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死んでも謝らない

面白くないゲーム
つまらないドラマ
でも謝らないし訂正もしない
それは作者や社員を守るためだけじゃなく
消費者を守るためでもある

明らかな間違いは謝って直すべきだろう
だって間違えたんだから

でも「良い」と思って出したものが
面白くないつまらないと言われたからって
すみませんとはならない

例えば
ルパン三世やゴルゴみたいに
ピカレスク物の物語を
エンタメとして世に出したとする

それを真似して犯罪を起こしてしまう人が現れた時
真似する人が出たのでやめます
とはならない

そのエンタメの消費者の1人が真似したにすぎないし
それはエンタメの楽しみ方としては
想定していない物だからだ

仮にここで
辞めますと言うと
純粋に楽しんでいた人は
「あ、真似する人のために売ってたんだ?」と思う

本来想定していた消費者の気持ちを裏切る
これが1番いけない

それを世に出すことで
誤解した人が犯罪に走ったらどうする
と言う理屈があるが

いやそう言うファンのために売り出したんじゃないし
と言う回答がストレートである

思ったよりもウケが悪かったり
スケジュールの都合でクソゲーになることもある
それ自体は事業の失敗だし
消費者にとっては悪夢だ

でもだからって謝って欲しいわけじゃないし
謝ってもらっても
どうにもならない

エンタメに関わらず
どんな商品でも
どんな人間関係においても
それは一緒だ

誤解する人も
自分に関心を向けている人間の1人だから
それをどう対応するかまで含めて責任だ

1番良くないのは
本当に大事な人に背を向けて
こぼれ落ちる側面に頭を下げること

それが本来の意図ならいい
でも八方美人じゃ立ち行かない

心に素直になること
だから死んでも謝らない

それも責任だから

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