無敵の人の表現の自由

 新潮45が休刊になったそうだ。クレームさえ入れれば、表現を撤回させられたり、雑誌を休刊させることもできてしまうという前例ができたという意味で、これは我々の表現の自由を脅かす出来事ではある。もちろんクレームを入れるのも自由なので、「クレームを規制しろというのか!」という問いには「NO」と言うしか無い。では、我々の表現の自由はどのようにして守られるべきか。

 いや、「我々の」と言いはしたが、実際には「我々の」ではない。筆者がいくらLGBTを罵倒しようが、フェミニストをこき下ろそうが、筆者にはなんら不利益はない。彼らがいくら筆者を罵倒しようと、全てブロックしてしまえばいいのだ。リベラルやフェミニストがそうしているように。
 そして、筆者には何ら失うものはない。ジェムズガン監督のような高名であったり、大きな収入源を持っていたり、労働者であったり、有名人だったり、クレームが入ることで仕事や収入源が断たれるようなことはない。ここに我々の表現の自由の真髄があると思う。

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