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ひとり暮らし

 おはようございます、こんにちは。はたまたこんばんは。

どーも。


ひとり

 先日からひとり暮らしを始めました。

なんとなく夢見てたひとり暮らし。

場所は大学のすぐ近くです。地元とは違い都会だなぁとしみじみ感じます。でも都会過ぎず、自然も身近で居心地がいいです。
目指すは「東急ハンズのような暮らし」、頑張ります🐿

とはいってもやっぱり厳しいもので、心配事は尽きないです。
特にお金。
世の中金です。金さえあれば困るこたありやせん。

でもなんといっても一番の問題は、「心細さ」です。

有名な俳句の中に「咳をしても一人」というものがあります。尾崎放哉のものです。

じんわり、じんわりと心細さは広がっていきます。

朝起きるのも一人、飯を食うのも一人、家を出るのも一人。
笑うのも一人です。

一つ気付いたら最期、その「一人」はあらゆる所に纏わりついてくるのです。

映像は見ましたか?

この句の真髄は「一人だと感じてしまう余韻」だと思います。
映像では虫の声が方方から聞こえ、咳をした途端にそれが途絶えます。この静けさが自分を「一人」だと際立たせてくるんです。厄介厄介。


ひとり暮らしを始めようとしたきっかけの一つに、「音」があります。
自分は家族が出す生活音が好きじゃありませんでした。無遠慮に感じられて、鬱陶しい。

ただ、ひとり暮らしを始めて思うのはそれらいっぱいの無遠慮が温かいことです。

「一人で出来るもん!」と息巻いていた少年は、「一人でできてもなぁ」とため息混じりに呟く青年になりました。
立派ですね。呟いても一人。


英才教育の賜物で、家事は全部出来ます。
というか一人なんで規模感が小さすぎて家事と言えるかどうか疑問ですが。

親族は皆気にかけてくれて、とても有難いです。

大切なものは目に見えないと、王子さまから教わりましたが、大切なものが大切だと分かるのはいつも後々です。

その時に分かればなぁ、と思います。

その時に大切に出来れば、一人から遠ざかれたのかな、と。


そんなこんなで、腹の足しにもならないような詰まらん話でした。
折角なのでTwitterに捨てるより、noteで供養しようと思い立った次第です。
腹が減ったのでさようなら。

有難うございました。

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