見出し画像

ステマ規制の抜け道、選挙戦にも?

2024年東京都知事選が終わりました。
短観を少し

マーケティングやっている人、ブログやメディア運営や、HP運営をやっている人などにも参考にして欲しいですね




インフルエンサーと選挙

東京都知事選挙に於いて、インフルエンサーの影響力の可視化が話題になりました。

若年層の投票行動は、YoutubeやXなどのSNSの影響を多大に受ける事が露呈しております。

こういった行為がステマになるかというと微妙。

特定の候補者をヨイショしても、アフィリエイトやPRだとしても、違法ではない・・・ようです。いわゆるグレーゾーンでしょう。

フォロワーや、コメントの買収というのは可能。

そういった業者さんもいますし、クラウドワークスやココナラで事実上のヤラセ、を依頼する業者さんもいます。

何回層にも広告代理店を挟み、候補者が直接の依頼をしたことにもならないなどの対策もされています。

フォロワー購入は普通にある

フォロワーを買う、というのはNHKクローズアップ現代で2019年に特集がありました。5年前ですね。今はもっと巧妙化しているようです。

アプリやソフトウェアなどを使い、他人のアカウントを半乗っ取り状態で投稿するというのも可能と、クロ現の記事内にあります。

自作自演はアリなのか

自作自演をしないSNS管理者は頭が悪い
そういうのはインフルエンサーのひろゆき史です。

プレジデントオンラインでの対談形式の中で言っており、著書でも触れていたと思います。

自作自演をしないSNS管理者は頭が悪い

【けんすう】ひろゆきさん自身も、外から見えない合理的な判断をしたことはありますか?

【ひろゆき】昔、けんすうにも言ったことがあるけど、「コミュニティ・サービスをやる時は、管理者は自作自演をしろ」ですかね。

【けんすう】はいはい。「書き込みがゼロの掲示板には、誰も書かない問題」ですね。

【ひろゆき】けんすうが自分が管理している掲示板に名前を変えて何人分もの書き込みをして、それにまた別の名前で返事をしてと自作自演をしていると、見た人は「この掲示板は利用している人が多い」って誤解するんですよね。誰にも被害はないので、それをやらない管理者はバカだと思うんです。でも、けんすう以外でそれを愚直にやり続けた人は見たことがない。

【けんすう】確かに、一人で10役くらい会話を続ける作業で、気が狂いそうになる人がいるんだろうな、というのもわかります。

【ひろゆき】たかだか30分ぐらいやるだけでしょ。Twitterでも、誰かにわざとヘンな質問をさせて、面白く答えるっていうのを、企業の公式アカウントとかはやればいい。商品をちょっとバカにするようなコメントに対して、気の利いた返しをすると拡散しやすいので。バカにするようなツイートを自分で捏造ねつぞうすればいいのだけれど、やっている企業はあまりないんですよね。

https://president.jp/articles/-/56794

SNSのみで戦った候補者もいた

日向のキラキラ系候補だった石丸伸二氏と、対極にあったアングラなひまそらあかね氏とのSNSでのバトルが面白かった都知事選。

期日前でも2位、最終得票も165万票超えと現職再選に次ぐ2位の石丸伸二氏はいわゆるインフルエンサーとの対談を多数Youtubeで配信、TikitokとYoutubeショートとのコンビネーションで王道とも言えるPRでした。

対してひまそらあかね氏は期日前で5位、最終得票では11万票程度で7位、Xでつぶやき、周りのユーザーが自主的に配信を行うなどのみ、顔出し無しの口コミのみ、SNSのみでした

ニコニコ動画ではひまそらあかね氏が同時接続でNo1だったりしたけど、あまりにもニッチ過ぎて大勢を覆すには至らず、でも11万票、フォロワーが2024年7月時点でXで30万・Youtubeで登録20万、フォロワーの都民比率は分かりませんが、顔出し無しインフルエンサー本人的には、フォロワー対比3分の一程度の影響力がある、と読み取ることも出来ます。

100万フォロワーいれば、30万票以上はいけるのか??とか。

ちなみに石丸伸二氏はXで54万フォロワー・Youtubeで30万で、得票165万票、フォロワー対比3倍~、当たり前ですが、軸足はSNSだけでなく、街宣活動もやっていて、それをYoutubeで配信するスタイルで、一種の成功事例のようにも見えますね。

SNS投稿にはヤラセ・自作自演はある程度混入していると見ることも出来るし、それでもSNSでの発信は影響力を持たせられるということも分かります。

個人の意見だから、フォロワー数は正義だから、という状況で、ステマのようなコメントやイイね!フォローなどはグレーゾーンとして今後も議論を呼びそうです。

ステマであることの立証が難しいこともあるからね。

SNSとWEBマーケティング界隈には一つ参考になった東京都知事選でした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?