VRChat日記:外国人のフレンド

VRChatのプレイ時間が80時間を超えた。80時間もやっていると親しくしてくれる人もできて、外国人の友人もできた。外国人の友人はもちろん、外国人とほとんど話したことのないわとりんはなんちゃって国際人になれた気がする。

外国人の友人は、韓国人と中国人、東南アジアの人々が中心だ。VRChatを始めて驚いたのが、日本語を話せる外国人がとても多いことだ。VRChatで最も多く使われている言語は英語で、その次は韓国語、その次に日本語と、日本語はVRChat内では比較的マイノリティな言語である。VRChatのUIもすべて英語で書かれており、日本人をメインターゲットにしたサービスではないことがわかる。にもかかわらず、少なくない数の外国人が日本人が多く訪れるワールド(*)に待機して日本人とコミュニケーションを取ろうとしてくる。日本人の多いワールドにわざわざ来るような人だからある程度日本語を知っていて当然のようにも思うが、日本人の感覚だと、外国人のコミュニティに行って使う言語の一番目の選択肢は英語だと思う。韓国人のコミュニティに行っても韓国語を使えないので英語を使うと思う。それなのにほとんどの外国人は日本語を使って対話を試みてくる。カタコトしかしゃべれない人もいるが、十分に意思の疎通ができるレベルの人ばかりだ。生存バイアスがかかってるのだろうが、これにはとても驚いた。どこで日本語を勉強したか尋ねると、みんな口を揃えて「アニメと音楽」と答えるのだ。僕なんか6歳の頃からアメリカのドラマ「スタートレック」を見続けているにも関わらず全くと言っていいほど英語をしゃべれないことを考えると凄いと思う。

さらにもっと興味深いことに、このようなことを外国人の友人に言うと、これもまたみんな口を揃えて「英語は難しい。日本語のほうが簡単」というのだ。これはとても意外な反応だった。日本では「日本語は難しい」「日本語は複雑」という認識が強く、それどころか「日本語は非論理的」「日本語は劣った言語だ」などと蔑まれる。そういった”グローバルな”認識は実際のところは日本人の白人に対する劣等感の現れなのではないかと思わされてしまった。

これを機会に、英語だけではなく、アジア圏の言語にもちゃんと目を向けていきたいなと思った。

*ワールド VRChat内にはワールドと呼ばれる仮想空間がいくつもあり、そこでユーザー同士がコミュニケーションをとる。


わとりんnote|wtwtringring|note(ノート)


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