未来を想像し直すための「虚構」を ーユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス』を最後まで読む
『サピエンス全史』の著者である歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏による『ホモ・デウス』を引き続き読んでいる。
ハラリ氏の『ホモ・デウス』は『サピエンス全史』の続編ということになる。ハラリ氏は数万年前から近現代にいたるまで、そして近未来にあり得る可能性まで人類の歴史全体を論じる。
ハラリ氏は様々な時代の様々な人々を比較するための基軸として「虚構」そして「意味」を置く。『ホモ・デウス』でも近代現代の人類の歴史と近未来にありえる可能性とを思考する鍵は「虚構の力」である。
虚構の