無料Wi-Fiが飛んでなかっただけなのだけど

先日、某チェーン喫茶店に行ってフリーWi-Fiの事を聞きました。
キャリアのものではなく、電話番号でパスワードを聞くヤツありますか？と。
飛んでますよ、とのことなので確認したら飛んでない。
キャリアの無料Wi-Fiは飛んでいるのだけど、私が聞きたいのはフリーWi-FiパスポートJのこと。そのサービス名もお伝えしました。
それでも飛んでる飛んでると言うのだけど、やっぱり飛んでない。

まあ、パソコンに触れる事の少ない人、ネットワークの利用の少ない人であれば理解できなくても仕方がないのだろうなと思う。フリーWi-Fiって聞くと、無料Wi-Fiの事だって思うの一般的だものね、と。

しかし自分のなかでモヤモヤしたものがあって、それの正体はなんだろう？と冷めたコーヒーを飲みながら考えてみました。

答えは割と簡単に出ました。

サービス提供をうたっているにも関わらず、サービスを理解していない部分。
聞かれた事に正しい答えを返せないのを当たり前のような顔でいるのがなんだかなあ…。相手の言うことがそもそも理解できていない事に気づいていないし、疑問も感じない。
コーヒーに対して答えられたらそれで良いのか。
いやいや、違うな。
このチェーン店はそう言う喫茶店ではないから。
そのサービスを提供できますよ、との看板をみてその店を選んでいるのだからサービスの提供を正しくできないのならダメだろう。
コーヒーの提供だけでなく、サービス提供を売りにしているのだし。
そう考えると勉強不足でしかない。

私はアルバイトだから、私はパートだから。
そう言うのはあると思う。
会社も、社員並みのことを求めてはいないだろうが、客としては関係がない。
サービスの説明ができないのなら、わかる社員に話しをつなげるのは全ての店員の仕事だ。
そういう教育をしていないのであれば店主が仕事をしていないと言えるのでは？
ましてやチェーン店。
他店の足をひっぱってしまう。

そこまで考えたあたりでコーヒーが無くなってしまいました。
追加を頼もうかと思ったけど、出る時間になったのでそこでお終いとしました。
幸い、遠方のお店だったのでここでサービスを受ける事もほとんどないでしょうし。

ここまで言っておいてなんですが、私は店を責めたい訳でもないしクレームを言う程の事でもないと思っています。
店に対して評価は下げるし、私には選ぶ権利があるので、それを使うだけなのだけど、果たして自分はどうだろう？
きちんとサービスを提供しているだろうか？
仕事でちゃんとできているかな？
自分の管轄じゃないから、新人だから、パートだから、家事育児も忙しいからと自分に都合の良い言い訳だけ並べて、自分の出来る範囲で精一杯やれているかな？
理由に甘えて、出来ることを探すことをやめていないかな？
自宅でもどうだろう。
ちゃんと、せめて現状維持できるだけの努力はしているだろうか？

こういうのが反面教師っていうのかなあ、なんて思ってみたり。

考えさせられました。

なので、Wi-Fiが飛んでなくて仕事は出来なかったんですが、考えるネタと時間は提供して貰ったなあと、レジでお金を払うときにご馳走様でしたと言ってその店を後にしたのでした。