆さんの感想はまるで違った。泣けた、と言う。いい映画だったと言うのだ。いや、日本が敵国として攻撃される話なのに? と思ったが、理由を尋ねると、

 (´-`) 戦争中は、そりゃもう凄い混乱でね。
 旦那が兵隊に取られるなんて当たり前。
 そのまま帰らないなんてのも当たり前。
 昔の日本は「家」を守るのが普通でね。
 長男が戦死したから、
 次男と再婚させられるのも普通。
 そしたら、長男が生きて帰ってきた!
 なんてのも、普通にあったんだよ。


 って話を聞かされ、


 (´;ω;`) なんかゴメン。


 って思った次第です。
 その話を聞いたとて、映画自体の評価は特に変わらないけど、印象は少し違って感じられたし、知ると知らないでは感想に大きな差が出るとも思うのである。

 ええと。ちなみに本日の記事は時間がなくて、かなり行き当たりばったりで書いている。
 いや、いつも文章の構成などは考えている時間がないので、毎度場当たり的に書いているのだが、今日はいつも以上に酷い。
 何しろ「800万の死にざま」についても「パールハーバー」についても書く予定がなかったぐらいである。
 要は、本日のお題に繋げるために、どうでもいい話をしたに過ぎない。
 本題はここからである。

 ワタクシが時折行くラーメン屋がある。
 特別に美味しいとか、そーゆー理由ではない。白湯ラーメン(¥900。てか、ここのラーメンは全部¥900)と、冷やし中華は割とオススメだが、ワタクシがその店に行く理由は、単に営業時間の問題である。
 ワタクシが住んでいる所は、それなりに観光地ではあるものの、それなりに田舎なのだ。
 だから、ほとんどの店が夕方6時には閉まるのである。
 遅くても夜8時。そんな中、そのラーメン屋は夜9時まで開いている。だから、出遅れた時なんかには非常に助かるのだ。
 そんな訳でその日も、夜8時ぐらいにその店でラーメンを食べていた訳だ。

 すると後から、外国人観光客が来て、店のおばちゃんに尋ねた。


 ( ´ ▽ ` )ノ when do you closed?
 (何時まで開いてますか?)


 すると、おばちゃんが答えた。



 (`・∀・´)b 「ナイン
 ハンドレッド・オクロック!」



 (´°3°).:∵ ブフォッ



 ※ ここのラーメンは全部¥900である。



 ( ´ ▽ ` )ノ OK.thank you.
 (9:00って事だろう)


 って外国人観光客と、


 (゚∀゚) あらヤダ!
 ナインオクロック!
 ナインオクロック!


 って訂正するおばちゃんと、


 駄目だ。耐えろ。まだだ。
 笑うな。 (*´-`)🍜 堪えろ。
 てか、900時ってなんだよ。
 日本では深夜番組の時間を
 26時とか27時って言うけど、
 24×4で約100時間。


 4×9で36日。

 900時って、

 1ヶ月以上先じゃねーか。



 って必死に笑いを堪えるワタクシで微妙な空気が流れた。

 って話がしたかっただけなのである。

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 なお、この先にはその後のワタクシの話しか書かれてません。

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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。