人の言うことを素直に受け入れる力

おはようございます。Kateです。梅雨らしい日々ですね。

今日お送りするのは吉田美奈子さんの「TORNADO」です。敬愛するヴォーカリストで何度もLIVEに足を運びました。圧倒的歌唱力を持つコンポーザーで、日本ポップス界の屋台骨的な存在なのですが、孤高の人でもあります。最近、シティポップ流行りで再評価されているようです。週末にこういう大人なミドルテンポの曲でゆったりと…。

(ああ、冒頭から音楽を語ってしまいました…。吉田美奈子さんを語る回も必要かもしれません。)

夫とよく言い合うことなのですが、「有能な経営者って素直だよね」という話です。こちらの話を、馬鹿にすることなく聞いてくれ、「それ良いな」とピンと来たら実行するまでがビックリするほど早い！

私の幼なじみに、小さな自分の会社を興して頑張っている女性がいます。高学歴で社長だけど、偉ぶらずすごくフランクな性格。彼女と話していて、仕事に使えるなと思うことを発見すると「あ！それ、いいね。私もやってみよう。」と言い、その日か翌日にはもう実行しています。彼女の口癖が「いいこと聞いた！ありがとね」。本当にナチュラルに、そんな風に言える素敵な人なんです。自分でできそうなことは自力でやる主義のようで、税理士さんなど士業の先生にも頼っていません。

一方で、話を素直に聞けない人はとても多いですね。

「それ、私も考えてはいたんだけど、こうでこうで、できないんだよね。」と、いきなりできない理由を列挙したり。「えー？そんなにうまく行くかなあ。」と及び腰だったり。

あと、褒められ慣れていない人もいます。こちらが心からイイと思って言っていることでも、お世辞と受け止めて揉み消しに必死です。せっかく褒めたこちらまで、気持ちがしゅんとしちゃいます。

褒める以外にも、何かその人が今まで手がけていないことを勧めたり、似合いそうな服を提案したりしても「いや、私はそういうガラじゃないんで…」などと断られたりします。

素直な人は、今目の前に現れた「思いつき」や「提案」に、余計な感情を絡めたりしないでそのまま受け止めます。一方、素直でない人は、それまでの自分の経験やそれにまつわる感情をもとに、早々と「受け入れない」または「保留する」ジャッジを下します。

なんだか、もったいないなと思います。
それと言うのも、素直に受け止めてくれる人のもとには、いい話やアドバイスがどんどん集まります。いいレスポンスを返してくれると、情報提供者も気持ちいいからです。

なので、せっかくいい話をいただいたり褒められた時には、とりあえず話をきちんと聞き、即座に否定しない方がいいでしょう。話が続かなくなり、気まずい思いをしますよね。

慎重な性格でなかなか人の言うことをスッと受け止められない人は、「比較的実現が簡単なこと」にはNOと即答するのをグッとこらえて、聞いてみてはどうでしょうか。例えば、「あそこのお菓子/ランチが美味しかったよ！」と聞いたら、「えーそうなの？私も行ってみようかな。」と受け止めてみて、できるだけ近日中に実際行ってみる。気に入ったら、その感想を伝えてみて下さい。その方はうれしくなって、もっとあなたに良いことを伝えてくれると思いますよ。

「人の言うこと聞いてみるものだなあ。」と思える経験が増えたなら、もっとハードル高そうなことも「あの人が言うなら」と、実行できるものです。そうした人と人との循環によって、いい流れが生まれると思うので、つまりいい流れは自分が仕向けているとも言えます。

また、「ガラじゃない」と新しいことに手を出さない方には、「人間は日々、寝て起きた朝には生まれ変わった新しい自分なんだよ！」とお伝えしたいです。いくつになっても成長はできますし、願えば新しい自分にだってなれます。その第一歩として、心が動いた時には、その気持ちに素直に従ってみて下さい！

軽い気持ちで「よし、やってみるか！」と何かに乗っかるって、すごく気持ちがいいものですよ。新たな挑戦をすること、ワクワクする気持ち。それが「生きている」って実感に繋がるし、自信をもたらしてくれると信じています。