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【転職活動に学ぶ子育ての教訓】子どもは親の思い通りにはならない、をデフォルトにしよう。

6歳と3歳の男児を育てながらローカルなシティホールで働くミドサーです。
固定された働き方と自己成長に疑問を感じ、4月から未経験の職種に転職します。

と同時に、同い年で同業の夫(同じシティホールで働く同期入庁)も転職活動をしていて、最近内定をいただきました。本人も納得したうえで希望する会社に手が届く…というところでホッとしたのも束の間。次なる壁が迫っていました。そう、夫の母(義母)が、夫の転職に反対しているのです。
公務員(地元の市役所)を辞めると言って、簡単にそうですか、と納得する親はかなり少数だと思います。大多数は、辞めないほうがいいと引き留めるはずと頭では理解しているので、想像通りの展開です。ましてや、私が退職し、その数ヶ月後にあなたまで退職して2人とも不安定になるというのはどういうことか!世の中はそんなに甘くない!と、現役世代よりちょっと上の60代のお友達のご意見も踏まえて、ありがたいお話をしてくれます。確かに、その話は事実に変わりない。でも、その事実以外にも多くの見えない事実が隠れていると思っています。なぜなら、孫がいる60代の方と、私たち30代の未就学児を育てる親では、考えている時間軸にズレがあるから。私はそう思います。

60代の方々は、大変な時代を一生懸命生き抜いて私たちを育ててくれました。感謝と尊敬の念でいっぱいです。自分たちの過去30年の苦労話に基づき、世の厳しさを教えてくれます。ただ、私たちは、これから30年先を見据えて今の行動を起こしています。これまで一般的とされてきた常識✖️予測される変化に対応すべく、自分軸で現在と未来を大事にするため一歩踏み出しています。

その点をわかり合おうとするのは、正直、至難の業です。今の私たちは親世代の考えを100%理解できませんし、私たちの考えも理解してもらえないと思います。理由は、どちらも互いに未経験の領域だから。ただ、それでも、できることとすれば、相手の立場を想像して寄り添ってみる。傷つけあうのではなく、わかり合おうと一歩ずつ歩み寄ることだと思います。

今回のことで強く考えたことは、子どもは親の思い通りにはならない、ということを肝に銘じ続けなければならない、ということです。私たち夫婦は良くも悪くも、大学卒業後にそのまま公務員となり、公務員と結婚し、子どもを授かり家を購入し、親の期待を大きく裏切ることなく人生を歩んできました。だからこそ、食べ物を送ってもらったり子どもの世話をしてもらったり、今でもたくさんの支援を受けながら、良好な関係を築けているんだと思います。

そんな36年だったので、親にとっては、今回の転職が裏切り行為のように捉えられたのかもしれません。話しても理解されないと転職へのプロセスを伝えることを諦めてきたこと、これは私たちが反省すべき点です。決断間際に結果だけを報告されても、気持ちが追いつきませんよね。仕方ないと思います。

前置きが長くなりましたが、この経験を、私たちはこれからの子育てに生かしていかなければなりません!
子どもが小さい今は、登園前の朝も帰宅後の夕方も休日も、どこをとっても思い通りにはならない。子育てとはこういうものだと、何年も繰り返していると、いい意味で諦めがついています。
でも、この後子どもたちが親離れしていくときに、私たちは、このことを常にインプットしておく必要があると思います。
何歳になっても、子どもは子どもの人生があって、親の思い通りにはならない。と。
想定外のことはいつでも起きる。と。

だからこそ、私たちは子どもたちが自分で決めた人生を歩む手助けをし続けたいと心に決めています。

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