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大学院休学しながら就活Take2開始(3月~4月)

面接に進んだ暁には「大学院を休学していること、最終的に学部卒か修士卒のどちらになるかわからない」旨を正直に話すつもりだったので、去年と同じように業界を絞った就活では全落ちする可能性があると思い、視野を広げるために
・マイナビ2022
・逆求人サイト

の2本立てで就活を行うことにしました。
大学院を休学中で中退するかもしれないという状態を引け目に感じていたので、もし逆求人で声をかけてくれるところがあれば、そこには少しは強気で応募ができるかもしれないという考えもありました。

修了できる確証がないのに修士卒見込みで内定をもらっても無意味なので、マイナビで”既卒可”の表示をしている企業にのみエントリーすることにしました。(検索時にフィルターをかけることができます)
メインに使ったのはLabBaseという理系特化の逆求人サイトで、研究内容やスキルなどのプロフィールを登録しておくと企業からスカウトがもらえるサービスです。
他にもdudaキャンパスやofferboxという逆求人サービスも使用してみたのですが3つを比較してみると

offerbox→業界業種見境なくたくさんオファーくる 私のプロフィールほんとに読んだ…?みたいなスカウトばかりで実を結ばない
dodaキャンパス→9割IT・通信系オファー 人材派遣系多し メーカーも希望してるけどほとんどこない 自社のエントリーページに誘導するオファーがほとんど
Labbase→3つ中で1番スカウトが少ないながらもマッチ度が高いスカウトばかりで、意外な出会いがありとても良かった 半分くらいが個別面談のお誘いなので真剣にスカウトしてもらってるんだなと感じた

という感じで、結局LabBaseしか使いませんでした。
スカウトの半数以上がマイページへの勧誘でしたが、個別面談や特別ルートの案内もそこそこあったので、自分が少しでも興味を持てる企業さんであればどんどんお話しすることにしました。
(2021年7月現在で最終的に27社からスカウトをいただき、そのうち10社が個別面談や特別ルートの案内でした)

3月前半はWeb説明会に参加して企業分析しつつ本命にESを書き、スカウトをもらった企業さんの個別面談に参加しました。
最終的に5社にESを出し、LabBaseでスカウトをいただいた中から2社の選考に進むことにしました。

3月後半はぼちぼち面接が始まり、ESが通過したところに加えてLabBaseで出会った2社の面接に参加しました。

4月に入ると面接が本格化し、ほとんどオンラインだった去年と違って今年は現地で面接や工場見学を行う企業さんが多く、1ヶ月のうち半分は県外にいました笑
2週間で6県を渡り歩き、体力的にはきつかったですが、家でじっと考え事をしているより気が紛れてよかったです。

逆に、Webテストは去年はテストセンターで受けた結果を使いまわせたのに、今年はすべての企業が自宅受験形式を指定してきたのでエントリーの数だけ受験するのがめちゃくちゃめんどくさかったです…

結果的にESは全通(!)
修士卒見込みで出しているとはいえ、在学期間を見れば訳アリなのは一目瞭然なので意外でしたが、とてもホッとしました。

肝心なのは面接です。
LabBaseでスカウトをくれた企業さんは個人面談で正直に事情を話したところ、学部卒になるか修士卒になるかわからない点を了承してくださる人事の方ばかりだったので、面接には自信をもって臨むことができました。
一方新卒採用に正規ルートで応募している企業さんは”○○大学大学院の22卒見込み”が来ると思っているわけなので、面接で「こいつやばいやつか…?」と警戒させずに自分のことをわかってもらう必要がありました。

面接では自己紹介はシンプルに「○○大学大学院修士2年の▢▢です」だけにし、向こうから在学期間について触れてくるのを待ち迎え撃つことにしました。
面接本番、しばらくガクチカや研究内容など当たり障りのない内容について聞かれるままに話していたところ、その時は突然訪れました。

「▢▢さん…答えにくいことかもしれませんが、在学期間が普通より長いですよね?理由を伺ってもよろしいですか?」

キタ!!!!!!!

私は
・元々複数人でチームを組んで実験メインの研究を行っていたこと
・コロナの影響によるチームメンバーの退学など研究室の人材流出が続き、チームが私1人になったこと
・コロナで実験に制限がかかったこと
・以上の理由で研究を続けることができなくなったこと
・状況が良くなるまで休学することにしたこと
・状況によっては復学せずに中退して就職する可能性もあること
という内容を、しっかり面接官の目を見ることを意識して話しました。

幸か不幸かコロナ中退やコロナによる研究遅延がニュースでも話題になっていたので、この説明はすんなり受け入れてもらうことができ、問題なく面接を終えることができました。
就活時点には体調は回復していたので、研究室のストレスで体調を崩して通院していたことは話しませんでした。
また、キャリアセンターの方に「研究室の環境のことを話すと、例え研究室に非があったとしても(対人ストレスに弱いのかな?)(希望通りの環境でないと適応できないのかな?)と警戒されてしまうのであえて話す必要はないよ」とアドバイスされていたので、そのことにも触れませんでした。

結果、全ての企業で最終面接に到達(!!)
LabBaseでスカウトをもらった企業さんからは最終面接時にその場で内定をいただき、この時点で大学院を中退した場合でも無職は免れました。

本当にありがたいことで、世の中捨てる神あれば拾う神ありだなと実感していたのですが、全ての最終面接を受け終わった後も実際のところ全く気分は晴れていませんでした。

心のどこかで小学生の頃からの夢を諦めきれず、現段階で内定をいただいている企業さんは実際のところ夢とはかけ離れた業種だったため
「もし全落ちしたらここまでずっと目指してきたのに最後の最後で夢に届かないんだ」
「もしそうなったら復学して卒業してまた就活すればいいじゃない!」
「いやだ、もうあの研究室に戻りたくない」
「みんなは希望を叶えているのに私は…」
「そもそも今選考を受けている企業で本当に良かったの…?」
「5社って少なすぎじゃない??ひよらずもっとエントリーすればよかった」
「頼む…!!受かっててくれ…!!」
・・・などなど頭の中は不安と願望でカオスでした。

最終面接の結果待ちの間は誇張抜きで食事が喉を通らず、居ても立っても居られず一生みんしゅうの掲示板や企業の口コミを見ていました。