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【告知】介助者とともに地域で暮らすー地域でどのように、介助者を集め、育て、マネジメントしている?ー

 重度身体障がい者が介助を受けながら自立生活をするには、信頼できる介助者の存在が必要不可欠です。しかし、国内では介助者不足という厳しい現状があり、当事者の自立生活の実現を阻害しています。また、当事者の介護を家族が担うことが常識とされているため、外部にケアを委託しにくいこと、自立生活を支える重度訪問介護制度が社会的に十分に周知されていないこと、さらに介護職の3Kのイメージから、慢性的な介助者不足に拍車をかけています。

 その現状を打開するべく今回のイベントでは、日々悪戦苦闘しながらも介助者不足に向き合い活動されているお2人の当事者をゲストに招き、介助体制をつくるための苦労や乗り越え方についてお話を伺います。

 一般社団法人わをんとNPO法人境を越えては、本イベントを通して、介助者とともに自由に日々の生活を楽しむために、どのように行政と交渉し、介助者を集め、育て、マネジメントしていけばよいかを、参加者のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

【オンラインイベント概要】
一般社団法人わをん×NPO法人境を越えて共催イベント第1弾
『介助者とともに地域で暮らす』ー地域でどのように、介助者を集め、育て、マネジメントしている?ー                    
出演者:大野直之(基調講演)、村下秀則(プレゼンテーション)、川﨑良太(プレゼンテーション) 、海老原宏美(指定発言者)
日時:2021年3月13日(土) 13:30~16:00(開場13:15~)          場所:Zoom(無料)


【出演者プロフィール】

基調講演:大野直之(全国障害者介護保障協議会)       
全国の市町村でヘルパー制度の毎日24時間等の長時間支給決定を作るための障害者個人や障害者団体向け直接支援を30年携わる。基調講演では、介助が必要な重度障がい者を取り巻く現状について、お話しして頂く予定です。

プレゼンター:村下秀則
1987年生まれ、富山県富山市在住。2017年8月、30歳の時に国の特定疾患であるALSの確定診断を受ける。確定診断を受けた当初、「死にたい」としか思うことができず、この先の未来を描くことができなかったが、確定診断を受け4か月後、若年患者が集まる小さな交流会に参加し、一般社団法人わをん理事の天畠、真下と出会い生きる力をもらう。現在株式会社ALS Relation代表取締役。一般社団法人わをん理事。

プレゼンター:川﨑良太
1987年生まれ、鹿児島県鹿児島市在住。生後間もなく脊髄性筋萎縮症(Ⅱ型)の診断を受け、以後、車いすを使用しての生活を送る。地元の小・中学校に通学した後、高校は旧国立療養所筋ジス病棟に入院し特別支援学校へ通う。卒業後、高齢者施設の職員として勤務した後、24時間の自立生活をスタート。その後自立生活センターてくてくのスタッフになり、2016年から代表を務める。自立生活12年目の2020年結婚。現在は妻、息子、介助者との生活を送る。

指定発言者:海老原宏美
1977年神奈川県出身。1歳半で脊髄性筋萎縮症(SMA)と診断され、3歳までの命と告げられる。車いすを使いながら小学校、中学校、高校と地域の普通校に通い、大学進学を機に24時間介助を受けながらの一人ぐらしをスタート。2002年からは自力での呼吸が難しくなり人工呼吸器を使って生活している。現在、障害者の自立を支援する「自立生活センター東大和」理事長。

イベント申し込み


※上記よりお申込みください。折返し当方よりZoomURLをお送りします。
※お問い合わせは、わをん事務局(info@wawon.org)までにお送りください。

【主催】
一般社団法人わをん
https://wawon.org/

特定非営利活動法人境を越えて
https://sakaiwokoete.jp/






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