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楢木範行年譜13 大隅の旅 昭和13年

楢木家に遺されていた資料のなかに「大隅の旅」と題した新聞記事が(一)から(五)まである。期日部分が切られており、今後、特定作業するため、記事の情報を整理しておく。

大隅の旅(一)
一、大浦に行く道
(イ)花瀨まで
1週間の旅であった。
「明後日から旅立たうとしてゐる時に突然に兄が常世の国に旅立つたので、私の旅立ちが遅れ、予て依頼してゐた人は弔ひで帰省してゐて」
「珍らしい『カンジシ(寒猪)』のもてなしにあづかつて」

大隅の旅(二)
(ロ)山里へ塩買ひに
(ハ)山の神オゴジヨ

大隅の旅(三)
二、岩川より牛根越え
(イ)弥五郎市
(ロ)笠茂愛麿氏談 ー恒吉■麓にてー

大隅の旅(四)
(ハ)笠茂常盤翁のこと

大隅の旅(五)
(ニ)十五夜綱曳がない
附記
追ひ書き
「私が郷土生活の調査最終を始めてから、もう十年になる」とあることは、鹿児島県立商船学校に赴任するのが、昭和3年であることからこの原稿は昭和13年頃、寒猪の時期である冬季、一週間の休みが取れると言うことは正月に休みを取ったのかも知れない。昭和13年であれば書簡が遺されており、それらとの照合で、もう少し絞り込むことができるかもしれない。


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