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【退職予定の私が考える公務員の魅力】社会的信用とコスパの良さ!

6歳と3歳の男児を育てながらローカルなシティホールで働くミドサーです。
固定された働き方と自己成長に不安を覚え、4月から民間企業に転職します。

退職の報告をぼちぼち進めている今日この頃。辞めると話すと、「安定しているんだから公務員辞めない方がいいよ」「多くの人が望む仕事をなぜ自ら手放すの?」などの、【公務員辞めるのもったいない】説を唱える人の多さに驚きます。

公務員だと、給与が固定されており、勤続年数(加齢)に比例して少しずつ昇給していきます。私の働く市役所で例えると、市の歳入(収入)が高かろうと低かろうと、自分の給与等級で決められた金額が支給されます。
しかし、民間企業では、企業の利益が給与(特に賞与)に直結するケースが多いのだと思います。そのため、不安定な点が否めません。※私は公務員一筋なので、推測です。

私は公務員であることの恩恵として、住宅ローンやクレジットカードの審査などを何度も難なくクリアしてきました。安定性ゆえの社会的信用のおかげだと思います。私個人への信用というより、公務員である私への評価であることは間違いありません。

その公務員を脱ぎ捨てる今。よく考えます。公務員の現在と同額の年収を得ようとすれば、今よりも長くきつい仕事をしなければならないことは事実だと思います。なぜなら、それだけの利益を生み出す仕事をしなければならないから。公共の福祉に寄与することを目的とする公務員は、利益を生まずとも定められた勤務時間を全うすれば給与がもらえます。労働対価を考えるとコスパはとてもいいと思います。

しかし、自分で築いた大切な家族と歩むこれからの人生において、私が優先するのは「肩書きによる社会的信用」でもなく、「労働対価の圧倒的コスパ」でもないんです。私が子どもに見せたい背中は、「社会で役に立つ私」です。
公務員が嫌いでもない。市役所が嫌いでもない。仕事が嫌いでもない。ただ、市役所で働く自分が好きになれなかったのです。だから、嫌いになる前に辞めるんです。公務員が安定していようが、コスパが良かろうが、そこで必要とされる(求められる)自分になろうと無理をする私を好きになれなかった。
転職の理由は書ききれないほどありますが、一言に集約するならば、そういうことです。

もちろん大きなリスクを背負っているのは覚悟の上。でも、リスクを背負ってでも、替えの効かない自分の人生を自分の足で歩む。そして、見たい景色を見に行くために努力する。さぁ、今日も今日の私にできることを精一杯やりましょう!

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