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AI開発と沖縄で繋がるエンジニアの絆。ゲスト:シモジテルフミさん&クバさん(2022/12/13 OA)【Watta! Itta! #12】

新番組「Watta! Itta!」

第12回のゲストは、スポンサーとしてお馴染みの株式会社バリューブリッジでAI開発を担っているお二人。那覇市出身のシモジテルフミさんと、ポーランド出身で琉球大学でも講師を務めていたクバ(Jakub Kolodziejczyk)さんでした。

シモジさんは那覇高校から琉球大学に進学し、在学中には”Ryukyufrogs”というプロジェクトでシリコンバレーも経験した後、株式会社バリューブリッジに就職。現在は東京オフィスでクバさんと共にAI開発を担当しています。

そしてクバさんは、ポーランド出身でロンドンと大阪の大学で学んだあと、シンガポールで仕事を始め、その後来日。沖縄科学技術大学院大学(OIST)や県内のIT企業でエンジニアとして勤務した後、琉球大学にて人工知能の非常勤講師を務めながらご自身の会社を立ち上げ、現在はコンサルタントとしてバリューブリッジのAI開発を支援しています。

これまでにない、バックボーンの違うお二人との同時トーク、スタートです。

放送はこちらから!

【radiko】 ※2022/12/23迄
→沖縄県内からはタイムフリー(無料)で、県外からはエリアフリー(有料会員)で聴けます。

【podcast】 ※2022/12/22~
→全国どこからでも聴けます。
(anchor、spotify、apple podcasts、Google podcasts、Amazon music)

放送内容のまとめ

ここからは放送内容のネタバレになりますので、是非番組を聴いてからお読みください。(一部、本放送ではカットされた部分も含みます)

エンジニアとして働く魅力に気付く

シモジさんは那覇市出身で、那覇高校から琉球大学へ進学します。琉大に行くことは早々に決めていたものの、何を専攻しようと悩んでいたシモジさんは、テレビか新聞でコンピュータグラフィック技術の特集を見て惹かれ、情報工学科を選択。そして大学で様々な理論や技術を学び、沖縄県の人財育成プログラム”Ryukyufrogs”に参加。様々な研修の中で、10日間のシリコンバレーへの研修も経験。そこでの交流の中で「ソフトウェア開発がこれだけ世界にインパクトを与えられるのだ」と実感し、将来エンジニアとしてやっていきたいという決意に繋がったのだと言います。
そして卒業後には沖縄を出てエンジニアとしてやっていきたいと考えていたシモジさんは、大学の先輩からの縁もあって、バリューブリッジの東京オフィスで勤務することになったのです。

クバさんが沖縄に来たのは2012年。ポーランドで育ちロンドンと大阪の大学で学び、シンガポールの大学でエンジニアとして勤務。そして「ヨーロッパと全く違う文化のところで、かつ安全なところで働きたい」と思い立ち、日本への転職を決意します。日本全国の様々な募集要項を見た結果、行き着いたのが沖縄科学技術大学院大学、通称OISTの求人だったのです。
そこで初めて沖縄を訪れたクバさんは、「こんな綺麗な海は見たことが無い!」と沖縄の海の綺麗さに心を奪われ、OISTで3年ほど働くことになります。その後転職先を探してみると、沖縄県内のIT企業での求人が最も魅力的だったこともあり、沖縄で働き続けることを選択。結果として5年沖縄で働いた後、スピンアウトして独立。同時に琉球大学の非常勤講師として沖縄の学生たちに人工知能を教える立場となりました。

こうして別々の道を歩んできた二人が、バリューブリッジで繋がり、現在は”フォトブリッジ”のサービス内にAI技術を組み込むプロジェクトを担っているのです。

”フォトブリッジ”の魅力と二人が支えるAI技術

これまでに様々なプロダクトやサービスを経験してきたクバさんは、株式会社バリューブリッジが提供する”フォトブリッジ”の魅力をこう語ります。

(フォトブリッジは、結婚式を挙げるカップルの多くが利用するウェディングフォトアルバムの構成確認や発注をオンライン上で行えるサービスで、日本の結婚式を挙げるカップルの”5組に1組”に利用されています)

「機械学習には学習させるデータが必要、そのため色々な企業がやろうとしてもなかなか出来ない。けれどフォトブリッジは日本、いや世界有数のアルバム件数を手掛けているので、その豊富なデータを学習させることができる。だからAIで最も大きい課題をクリアすることができたんです」

クバさんがコンサルタントとして支え、シモジさんがエンジニアを務めるフォトブリッジのAI技術。主に写真の中の顔や人物、物の自動認識に使われていて、AIがウェディングの写真を認識し、顔の位置や画像の大きさなどをアルバムの枠に合わせて自動調整してくれるというもの。
これによりデザイナー(エディター)がアルバム構成にかかる時間が5分は短縮されるとのことで、たった5分と思ってしまうもののフォトブリッジの利用数が年間2万組だと考えると、年間で10万分ものデザイナーの時間を効率化できることになるわけですね。

そんなお二人が支えている”フォトブリッジ”。その運営会社である株式会社バリューブリッジで働くことに、シモジさんは魅力も感じています。
東京で働きながらも、社内には沖縄出身の方や九州出身の方も多く、それもあってコミュニケーションが取りやすいとのこと。それに沖縄にもオフィスがありそこでのワーケーションもあるとのことで、今年の夏も1週間ほど東京オフィスのメンバーで沖縄で働いていたようです。シモジさんにとっては里帰りも兼ねたワーケーション、楽しめたようです。

今後も、より良いサービスにしていきながら、日本中の多くのカップルに、素敵なアルバムを届けてくれることでしょう。

こぼれ話

シモジさんの沖縄でのフェイバリットスポットは、実家からも近く子供の頃から通っていたという「瀬長島」でした。

那覇空港のすぐそばにあり橋で繋がっている瀬長島は、昔は何もなく父親に連れられて釣りをしに行く場所だったのだとか。
それがここ暫くで開発が進み、観光客にも大人気のウミカジテラスや温泉なども出来、それもあってシモジさんはますます瀬長島が好きになったとのこと。

そして沖縄の自然が大好きなクバさんのフェイバリットスポットは、沖縄の最北端に近い”茅打ちバンタ”。高さ80mから雄大な景色を見下ろせる展望台です。

クバさんはなんと沖縄本島にあるすべての展望台(数は40カ所!)を巡っていて、その結果1位が茅打ちバンタだったのだとか。それほどの景色を楽しめるということですね。
ちなみに2位は大宜味村にある”六田原(むたばる)展望台”。ここの展望台はしばらく前までは人気も無く廃墟のようになっていて、それもまた魅力だったのだとか。今ではすぐ近くにオシャレなレストラン”大宜見スカイテラス”が開業していて、絶景を眺めながら食事ができるようになったようです。

どちらも少々マニアックなスポット。まだ行ったことが無い方は是非絶景を眺めてみて下さい。


さて、こうして二人とも自身がやりたかったエンジニアとして現在も開発に取り組んでいるわけですが、そんなお二人から後輩たちにメッセージ。

【シモジさん】
沖縄から東京に出てきた時も、学生時代にシリコンバレーに行った時も、自分自身の”新しい環境を見てみたい、世界を見てみたい”という好奇心からでした。その自分の好奇心というものが新たな挑戦や出会い、学びに繋がっていくので、自分が面白そう、ワクワクするっていう気持ちを大切にして、色々なことに挑戦してみてください。
その上でエンジニアを目指したいだとか、ITやブライダルに興味があるという人が居るのなら、是非バリューブリッジにジョインしてもらえればと思います。

【クバさん】
沖縄はITセンターを目指しているのに、エンジニアを目指す学生がまだまだ全然少ない。だからもっとそういう学生が増えて欲しい。でも、自分が教えた学生たちは、人数は少なかったものの皆とても優秀でした。
沖縄出身の人の中には「こんな小さな島から世界に出て挑戦するもんじゃない」と思ってしまう人も居るかもしれませんが、それは止めてください。
何かに挑戦したいんだったら失敗を気にせずに挑戦してください。小さな島から出た人でも、世界中で戦うことができます。良いエンジニアを目指しましょう。

学生時代からの夢であるエンジニアで活躍しているシモジさん、そして世界中で様々な活躍をされてきたクバさんのお二人からの言葉だからこそ、感じ入る部分がありますよね。
興味を持った方は是非エンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。そしてその際には是非バリューブリッジで働くことも選択肢に入れてみて下さいね。

次回のゲストの紹介

さて第13回となる次回のゲストは、探偵社FUJIリサーチで代表を務める高村一成さんです。

【探偵社FUJIリサーチHP】

高村さんは父親が沖縄県那覇市の出身で、幼少期を那覇で過ごした後に埼玉県川口市へと移住し、その後は埼玉で育ちます。そして不動産業や警備業を経験した後に、未経験ながら探偵社FUJIリサーチを設立。今では全国6ヶ所に事務所を構え、50人もの探偵を抱えるほどのグループを経営されていて、来年には探偵学校の設立も計画しています。

そんな高村さんに、探偵という仕事の魅力や沖縄への想いについて伺いますので、どうぞお楽しみに。

2022/12/23、22時~ オンエアーです!


「Watta! Itta!」(ラジオ沖縄)
毎週金曜日 22:00~22:30
ハッシュタグ:#ワッタイッタ
メール:watta@rokinawa.co.jp
→皆様からの感想やゲスト候補の自薦・他薦もお待ちしています!


【Watta! Itta! Credit】
・Sponsor
一般社団法人あゆむ
株式会社バリューブリッジ
株式会社しんか

・BGM
(Opening)「Emotronik」佐土原隼人
(Ending)「かえりじたく」ninny
(Jingle)なるけしんご、近藤崇、ハヤシユウ

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