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新曜社の「ワードマップ」というシリーズがかなりオススメという話


ワードマップシリーズを読むべき人

  • ちょっと興味がある分野があるけど、難しそうな分野だからハードルが高い

  • 専門用語を単語帳のような簡素な解説ではなく文章として解説してほし

  • レポートをまとめる際に便利な、参照しやすい本を見つけたい

以上のような悩み・要望を持つ方には、
新曜社の「ワードマップ」というシリーズがかなりオススメです。

ワードマップシリーズとは?

ワードマップシリーズは、大学で講義を受けたり、〇〇新書の入門書を読んでちょっとだけ知識はあったりする人が「この分野をもうちょっと詳しく知りたい」「がっつり専門書レベルに挑戦したいかも」と意気込んだ場合に、入門から中級レベルに引き上がるようなシリーズだと個人的には思っています。トピックも、「心の哲学」や「コミュニケーション論」といったように、通常の入門よりは一段専門性が増したトピックが扱われている印象です。

専門分野の用語が体系的に解説されること、何より、参考文献や論文が脚注で豊富に記載されている点が、このワードマップシリーズの価値を大きく引き上げています。

ワードマップシリーズを購入する際の留意点

注意点があるとすれば、このシリーズが置いてある書店は専門書も置いてあるような規模の書店になってくるので、「立ち読みしてから買う派」の人には若干買いにくさがあるという点です。また、1990年代からワードマップシリーズは刊行されているので、内容が古くなってきているという点も気をつけたいところです。

ただ本当に素晴らしいシリーズであるため、自分に興味ある分野で刊行されているのであればぜひ購入して感動を味わってほしいです。

公式紹介文

激動の時代、日々新しいことばが生まれ、古いことばも新しい意味を帯びます。ことばの絶え間ない誕生と再生から浮かび上がってくる新しい世界像とは、いったいどのようなものでしょうか? 本シリーズは、真に時代を予兆することば、本質的な変化と持続を徴すことばを選んで、思想と文化、科学と芸術の諸領域における視野の交代、地殻の変動とその行方を描き出そうとするものです。どの一冊においても、読者は見通しのよい構成と平明な文章に導かれて、意のままに新しい感性の誕生に出会い、知の組替えの現場を訪ねることができるでしょう。

新曜社 > ワードマップ(公式サイト)

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