七三分け

　皆さん、こんにちは。頭皮が七分に、髪が三分！ 頭皮が七分に髪が三分だ！ 木賃ふくよし(芸名)です。
　いや、まだそんなに禿げてないけど、髪の密度はどんどん下がってます。単に「激動の昭和史 沖縄決戦」のセリフのパロディをやりたかっただけです。元は、

　「米艦艇のため海の色が見えない」
　「船が七分に、海が三分！　船が七分に海が三分だ！」

　なのですが、現在はパロディとして使用された、

　「宇宙が黒く見えない」
　「敵が七分で黒が三分、いいか！ 敵が七分に黒が三分だ！」

　「トップをねらえ！」の方が有名になっちゃった感じですね。ただ、コレは元ネタの「広大な海」が敵で埋め尽くされているという圧倒的戦力差を、「無限に広がる宇宙」に変えた事により、インパクトが元ネタをしのいでしまった感じですかね。

　さて。
　今日のお話は、髪でも、戦力差でも、ガイナックスでもありません。

　領収書の話です。

　はい。
　ありませんか？

　「カタカナで、前株、フクヨシでお願いします」

　って言ったら、

　「マエカブフクヨシ　様」

　って書かれてたとか、 

　「宛名は上でいいです」

　って言ったら、

　「ウェディー　様」

　って書かれてたとか。
　色々ありますね。まぁ、そーゆーのはネットで検索したら山ほど出てきますから、ウチが紹介するまでもありません。出てないパターンを紹介すると、ワタクシの場合、「オーパスワン」って店を経営してたので、

　「宛名は、カタカナでオーパスワンでお願いします」

　って言ったら、

　「オオハシ サン　様」って書かれてた。

　とかありますね。何そのデーモン小暮閣下さんみたいな話。

　あと、個人的に好きなのが、医療関係者から聞いた話なんですが、京都と滋賀を併せて「京滋」と言います。「けいじ」って読むんですけども。ええ。

　かつて、京都と滋賀を併せた、とある病気についての研究学会が開かれまして。

　その学会の打ち上げの領収書をもらおうとした時の話です。

　店員さんに「京滋クローン病研究学会でお願いします」って言ったら、

　「刑事コロンボ研究学会」って書かれてた。

　って話が出来すぎてて大好きです。
　ちなみに、聞いたのは２０年以上前の話なんですが、検索を掛けても名古屋クローン病学会しか出て来ませんでした。ひょっとしたら、担がれた可能性もありますね。

　まあ、そんなこんなで色んな場所で色んな間違いはあったりする訳なんですけども。
　今日、この話を話題にしたのは、最新のネタが入ったからなんですけども。ええ。

　とある、割とお値段の張る飲み屋でのお話らしいのですが、皆さんも一緒に考えてください。

　１組３名のお客様が会計時に、こう言いました。

　「領収書、サンワリでお願いします」

　すると、ボーイが答えました。

　(*ﾟ▽ﾟ*) 「残りの７割はどうしましょうか？」

　(´°Д°)」 いや、サンワリって、

　領収書を３枚に

　分割して

　って意味だよね？

　いや、無論コレの意味がわからない人は多いと思います。接客業に携わってないとか、あまり領収書を切らない店とかならわかるんですが、割と高い店なので、三人がそれぞれ領収書を必要としている場合、領収書を三人で割るから、サンワリな訳です。

　てか、知らなくても、文脈とかシチュエーションとか雰囲気とかでわかると思うんですが。

　(´･Д･)」 個人的には爆笑したんですが、皆さん的にはどうでしたか？

　ちなみに、「残りの７割はどうしましょうか？」って言われた客は、

　(*´-`) 「いや、

　払わなくてイイなら、

　そうするけど？」

　って言ったらしいです。

　(´･Д･)」 ちなみに、ちゃんとタイトルと序盤の小話という伏線を回収するワタクシ、なかなかのやり手ですよね。

　※ この記事はすべて無料で読めますが、伏線回収に感動した人は投げ銭(¥100)をお願いします。
　なお、この先には特に何も書かれていません。