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恋は、遠い日の花火ではない。

◆表現分析
ターゲット:中年男女
訴求:ブランド(商品)イメージ
対象:ターゲットの心象
文法:否定 比喩
分類:恋愛

◆情報データ
広告対象:SUNTORY OLD(サントリー)
媒体:CM
制作年:1994年
コピーライター:小野田隆雄
資料:https://youtu.be/XmfLDpIZTY0

◆背景分析(1994年)
流行語:
・同情するならカネをくれ
・イチロー (効果)
・すったもんだがありました
・就職氷河期

・細川内閣、羽田内閣、村山内閣
・松本サリン事件
・ジュリアナ東京閉店
・関空開港
・プレイステーション発売

◆所感まとめ
当時CMディレクターだった市川準が監督するCFが素晴らしく、コピーの効果をより大きくしている。キャスティング(長塚京三、田中裕子)、音楽、ストーリー、コピー。すべてが一体となって商品の周囲に漂う空気感を演出している。
表現の面では、「遠い日の花火」という比喩と、「ではない」という否定、これらによる効果が大きい。ロマンチックな印象を覚える表現と、否定による前向きな表現が合わさって、ターゲットの中年男女の心が動く効果を得ている。

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