【東京都知事選2024】都知事選挙に便乗して－「批判」ばかりの政治にうんざりする方へ

（※SNS個人アカウントより、転載しています）
都知事選挙が近づくにつれて、周りの人がSNSで意見表明するようになっているのにほだされて、横浜市民ですが…、自分も声を出してみたいと思います。

都知事選挙を超え、日本全体の政治を取り巻く雰囲気に話が及ぶことをお許しください。

2012年の政権交代後、長らく日本では「野党は批判ばかり」というスローガンが定着し、「政治を批判することは悪いこと」という空気が議論を委縮させてきたように思います。

その結果が、宗教二世や有権者を選挙の「食い物」にし、元職・現職総理大臣が銃撃・爆弾襲撃されるまで怨念と無力感をたたえた、今の日本政治だと思います。

ガバナンスよりライバル野党との差別化を優先する政党が裏金問題追及に水を差しています。「対決より解決」という甘い言葉は、勤勉な公務員を死に追いやった事件の追求を有耶無耶にし、トリガー条項導入でも残念ながら成果を得られませんでした。

政治って、きれいなものにならないかもしれません。人間の欲とか、どうしようもないものが集まってしまうものだと考えているからです。
それでも社会がなんとか回っているのは、その中で光を見失わず、前進させようとする人々がいるからだとも、信じています。
だから醜くとも、その底に人間の美しさも見出せると思っています。

政治の穢れをみそぐには、不正にはメスを入れ、リーダー・政権の交代で是正することが欠かせないと思います。
そのためには、健全な「批判」があってよいと思います。

周囲の人間関係も気になると思いますが、真に通じ合う人間同士ならたとえ対立しても、よい対話になると信じています。
自分はかつて政治の問題で友人とすごーく気まずい時期がありましたが、きちんと理解し合っている人間同士なら、ずっとつながっていられます。
大学卒業以来10年余り毎年欠かさず飲んでるし、年を重ねるごとに昔より対話の幅が広がり、ありがたい存在だなと思っています。

大切にしたいことを表明することは、民主主義の第一歩だと思います。異なる大切なものを理解し合えれば、より美しい政治にできるんだと、民主主義は成熟するんだと思います。

この書きぶりで、支持候補はばれている気がしますが、また書ければ書きます。
都民の皆さまに、よき選択の機会であることを願っています！