The Way Home|ウクライナで国内避難民の保護や国外避難を支援している団体です
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、ウクライナに住む人々の生活が破壊され、被害は広がる一方です。ウクライナの人口4000万人のうち300万人以上が国外に逃れ、約650万人が国内避難を余儀なくされています(2022年3月18日時点。ロイター通信、AP通信)。
国外に避難した人の多くは近隣のポーランド、ルーマニア、モルドバなどに向かっています。モルドバには同国の人口の15%近くに相当する36万人がウクライナから逃れています(2022年3月18日時点。UNHCR)。避難民の大多数は女性、子ども、高齢者で、衣食住を始めとした支援を必要としています。各国の政府、国際機関、NGOやボランティアによる活動も本格化しています。
一方でウクライナ国内に残る人々の状況やニーズについては、現地からの情報が限られています。侵略直後のタイミングで出国できた人は、近隣国に親戚や友人など頼る先があったり、国境までの移動手段を確保する経済力や情報収集力のあった人が多かったはずです。もともと経済的に貧しかった人ほど、国外への脱出が困難と推測されます。
出国もままならない人びとの命と生活こそ、守られるべきである一方で、ウクライナ国内での支援活動は困難を極めています。国際機関からの支援ですら滞っている様子が度々報道されています。
The Way Homeはウクライナ南部のオデッサを拠点に、緊急支援を展開している団体です。国外への避難を希望する人を国境まで送り届けたり、近隣の都市から逃れてきた国内避難民向けに一時的な住居や食料支援などを行っています。
もともとはホームレスの自立支援やストリートチルドレンの保護を手がけてきた団体で、最近は障害をもつ子どもや、貧困家庭の子ども支援にも注力していました。ロシアによるウクライナ侵攻以来、これまでの活動に利用していたワゴン車や子ども向けシェルター、調理設備などを利用して、緊急支援を展開しています。子どもへの精神的なケアにも着手しています。
困難を極める状況下で活動を継続するためには資金が必要です。The Way HomeはGlobal Givingという寄付プラットフォームで支援を募っています。寄付はもちろんのこと、SNSでの情報の拡散も大きな助けになります。https://goto.gg/f/41894
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