何のための観光をなのかみたいなことを考えていた

スーツさんが、「実はみんな観光したくないんじゃないか」と言っていた。

22:20前後

定番観光地に行って、みんなが観光しているように見えるんですけど、実はみんな観光したくないんじゃないかな、っていうのが僕ずっと思ってる。これ、面白い話だと思うんですけど。

大阪城とかそのお城系の観光地に行くと、まずは店主から一番上から見る景色とか売るじゃないですか。でもそれだけじゃなくて、お城の中には大体歴史的な展示や遺物のパネルがあって、豊臣家のこういう改修があってとか、それをみんなこう行列して、あの熱心に見てるんですけど、じゃあそれが例えばYouTubeに流れてたとして、その動画をわざわざ再生して見るかって言うと、ま絶対見ないと思うんですよ。はい。でじゃあなんでみんなそこに立ち止まって観光地にあるものを、あの、みんな熱心に見てるのか、うん、多分ったからには見なきゃいけないみたいな、そういう意識で見てる人が僕は多いんじゃないかな、と思って。

まさに脅迫観念だと思うんですよね。例えば、大阪に行ったから、まあ道頓堀は見たいよね、ぐらいはあると思うんですけど、旅行に行く時にその目的地のガイドブックを買ったりとか、ネットで大阪観光ランキングとか検索する人多いと思います。あるじゃないですか。であれって結局、自分が行きたいのやりたいことは大阪に行くことであって、現地で観光したいわけじゃないんだけど、でもなんかやいけないうんするから、じゃあなんか観光しなきゃいけない場所はどこがいいのかな、て探してる消去法的な選択な気がするんですね。それがそんなに人気だったら、道頓堀歩きとかなんか海遊館に行ってみましたみたいなYouTube動画がバンバン再生数稼いでると思うんですよ。でも全然そういう動画は見なくて、伸びてるのは大阪のグルメ食べまくるみたいな感じじゃないですか。だからま食事は人気あると思うんですけど、もう本当旅行先で一般の人が心から楽しいと思ってのは食事とかそれぐらいで、だから定番の観光地を観光して、映してうん回してもしょうがないなっていうことに気づいたんですね。じゃあちゃんとあの視聴者がま感銘を受けてるのは何かなっての見ると、街の歴史とか紹介することだったんですけど。

清水寺は、日本でトップの観光名所なのだが、「清水寺行ってきた」という動画は別にみたくない。(三年坂食べ歩きとかは別だけど)
じゃあなんで清水寺に人が集まるのかというと、フォトジェニックな写真を撮るためだよねーと思う。