ファウンデーション期のボロスマウス
●はじめに
結論から言うと、第30回世界選手権以降に台頭してきたTier1のデッキに対し、ボロスマウスはまったく対抗できず、勝率を以前よりも落としてしまっている。
私のデッキ構築力ではどのように調整してもこれ以上の勝率は望めないので、やけくそ気味に以下のリストでデッキを組んだ。
●デッキリスト
これまで《岩炎山の後継者、メイブル》は伝説のクリーチャーというのもあって、場に1枚出せればよいとメインには3枚しか採用していなかった。しかし、どうせ大した勝率にならないのなら、もはや対戦中に推しのカードさえ使えればよいと4枚に増やしている。
それに軽くて強力な除去が豊富な今の環境では、別に手札に伝説のクリーチャーがダブってもさほど困らないと考えている。
《稲妻のらせん》を4枚メイン採用しているのは、この記事のサムネ画像にあるプロモ版を使いたいから。
このプロモ版《稲妻のらせん》のイラストは本当に気に入ってるので、デッキ用に4枚確保した。
一応、ファンデーションズ発売以降にボロスバーンが増えてきたから、ライフ回復手段があるのは良いという理由はある。
サイドボードに関しては環境トップのデッキの対策カードを入れている。
ゴルガリミッドレンジとディミーアミッドレンジには《ウラブラスクの溶鉱炉》。
アゾリウス眼魔をはじめとした墓地を利用するデッキに《安らかな眠り》。
あとは相手のデッキに合わせた各種除去を入れている。
サイドの各種除去はかなり悩んだ。カラーは違えど、アグロ系の世界選手権トップ8のグルール果敢のサイドを参考に選んでいる。《焦熱の竜火》を1枚いれるくらいなら《失せろ》を3枚にしたほうが良いかなと考えた事はあったが、《止められぬ斬鬼》や《永劫の好奇心》などは《失せろ》では除去しにくい。
それに地図トークンを2枚渡すのが結構きつい時がある。クリーチャーを強化されてしまうリスクはもちろんのこと、《噴水港》で地図トークンをドローソースにされてしまう。
なので死亡時にクリーチャーを追放させる火力除去の充実を優先させた。
未来へ
上記のリストをMTGアリーナで回してみたが、さほど勝率に変化はなかった。詳細な統計を取っているわけではないが、少なくとも体感するほどの変化ではない。
どうせ勝率が対して変わらないのならば、お気に入りのカードを入れたデッキを使ったほうがゲームに対するモチベーションを維持しやすい。
今後、採用しているカードの完全上位互換が登場しない限り、メインボードに変化はないと思う。あとは環境の変化に合わせてサイドボードが変わるくらいだろう。
ブルームバロウのカードは本当に大好きで、このデッキもずっと使い続けたいほど強い愛着を持っている。いずれスタンダードで使えなくなるが、そうなったら今度は再調整してパイオニアで使うつもりだ。