みたに あきかず 打楽人

歌って、咄せる打楽器奏者/ パンデイロ侍//パンデイロというブラジルのタンバリンの楽しさをライブやワークショップでお伝えしています/1st ソロアルバム「うたう たいこ」絶賛発売中!

みたに あきかず 打楽人

歌って、咄せる打楽器奏者/ パンデイロ侍//パンデイロというブラジルのタンバリンの楽しさをライブやワークショップでお伝えしています/1st ソロアルバム「うたう たいこ」絶賛発売中!

マガジン

  • 打楽器戦士のエッセイ 「たたきもの 人生」

    普段の出来事や気になったことをツラツラと徒然に書いております。 お時間のある時に流し読み感覚でどうぞ。

  • 闘病記 身体のこと

    一見すこぶる健康そうに見えるのですが(笑) 自分は心臓の病気を患っておりまして。 闘病ってほどではないのですが。 こういう病気もあるということと、備忘録的な意味で書いてます。

  • 教えること、教わること

    教えること、教わることについて。 技術を伝えることって難しいですよね。 長年のレッスンの経験や教わった素晴らしい師匠たちとの思い出、技術を学ぶ時のヒントなど書いてます。

  • みたにあきかず 演奏 動画集

    みたにあきかずの演奏動画集です。

  • 自己紹介的なアレ

    活動履歴や参加バンドの紹介など。

最近の記事

心の臓こと。

ペースメーカーが暴発して一年が経ちました。 あの時の恐怖、痛み、屈辱、1日も忘れたことありません。 今日の定期検診で電池の残量が41%になってました。 このままいくと2〜3年後に電池の交換ということになり、一回取り出すのでそこで外すかまた新たに埋め込むか決めます。 なにしろあの時の恐怖は筆舌に尽くし難いものであり、今でも運動してる時やあの時と同じように演奏して盛り上がってる時にまた爆発するんじゃないかとフラッシュバックするんです。 先生には薬を増やしてるし、ペースメ

    • 人とのお別れ。

      生徒さんの訃報。 なかなか受け止め切れずに数日が経っています。 つい先日のレッスンでまた来月ねー、と言った矢先のことでした。 ピアノの先生でコンサートや発表会など精力的に活動されていた方で。 こちらがポロッと言ったことでも気になったことはすぐにメモを取る、その姿が忘れられない。 レッスンのこと、アンサンブルのこと、いつも色々な話を聞かせてくれて。 沢山質問もしてくれた。 こちらの気づきになることばかりでどんどんレッスンの内容も深くなっていきました。 最近はバス

      • 1週間ぶっ続けの検査。

        2月1日から検査のため1週間心電図を付けての生活が始まりました。 健康診断であの手足に電極つけて胸に吸盤を貼り付けて検査するアレです。 普段なら一瞬で終わるやつなのに。 24時間のとかあるんですよ。 で、今回はそれより長い1週間。 1週間着けっぱなしは初めての経験。 つーか、24時間から1週間ってレベルアップ具合が半端ない。 病院に着いていざ機械をつけようとすると看護師さんから「あら!」との声が。 「みたにさん胸毛ないって聞いてたのにちょっと生えてるのね」

        • 【身体のこと】今後について

          ご存知の方もいらっしゃると思うのですが、自分は4年前に肥厚型の心筋症の手術をしました。 その際、不整脈の治療のためにICD(除細動器)を体に埋め込みました。 ペースメーカーとICDは厳密に言うとちがうものなのですが、ものすごい簡単に言うと致死性の不整脈が起きたり、心臓が早く動きすぎて止まったりした時に電気ショック(映画とかでよく見るアレ)を与えるものです。 それまで致死性の不整脈の発作は起きたことなかったのですが、なんかあった時のための保険に入れますと心臓の手術の10日

        マガジン

        • 闘病記 身体のこと
          35本
        • 打楽器戦士のエッセイ 「たたきもの 人生」
          106本
        • 教えること、教わること
          28本
        • みたにあきかず 演奏 動画集
          10本
        • 自己紹介的なアレ
          1本
        • 5分で聴けるラジオshow!【ミタニ・オンデマンド】
          24本

        記事

          ほんとにあった怖い話。【閲覧注意】

          暑さ寒さも彼岸まで、とはよく申しますが。 毎日暑いですなぁ。 こんな季節ですから少しでも涼を感じていただくためにひとつ怖い話でもしましょうか。 ある男に起こった実話でございます。 昨年12月に高知で初演された舞台 「晴れる夜に誰かの寝息が聞こえる 亀井健作 」が札幌で再演されることになりまして。 自分が音楽監督を勤め、出演もした作品。 札幌にフルメンバーで呼んでいただけるとのこと。 それに合わせて矢野絢子のベストアルバムのレコ発ライブもも札幌でやってしまおうとい

          ほんとにあった怖い話。【閲覧注意】

          キミとのなつやすみ。

          まずはじめに。   世の中経験しないとわからないことだらけだと痛感した。 全国のママとパパにリスペクトを。 特にこの夏休みの時期のママとパパに。 先週のある暑い日、隊長と遊びました。 夏休み最後のこの大切な時期に(仕事で)海外にトロンボーンを吹きに行ったパパの代打だ。 勤まるのか、このオレに。 4年前に心臓を手術した40半ばのオッサンに元気フルチャージの小学生を楽しませられるのか。 まず感動したのがご本人から来たメール。 「ついたら連絡してね」 最初、誰か

          キミとのなつやすみ。

          講演会してきたよ。

          そういえば講演会やってきました。 ライブじゃないんだよ? 講演会だよ! 企業の経営者の方に向けたセミナー。 先方からのオーダーはI時間弱の講演。 ウソじゃないんですよ。 ホントだから! ソロライブはやったことあるけど。 講演会は生まれて初めて。 “場違いオブ ジ イヤー2022”の受賞間違いない人選なんですけども。 講演会やってる打楽器奏者ってなかなかいないっしょ。 しかもほぼ丸腰よ? パンデイロとウクレレだけ。 そもそもこのお話はクリスタルボウルア

          講演会してきたよ。

          ゲストで呼ばれた時、ステージでどう振る舞うか。必殺技をいつ出すか問題。

          昨晩は目黒Blues Alley にてShiny stockings 42回目のライブに参加させていただきました。 1997年から活動されてるということで、ワタシはまだ生まれておりません←大ウソ 遡ること4年前も一度呼んでいただいておりまして。 この度4年ぶり2回目の出場と相成りました。 ライブ中にも話しさせていただいたのですが、自分はゲストでお呼ばれすることがわりと多い方だと思います。 楽器的にもキャラ的にも。 それはとても有難いお話しなのですが。 「いやー、

          ゲストで呼ばれた時、ステージでどう振る舞うか。必殺技をいつ出すか問題。

          演奏前に気持ちを整えられない時はどうしたらいい?

          ワタシはライブの時には自分の演奏を録音するようにしています。 そのプレイバックを聞きながら家路に着くのがライブの日のルーティン。 まだ生々しい記憶が残ってる状態で聞くのがいいんです。 毎回「今日のワシはえらいキレキレやったな!やっばり天才かもしれん!」となぜか関西弁で盛大に自画自賛しながら帰ってる。 嘘です。 ほとんど毎回悶絶している。 悪い意味で。 髪があったら引きちぎってると思う。 例えはアレだがそれぐらいのストレスなのだ。 しかし明日の成長のためには必

          演奏前に気持ちを整えられない時はどうしたらいい?

          弟子の一人芝居を観劇して感激。

          昨年、劇団鹿殺しのキルミーアゲインで師弟の契りを交わしたキヌこと長瀬絹也の一人芝居を観劇。 ネタバレあります。 未見の方はご注意。 では行きます。 「脚本、演出、照明、音響とか全部一人でやろうと思ってんスよ!」 いきなり極大のネタバレを投下してやった。 もう終わったからいいのかな。 彼がこのことを自由が丘駅前のエクセシオールで熱く語っていたのは年末のことだっただろうか。 一人芝居は王さんとの舞台で自分も関わっているから大変さはわかってるつもり。 一人芝居は舞

          弟子の一人芝居を観劇して感激。

          厄払いの効能。

          先日、厄払いということで鎌倉まで足を伸ばして参りました。 「鎌倉 厄払い」で検索したら出てきた鎌倉宮という護良親王が祀られている神社。 陶器に息を吹きかけ、自分の厄を移しその陶器を岩に思い切りぶつけるという荒々しい厄落としが有名な場所です。 一通りお参りして、陶器も岩に叩きつけるイベントもこなし、お守りいただいて帰ろうとした時に看板が目に入りました。 厄年早見表と書かれたその看板に自分の生まれ年が書いてなかったのです。 ご存知の通り厄は前厄、本厄、後厄と3年間ある。

          新春恒例の初売りお手伝い。

          お正月といえば初詣。  いつもお参りする神社には思い出が沢山あります。 飼っていた熱帯魚が亡くなってしまった時に川に返してあげようと思い、そこでお水をいただいて多摩川にお返ししました。 思い出は続きます、映画“シンゴジラ”でその神社は自衛隊と共にゴジラに木っ端微塵にされていました。 ちなみに私の住んでる家はゴジラの左足に踏み潰されてました。 あの神社に行くたびに思います。 映画の中の私は無事に避難していたのだろうか・・・ ゴジラで受けた被害は災害保険で下りるのだ

          新春恒例の初売りお手伝い。

          2022年 新春のご挨拶。

          あけましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。 皆様の健康とご多幸をお祈りしております。 色々な所に行って、沢山叩けますように。 昨年は得ることも多かったですが、失うことも多くて自分に残された時間と意味を改めて考えさせられました。 音楽だけじゃなく新しいことに挑戦できたらいいな、と思ってます。 見たことない景色を見たい。 今年はどんな出会いがあるだろうか。 昨年末の怒涛のイベント尽くしから打って変わって静かなお正月。 1日はカウントダウン

          2022年 新春のご挨拶。

          ギリギリDAYS。

          横浜駅前の立ち食いそば 鈴一 天玉そば。 見てくださいこの完璧なフォルム。 ここはカウンターしかなくてしかも極狭。 2.3人しか立てない。 なのでそこに立てなかった者は店の外に出て食べるしかない。 が、そこがいい。 どんぶりを片手にオレは今立ってそばを食っている!という気持ちを奮い立たせてくれる。 この日は体調が激ヤバMAXでボッーとしており「なんか嫌なコトあった?」と心配されてしまった。 ここのところ毎日ギリギリなのだ。 精神的にも肉体的にも厳しい時期。

          変面一人芝居 稽古日記 七日目

          今日はだいぶ骨組みができてきたので全体像から離れて少し突っ込んだ稽古。 正面を切る、切らない問題で稽古場は紛糾していたが、自分はあまり正面を切るのが得意ではないのでほんとに真っ直ぐに正面を切れる王さんは凄いなと改めて思いました。 上方落語の爆笑王、桂枝雀師匠も精神状態によって正面を切れる時とそうでない時があったという。 それぐらい大変なコト。 広い会場だと大丈夫なんだけど、小さい会場だと逆に難しいですよね。 目のやり場に困る。 最近はわりと大丈夫になったかな。

          変面一人芝居 稽古日記 七日目

          変面一人芝居 稽古日記 六日目

          一週間ぶりの稽古。 毎回王さんは確実に芝居をブラッシュアップしてくる。 段々と芝居と音楽がリンクしはじめた、気がする。 こちらの出すテンポによって王さんのセリフのスピードも変わってくる。 そこが面白いし、スリリングだ。 ただやはりこちらがまだ“間”を制圧できてない気がする。 もっと聞いてもらえるようにするにはどうしたらいいか考える。 王さんと間のの押し引きができるようになってくるとより深くできるようになってくると今日の稽古で感じました。 今回は一人芝居だけど、

          変面一人芝居 稽古日記 六日目