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コンビニ店員にキレられる。


 皆さん、こんにちは。子供の頃、コンビニって24時間営業って意味だと思ってた。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 今の人に言っても信じてもらえないどころか、昔の人に言っても、「そう言えばそうだった」って言われるぐらい、コンビニエンスストアが当たり前になった現在、


 (´・Д・)」昔は、
 コンビニなんて
 なかったんだよ。


 信じられないかも知れないが、日本のコンビニの歴史はわずか50年ほどしかない。それなりに身近になるまでに10年以上かかっているから、実質的には登場から40年ほどしか経過していないのである。
 今では当たり前過ぎて「コンビニがなかった時代」を知らない人が増えている。そして、その時代を忘れている人が当然のようにいるのだ。
 例えば近年では、ネットやスマホがなかった時代って、どうやって情報を得ていたんだっけ? どうやって連絡を取ってたっけ? どうやって時間を潰してたっけ? というような現象が起きているのだ。

 それなりの田舎に住んでいても、コンビニがない方が珍しい時代。それが当たり前になった。コンビニがなかった頃を思い出せない・知らない人は増え続けている。
 逆に、それなり以上の田舎となると、むしろ、


 (´°Д°)」まだ
 コンビニがない。


 という場所も結構あるので、そーゆー地方の人からすれば「コンビニがない生活を思い出せないって、どーゆーコト?」って状態だったりもするのだが。

 さて。本日はコンビニの話がメインテーマとなる訳だが、その前に少しだけ前振りをしておきたい。

 かつて、こちら(↑)の記事にも書いたのだが、


 (´・Д・)」ワタクシは、
 コンビニ店員さんに、
 愛想を期待しないのだ。


 まあ、コンビニに限らず、飲食店やその他のサービス業すべてにおいて、その傾向があるのだが、


 店と客は、商品と金を
 引き換えられれば充分。


 それで等価交換しているので、別に笑顔をはじめとするサービスには期待していない。要求するなんて以ての外だと考えているのだ。
 そりゃ、店員と話すのが楽しいバーだとか、そーゆー「商品・サービス」もあるから、それが全てではない。しかし、日々の食事や日用品を買うだけの店に、別に、


 (´・Д・)」笑顔なんて
 必要ないんじゃない?


 そう考えている。無論、愛想はいい方がいい。サービスはあった方がいい。しかし、そんなのは所詮オマケであり、重要なのは金と商品を交換できるコトである。
 もちろんのこと、不快極まりない接客をされてムカついたと言うなら、「二度と行かなきゃいい」だけのこと。しかし、日々利用する近所のコンビニなんて、少々店員が気に入らない不快さよりも、利便性の高さが重要。
 つまり、利便性(コンビニエンス)が提供されている時点で、それは極上のサービスであり、そこに「笑顔が足りない」なんてのは高望みが過ぎるのではないかと思う次第である。

 だからワタクシは逆説的に、客の立場から「ありがとう」「ごちそうさま」をあまり言わないように心掛けている。そう。客側の立場から「ありがとう」を言ってしまうと、店員に「ありがとうございました」を言わせてしまう気がしてしまうのだ。
 だいたい、なんか「ありがとう」って上から目線で言ってる傲慢さも感じるし、馴れ馴れしい気もするし。

 とは言え、結局いつもの癖で「ありがとう」「ごちそうさま」は、つい言っちゃうし、「ごちそうさま」は、店や店員じゃなくても、料理や食材に向けて言ってしまう事が大半なのだが。うん。
 だからなるべく、コンビニなどでは「どーも」と軽い感じで誤魔化すようにはしている。

 まあ少し話は長くなったが、要するに、客は「ありがとうございます」を言われて当たり前、という思い上がりは、なるべくなくして行きたいと思うのだ。
 端的に言って、金と商品さえ交換できれば、それで等価交換は済んでいる。それ以上は望まない方がいい。
 例えば、店員同士が私語をしていようと、店員としての仕事さえちゃんとしてくれれば、実際それで何か迷惑がかかる訳でもないのである。上司の評価がどうなのかは知らんが。

 と言うわけで前振りは終わり。
 本日のお話に移行したいと思うが、先日ワタクシ、


 (´°Д°)」コンビニ店員に
 ブチ切れられたのよね。


 え? どうせ何かやらかしたんだろ? いや、そこは順を追って話すのでお待ちあれ。

 先日ね、タバコを買いにコンビニ寄ったんですよ、コンビニ。
 んで、タバコを吸わない人はご存知ないかも知れないので説明すると、今現在のコンビニってタバコは番号指定して買うんですよね。
 ホープは46番、ピースは72番、みたいに。何でかと言うと、マイルドセブンとかマイルドセブン1ミリとかマイルドセブン1ミリロングとかマイルドセブンオプションブルーとか、こち亀でフィギュアの説明されてる中川みたいに「全部一緒じゃないですか!」現象が起きてトラブルが頻発したため、番号指定になっているのだが、それでも銘柄で言うおっさんが絶えなかったりして未だにトラブルが続いている訳だ。
 年齢確認ボタンも相まってコンビニでタバコを買うのは非常に危険な行為。素人にはオススメできない。
 しかも、この番号、


 (´・Д・)」コンビニごとに違う。


 つまり、50種類ぐらい並べられてるタバコの中から、自分の欲しい銘柄を探し出して指定しなければならない難ミッションなのである。
 そう。タバコはまず間違いなくコンビニのレジ奥壁に並んでいるので、レジに並ばないと番号と銘柄が確認できないという欠陥仕様。
 そしてその日、ワタクシは出先で普段使用しないコンビニに入ったのである。

 レジは2台あり、タイミングよく前に客もいる。タバコ前のレジが1人。もう一方が2人である。こりゃもうタバコ前のレジに並んで、銘柄を確認して注文する、というスマートな流れを組むしかないだろう。
 だが、予想範囲内のトラブルが発生した。レジとレジを挟む位置に、コンビニ定番ホットスナックのブースがあり、


 (´・A・)」タバコの
 ブースが見えない。


 ちょうどワタクシから見えない位置に、ワタクシの欲しい銘柄があるのだ。ガッデム。
 そして、予想範囲外のトラブルが発生した。


 (`ω´ ) お待ちのお客様どうぞ〜!


 もう一方のレジの男性店員さんから声が掛かる。予想外にも、隣のレジが早々に空いてしまったのである。
 タバコの番号が不明のままなので注文できない。しかも、他に何も買う予定がなかったから、店員が商品のレジ打ちをしているうちに確認に行く、という行為も出来ない。困った。


 (;´・Д・)」え…と、あの、
 タバコ…なんですけど…


 ここからでは、まるで銘柄が確認できない。ええと、どうすりゃいいんだ? 番号ではなく、銘柄指定すると老害扱いされるし、かと言ってここからでは番号がわからないし、さっきのレジはもう次の客を接客してるし、ワタクシの後ろにも待ち客がいるし。と狼狽するワタクシ。
 すると、いきなりコンビニ店員がキレた。


 (#`ω´ ) 銘柄で
 言ってください!!


 (;´°Д°)」 ええ!?
 なんで店員さんキレてんの!?


 いや、そりゃワタクシも最善は尽くそうとしたのに、いきなりキレなくても良くない? とは思ったが、とりあえず店員さんがそう言うからには従った方がいい。


 (;´・Д・)」 ま、
 マイセン1ロング。


 そして、ワタクシは狼狽していたのだろう。言った後に気付く。ワタクシが指定した銘柄の「マイルドセブン_1㍉_ロング」を略して言ってしまったのだ。


 (;´°Д°)」 じゃなくて、
 マイルドセブン1㍉ロン…

 Σ(;´°Д°)」 しまった!


 マイルドセブンは何年も前に名前が「メビウス」に変わってた!!
 そう。新しい名前を言い慣れないうちに「番号指定」へと変わっちゃったので、ワタクシの中では未だにマイセンなのである。


 (;´@Д@)」 じゃなくて、
 え? メビウス? ロング?


 完全に混乱しているワタクシだが、キレた店員さんは、ワタクシが「マイセン」と言った時には、


 既に動いて
 いたのである。

 (;´°Д°)」え?

 ワタクシが言い終わる頃には既に「メビウス1㍉ロング」を持って来て、バーコードを通している。


 (#`ω´ ) 年齢確認
 ボタンをお願いします!


 キレ気味に言う店員さん。だが、有能である。
 店員さんの有能っぷりに我を取り戻したワタクシは、速攻で年確ボタンを押し、実は既に用意していた丁度の金額をキャッシュトレーに置く。


 (◠‿◠) ありぁっしたー!


 店員さん、超笑顔。

 フヒ(´・∀・)」ど、どーも。


 そんな訳で、タバコをルール通りに番号指定しようとしたのに、店員さんにキレられる、という珍しい事件に出くわした訳ですが、まあ、アレだ。店員さん、有能だわ。
 いきなりキレられた時はビックリしたけど。うん。

 ※この記事はすべて無料で読めますが、タバコを吸う人も吸わない人も、投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先にはタバコに関しての割と真面目なお願いぐらいしか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。