AIの電話代行デモは「必ず」動画で見てほしい (Google I/O 2018)
Google I/O 2018で発表されたAIによる電話代行が凄い!
『AIがお店の予約をする機能でしょ』
と、ニュースを見て知っている人は多いけど、動画で実際にデモを見てない人が多い。見てたら冷静でいられないはず。
知っている人もとにかく動画で見て!!
このリンクから閲覧すればちょうどデモ部分から見れる。1分もかからないのでとにかく見てほしい!
会話が自然!!
『2人が英語で話してたけど何がすごいの?』
と言う人もいるんじゃなかろうか。電話する部分だけ見てもナチュラルすぎる。AIのデモを見るという意識がなかったらAIと人が話してると気づかないはず。
こんな電話がかかってきたら、システムからの電話かどうか自分は見分けられない。「あー」とか「えー」とか、話の間とか、使う言葉も声もすごく自然だし。
「人かシステムか判別がつかない」ということは批判もされているらしい。
AI電話予約の凄さを支える技術、は予約代行デモ部分の前に紹介されている。(先ほどの動画ではカットされているがフルバージョンでは見れる)
人「OK Google、○○っていつ勝ったんだっけ?」
Google Home『土曜日に△△に1対2で勝ちました。』
人「そっか。次の試合はいつだっけ?」
Google Home『今日の夜7時から△△との試合です。』
といった感じでGoogle Homeに「OK Google」を何度も言わなくていいし、直前までの会話の内容を踏まえて話せるようになった。
「OK Google、今日の天気が知りたいのと電気つけてほしい」
というような複数のことをお願い出来るようになったようだし、声も自然になるよう進化している。
この「文脈や複数の事柄を含んだ会話が出来る」ことと、「自然な声」といった技術が、Google Duplexと呼ばれる技術を支える成果と思われる。
『自然な声になったんですよ』
『何回も"OK Google"言わなくて良くなったんですよ』
だけだと「ふーん」となるところが、予約代行の形になるとインパクトが凄まじい。
デザイナーや技術者にとって今回の発表は、
・技術を見える形でデモするということの良い例になる
・声をインタフェースにする場合の、「1つずつタスクを依頼しないといけない」という制約が崩れた
・発声を学習させるという切り口を知る機会になった
と、思う。
それにGoogleはWebのクローリングだけじゃなくて、電話での情報取得もしていけるんだなあ。
声の候補にはスカーレットヨハンソンを入れてほしいなあ・・。
と、色々と妄想が広がる。
とにかく、動画を見ていない人にはぜひ見てほしい!
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